ロータス・ブリムストーンとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ロータス・ブリムストーン
学名

Dorycnium hirsutum 

英名
Hairy canary clover
科名
マメ科
属名
ドリグニウム属
原産地
地中海沿岸、ポルトガルなど

ロータス・ブリムストーンの特徴

ロータス・ブリムストーンは、地中海沿岸部に分布するマメ科の多年草。水はけの良い土壌を好んで自生しています。

ロータス・ブリムストーンは、クリームイエローの新葉が美しく、ふわふわとしたやわらかい質感にも魅力があります。枝先からの葉色のグラデーションがきれいで、庭植えや寄せ植え、ハンギングバスケットのアクセントに使うカラーリーフとして人気があります。ブリムストーンには硫黄の意味があり、若葉の葉色から硫黄が連想されてその名が付けられたと言われています。初夏にピンク味を帯びた白色の小花が咲きます。株が育つと根元は徐々に木質化して低木のようになっていきます。

ロータス・ブリムストーンは暑さ寒さに強く、環境が合えば生育旺盛でよく育つ植物ですが、日本の気候が合わないせいか突然枯れてしまうこともあります。挿し木で別株を作って育てておくと安心です。

ロータス・ブリムストーンの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20㎝~60㎝
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色
開花時期 5月~7月

ロータス・ブリムストーンの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け植え替え
肥料
挿し木

ロータス・ブリムストーンの栽培環境

日当たり・置き場所

ロータス・ブリムストーンは日当たりの良い場所を好みます。過湿による蒸れに弱い性質があるので、風通しの良い場所に置きましょう。

温度

ロータス・ブリムストーンの耐寒温度は-10℃くらいです。

用土

ロータス・ブリムストーンは水はけの良い用土を好みます。市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

ロータス・ブリムストーンの育て方のポイント

水やり

ロータス・ブリムストーンは湿気が苦手です。土の表面が乾いてから株元に水やりしましょう。

肥料

ロータス・ブリムストーンは、地植え鉢植えともに、春と秋に緩効性肥料を少量与える程度で十分に育ちます。

病害虫

ロータス・ブリムストーンは、特に病害虫の心配はありません。

ロータス・ブリムストーンの詳しい育て方

選び方

ロータス・ブリムストーンの苗は、株元からふんわりと育っていて株がぐらついていないものを選びましょう。株元が枯れていたり、ぐらついているものは避けます。

植え付け

ロータス・ブリムストーンの植え付け適期は春か秋です。

地植えの場合は、水はけが悪い場所には腐葉土を混ぜて水はけの良い環境をつくってから植えましょう。

剪定・切り戻し

ロータス・ブリムストーンは、花後や枝が伸びすぎたときに切り戻しを行います。また、枝が混み合ってしまったときには、枝を間引いて枝数を少なくすることで株元まで日が届くようになります。切り戻しや間引きを行うと、風通しが良くなり蒸れを防止したり、下葉の生長を促すことができます。

植え替え・鉢替え

地植えのロータス・ブリムストーンは、植え替えの必要はありません。

鉢植えのロータスブリムストーンは、数年そのままにしておくと鉢の中が根でいっぱいになり地上部の生長が悪くなります。2年に一度くらい、春か秋に一回り大きい鉢に植え替えしましょう。

大きくしたくない場合は、根を少しカットして同じ鉢を使って新しい土に植え替えます。その際は、地上部も切り戻ししてコンパクトに整えましょう。

ロータス・ブリムストーンは初夏にピンク味を帯びた小さな白い花を咲かせます。

夏越し

ロータス・ブリムストーンは蒸れに弱い性質があるので、長雨にあたると株が弱ります。梅雨など雨が長く続くときには、鉢植えは軒下などに移動させましょう。

冬越し

ロータス・ブリムストーンは寒さに強いので、温暖地では特別な冬越し対策は必要ありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ロータス・ブリムストーンは、挿し木で増やすことができます。挿し木の適期は春です。

枝の先から15㎝ほどを切り取って挿し穂をつくり、下の方の葉を取り除いて水揚げし、挿し木用の土に挿します。根付くまで明るい日陰で水を切らさないように管理しましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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