バイモユリとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • バイモユリはフリチラリアの仲間の多年草です。俯くような釣り鐘型の花を咲かせます。清楚で可憐な印象の花です。半日陰を好みますが、夏の蒸れに弱いので注意が必要です。
  • 春から始めるガーデニングのメリット
  • バイモユリ実
植物名
バイモユリ
学名

Fritillaria verticillata

和名
貝母百合
別名・流通名
アミガサユリ
科名
ユリ科
属名
バイモ属(フリチラリア属)
原産地
中国

バイモユリの特徴

バイモユリは、ユリ科バイモ属の多年草です。もとは中国から薬用植物として渡ってきましたが、花の美しさから観賞用として育てられるようになりました。

バイモユリという名前は、漢字で「貝母百合」と書き、中国での生薬名である「貝母」が語源となっています。「貝母」とは地中の球根が2枚の貝を合わせたような形状をしていることに由来します。

また、アミガサユリという別名は、花びらの外側に淡いグリーン、内側に紫色の編み目模様があることから、編み笠に見立てて名付けられました。

バイモユリは、草丈50~80cm程度、華奢な茎から伸びる細い葉は先端がくるりと巻きひげ状になり、周囲の植物に絡みついて支えとします。花は白に近い淡いグリーンの釣鐘型で、うつむくように咲く姿が印象的です。花の後にできる実は六角形で、中に平たく薄い種が入っています。

絵画のような草姿と楚々とした花が美しく、観賞用として愛され育てられますが、高温多湿に弱く、夏越しができずに終わってしまうことも多いようです。

バイモユリの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 50~80cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 白に近い淡いグリーン
開花時期 3月~4月

バイモユリの花言葉

 

バイモユリの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け(球根)
植え付け(苗)

バイモユリの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。夏は風通しの良い明るい半日陰に移動させるようにしましょう。庭植えより鉢植えの方が管理が容易です。

温度

高温多湿が苦手です。

用土

市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

バイモユリの育て方のポイント

水やり

表土が乾いたらたっぷりと水やりします。

肥料

春の開花前に緩効性肥料を施します。

病害虫

特に目立った病害虫の被害はありません。

バイモユリの詳しい育て方

選び方

葉が茶色くなっていないもの、花芽が上がっている株を選びましょう。

植え付け

球根の植え付け適期は10月です。苗は3月~4月に植え付けます。

剪定・切り戻し

花が終わったら花茎の付け根から切り取るようにします。葉は残してしっかり光合成させ、球根を太らせます。

植え替え・鉢替え

数年に1度、一回り大きな鉢に植え替えます。

バイモユリ

バイモユリは、釣鐘型の花をうつむくように咲かせます。

夏越し

夏の高温多湿が苦手です。風通しの良い明るい半日陰に移動させましょう。

冬越し

冬は地上部が枯れたようになって越冬します。水やりを控え目にして、春の芽吹きを待ちましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

分球で増やせます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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