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エノコログサとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • エノコログサの種類
植物名
エノコログサ
学名

Setaria viridis

英名
Green bristlegrass, Green foxtail
和名
狗尾草
別名・流通名
猫じゃらし
科名
イネ科
属名
エノコログサ属
原産地
ユーラシア大陸

エノコログサの特徴

エノコログサは、イネ科エノコログサ属の一年草。猫じゃらしという呼び名でも親しまれている野草です。5月~9月に細い茎の先に長細い花穂を付けます。色鮮やかな花というものは咲かず、この穂が花です。長さ3~7cm程度、色はグリーンで、総苞毛と呼ばれる毛でおおわれ、ふわふわとしたフォルムをしています。猫じゃらしという別名は、風に揺れる穂に猫がじゃれつく様子に由来します。また、エノコログサという名前は漢字にすると「狗尾草」、狗は犬のことなので、犬の尾のような草というのが由来です。イヌコログサではなく、エノコログサと発音するのは、どこかの時代に訛ってしまったからではないかといわれています。学名の属名である Setaria は、エノコログサの穂にある針のような細かい毛に由来します。

エノコログサが日本にやってきたのは縄文時代、アワが伝来した際に一緒にはいってきたのではないかと伝わっています。エノコログサもアワと同じイネ科ですが、エノコログサが食用になるのかどうかはわかりません。スズメのような小鳥たちが好んでついばんでいる様子は、よく見かけます。

エノコログサの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20~70cm
耐寒性 弱い
耐暑性 普通
花色 グリーン
開花時期 5月~9月

エノコログサの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
観賞期

エノコログサの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い開けた場所に自生します。

用土

あまり土壌は選びません。

鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

エノコログサの育て方のポイント

水やり

降雨に任せて問題ありません。

鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。

エノコログサの詳しい育て方

選び方

葉の色つやの良いもの、茎が折れていないものを選びましょう。

種まき

秋に熟した穂をほぐして、とりまきします。

植え付け

春から初夏の暖かい時期に植え付けます。植え付け後はたっぷりと水やりしましょう。

エノコログサ

エノコログサは、5月~9月に動物のしっぽのようなふわふわとした花穂をつけます。風に揺れる花穂に猫がじゃれつくというのが、猫じゃらしという別名の由来です。

収穫

花穂は切って風通しの良い場所に吊るしておけば、ドライフラワーとして楽しむことができます。

冬越し

冬には枯れる一年草です。特に必要な冬越しの作業はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種まきで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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