リシマキアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- リシマキア
- 学名
Lysimachia
- 科名
- サクラソウ科
- 属名
- オカトラノオ(リシマキア)属
- 原産地
- 北アメリカ、ヨーロッパ、南アフリカ
リシマキアの特徴
リシマキアは、サクラソウ科オカトラノオ属の一年草、または多年草。北アメリカ、ヨーロッパ、南アフリカに約150種が分布していますが、ガーデニングや切り花で流通している種類は数種類しかないといわれています。
リシマキアは、ヌンムラリアのように常緑でほふく性のものから、アトロプルプレアやプンクタタ、オカトラノオのように立性の種類まであります。
リシマキア・ヌンムラリアは、常緑で、丸みを帯びた葉がかわいらしく、ほふく性でよく分枝して横に広がっていく特性から、グランドカバーとして利用されます。また、リシマキア・ヌンムラリア・オーレアは、リシマキア・オーレアとも呼ばれ、葉色が明るいライムグリーンの品種です。ヌンムラリアは日照条件が良ければ、黄色い花を咲かせることがあります。
リシマキアの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 5~100cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 黄、白、紫、赤、複色 |
開花時期 | 4月~8月(品種により異なる) |
リシマキアの種類
リシマキア・ヌンムラリア
リシマキア・ヌンムラリアは、ほふく性の品種です。丸みを帯びたグリーンの葉は密度が高く、横に広がるように伸びていくことから、グランドカバーとして利用されます。
湿り気のある場所を好み、日向から半日陰で育てられます。日当たりが良い場所では夏に黄色い花を咲かせます。冬は葉を減らす半常緑性です。
リシマキア・オーレア(リシマキア・ヌンムラリア・オーレア)
リシマキア・オーレアは、リシマキア・ヌンムラリアの仲間で、明るいライムグリーンの葉の品種です。特徴はリシマキア・ヌンムラリアとほぼ同じですが、花は咲きにくい傾向があります。
リシマキア・アトロプルプレア ‘ボジョレー’
リシマキア アトロプルプレア ‘ボジョレー’は、立性の品種。シルバーリーフと赤紫色の花穂が美しく、草丈も30~40cmほどまで生長するので、花壇を華やかにしてくれます。
リシマキアの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え |
リシマキアの栽培環境
日当たり・置き場所
日向から半日陰を好みます。
用土
保水性と排水性の良い土壌を好みます。
鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。
リシマキアの育て方のポイント
水やり
根付いてからは降雨に任せて問題ありません。リシマキア・ヌンムラリアは、極端な乾燥が苦手なため、乾燥が続くようなときは、様子を見て水やりしましょう。
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。
肥料
生育の様子を見て、悪いようであれば施肥を行ってください。
病害虫
特に目立った病害虫の被害はありません。
リシマキアの詳しい育て方
選び方
葉の色が良いもの、徒長していないものを選びましょう。
植え付け
植え付け適期は、3月~4月、9月~10月です。植え付け後は根と土をなじませるように、たっぷりと水やりしましょう。
剪定・切り戻し
伸びすぎたと感じたら適宜剪定を行ってください。
植え替え・鉢替え
植え替え適期は、3月~4月、9月~10月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。
花
4月~8月に花を咲かせます。花は品種によって異なります。リシマキア・ヌンムラリアは黄色の星のような小花を、アトロプルプレアやプンクタタ、オカトラノオなどは、黄や紫、白などの花穂を咲かせます。
収穫
立性のヌンムラリアの花が咲いたら、切り花にして生けて楽しむことができます。
冬越し
冬は地上部がなくなるか、葉を減らして越冬します。見苦しくなったと感じたら短く切り戻して、春の芽吹きを促すようにしましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。