サイネリアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- サイネリア
- 学名
Pericallis ×hybrida
- 英名
- Cineraria、Florist’s Cineraria
- 和名
- 蕗桜(フキザクラ)
- 別名・流通名
- シネラリア、富貴菊(フウキギク)、フキギク
- 科名
- キク科
- 属名
- ペリカリス属
- 原産地
- カナリア諸島
サイネリアの特徴
サイネリアは、キク科ペリカリス属の多年草。本来は多年草ですが、高温多湿に弱いため、日本では一年草として扱われています。
冬に鉢ものや苗ものとして流通し、カラーバリエーションがとても豊富で、一重咲きのほか蛇の目咲きなど咲き方も多様です。半球状にこんもりと育つ株は、冬から春にかけてたくさんの花が開花します。ひとつひとつの花持ちが良いため、切り花としての流通も増えています。
サイネリアの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20~60cm程度 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 弱い |
花色 | 青、紫、ピンク、白、赤、複色 |
開花時期 | 11月~4月頃 |
サイネリアの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
サイネリアの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い環境を好みます。冬の間は室内の日当たりの良い場所での管理が適当です。5℃を下回らない場所なら外でも栽培可能です。
用土
サイネリアは、有機質に富んだ保水性の良い土を好みます。市販の草花用の培養土でも栽培可能です。
サイネリアの育て方のポイント
水やり
乾燥、過湿とも弱いので、水やりはタイミングよく行いましょう。鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与えます。冬の水やりは、午前中に行います。夕方以降の水やりは、夜間に気温が下がり、根が傷む可能性があるため避けましょう。
肥料
植え付けの際に、元肥として遅効性肥料を混ぜ込んでおきます。追肥は、緩効性肥料か液体肥料を既定の頻度を守って与えます。真冬は肥料を吸収しないので、控えめに施します。
サイネリアの詳しい育て方
選び方
主に鉢ものとして流通していますが、最近は改良品種が苗ものとしても出回っています。下葉まで色がきれいなつぼみの多い株を選びましょう。
種まき
9月に育苗ポットにまき、良い芽を残して育苗するのが手軽な方法です。発芽に光が必要なため、土はかぶせません。発芽まで水を切らさないようにしましょう。
植え付け
サイネリアは、ポット苗より鉢もので流通していることが多い草花です。鉢に根が回っていなければ、植え替えずにそのまま管理することも可能です。ポット苗は、1~2回り大きな鉢に植え替えましょう。
剪定・切り戻し
花が一通り終わったら、全体的に切り戻しをしておくと新たな花芽ができます。
花
11月~4月頃が開花時期です。終わった花茎は、こまめに摘み取ると次々と花を咲かせます。
収穫
切り花として楽しむことができます。近年は、切り花の流通量も増えています。
夏越し
サイネリアは本来は多年草ですが、暑さや湿気に弱いので、高温多湿の日本では一年草として扱うのが一般的です。
夏越しをさせる場合は、一通り花が終わったら切り戻し、風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。
冬越し
霜に当たると弱るため、真冬は室内の日当たりの良い場所で管理します。春になったら、少しずつ外に出して環境に慣れさせましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木をすることもできますが、真夏を越すことが難しいので種で増やすのが一般的です。