サイネリア(シネラリア)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- サイネリア(シネラリア)
- 学名
Pericallis ×hybrida
- 英名
- Cineraria、Florist’s Cineraria
- 科名
- キク科
- 属名
- ペリカルリス属
- 原産地
- カナリア諸島
サイネリア(シネラリア)の特徴
日本では冬の鉢花として流通しているサイネリア。「シラネリア」の名前でも知られています。 18世紀から品種改良が続けられており、濃い黄色とオレンジ以外はほとんどの花色が揃っています。蛇の目模様などバリエーションも様々。冬の花壇に鮮やかな色彩を与えてくれる貴重な存在です。
サイネリアの 和名は「フキザクラ(蕗桜)」。葉の形がフキ(蕗)に似ていることからつけられました。おめでたい「富貴」の字をあてた「フキギク」「フウキギク」の呼び名もあります。
サイネリア(シネラリア)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20cm~60cm程度 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
花色 | 青、紫、ピンク、白、赤など |
開花時期 | 1月~4月頃 |
サイネリア(シネラリア)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 |
サイネリア(シネラリア)の栽培環境
日当たり・置き場所
サイネリアは、日当たりを好みます。サイネリアの鉢物は冬から流通していますが、霜に当たると弱るので、冬場の置き場所は夜間のみ室内で管理し、晴れた日は外で日光に当てるなどの工夫が必要です。
用土
サイネリアは、有機質に富んだ水持ちの良い用土を好みます。
サイネリア(シネラリア)の育て方のポイント
水やり
鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。できるだけ花に水がかからないように水やりをしましょう。
肥料
生育期、開花期を通して常に肥料が必要です。植え付けの際に遅効性肥料を混ぜ込んでおき、その後は10日に1度ほどのペースで液肥を与えましょう。
サイネリア(シネラリア)の詳しい育て方
種まき
9月に育苗ポットにまくのが簡単な種まきの方法です。発芽に光が必要なため、土はかぶせません。水を切らさないようにして、本葉が6~7枚ほど出たところで鉢やプランターに移植します。
植え付け
サイネリアは、ポット苗より鉢もので流通していることが多い草花です。鉢に根が回っていなければそのまま管理することも可能です。霜に当たると株が弱るので、庭植えは春暖かくなってからにしましょう。
剪定・切り戻し
花が一通り終わったら、全体的に切り戻しをしておくと、新たな花芽ができてきます。
花
1月~4月頃に花を咲かせます。終わった花は、こまめに摘み取ると次々と花を咲かせます。
夏越し
サイネリアは本来は多年草ですが、暑さや湿気に弱いので、高温多湿の日本では一年草として扱うのが一般的です。
冬越し
本格的な寒さが来る前に植え付けをしましょう。耐寒性はありますが、鉢もののサイネリアは、冷え込む晩は室内に移動させましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
サイネリアは、種で増やすことができます。挿し木をすることもできますが、真夏を越すことが難しいので種で増やすのが一般的です。