ガザニアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ガザニア
学名

Gazania rigens

英名
Gazania
科名
キク科
属名
ガザニア属
原産地
南アフリカ

ガザニアの特徴

ガザニアは、南アフリカが原産の多年草です。鮮やかな色彩とさまざまな花色が魅力の草花で、春から秋までと長期間開花し、シルバーリーフなど葉が美しい品種もあります。花は光が当たると開くため、朝に開き、夜や曇りの日には閉じる性質があります。鮮やかな花色は強い日差しの中でも引き立ちます。

丈夫で強い日差しや乾燥に強い反面、寒さや高温多湿に弱く、一年草として扱われることもありますが、品種改良で耐寒性のあるものも多く流通し、関東より西では十分に冬越しできます。光に反応して開く性質があるため、日当たりが良く、水はけが良い場所なら放任で毎年花が開花します。

ガザニアの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20~30cm
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色 赤、ピンク、オレンジ、黄、白、複色
開花時期 4月~11月

ガザニアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
肥料
開花

ガザニアの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良いところを好みます。ガザニアの花は光に反応して開く性質なので、極端に暗い場所では開花できません。

用土

乾燥気味の水はけの良い土を好みます。水はけが悪い場合は、軽石、パーライト、腐葉土などをすきこみ、土壌改良をしてから植え付けましょう。

鉢植えは、草花用の培養土で栽培可能です。

 

ガザニアの育て方のポイント

水やり

乾燥には強い性質です。水のやりすぎは根腐れの原因になります。

地植えは、根づくまでは土が乾いたら水やりを行い、根づいた後は降雨に任せます。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと水やりをします。

肥料

多肥の必要はありません。

地植えは、自然の循環ができている土は与えなくてもよい場合があります。花つきや生育が悪いようなら緩効性肥料もしくは液体肥料を施します。

鉢植えは、春と秋に緩効性肥料を規定量施しましょう。

病害虫

病気
うどんこ病と葉腐病が発生します。特に葉腐病は葉に斑点が出た後株全体に広がり枯れてしまうので発見したら早めに葉を取り除いて対処しましょう。

害虫
スリップスやハマキムシが発生します。

ガザニアの詳しい育て方

選び方

徒長していないもの、株元がグラグラしていない根がはったもの、葉の色がきれいでつぼみがたくさんある苗を選びましょう。

種まき

種まきの適期は4月と9月ですが、秋にまくと冬越しが必要なので、4月にまく方が簡単です。

箱にまいて本葉が3枚くらいになったらポットに移植して育苗するか、ポットに直接まいて良い芽を残して育苗すると移植の手間が省けます。

ガザニアの種は嫌光性なので、種をまいたら必ず覆土をしましょう。1週間程度で発芽します。

植え付け

春か秋が植え付け適時です。ガザニアは日当たりを好み過湿を嫌います。花壇では高植え気味に植え付けましょう。

冬に土が凍るような場所への地植えは不向きです。寒冷地では鉢植え栽培が向いています。

剪定・切り戻し

蒸れには弱いので、梅雨の間や真夏に切り戻しをかねて剪定するとよいでしょう。風通しの良い苗にしておくことは、病害虫の予防にもなります。

植え替え・鉢替え

春か秋が植え付け、植え替えの適時です。

ガザニア

ガザニアの花は、4月から11月の長期間開花します。終わった花は、花茎の根元でカットしましょう。

夏越し

暑さには強いですが蒸れには弱いため、長時間雨が続く場合は、鉢を軒下などに移動させましょう。

冬越し

ガザニアは耐寒性がさほどないので、寒冷地では株を掘り起こして、室内で管理します。

平地や暖地では株元に腐葉土等を敷いてマルチングをすると露地での冬越しが可能です。霜にはやられないように注意しましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ガザニアは種まき、株分け、さし芽で増やすことができます。F1品種は種ができなかったり、まいても親株と同じ花が咲かないことがあります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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