カツラ(桂)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- カツラ(桂)
- 学名
Cercidiphyllum japonicum
- 英名
- Katsura
- 和名
- 桂、コウノキ
- 科名
- カツラ科
- 属名
- カツラ属
- 原産地
- 日本
カツラ(桂)の特徴
カツラ(桂)は、カツラ科カツラ属の落葉樹です。葉は、丸やハートのようなかわいい形で、公園や街路樹としてよく見られ、最終樹高は20~30m程度になる高木です。
雌雄異木で、葉が出る前に赤い花が開花し、開花期は木全体がうっすらと赤く染まります。花の終わりごろから出る若葉や新緑、青葉は非常に魅力的であるとともに秋の黄葉も大変美しい木です。
剪定である程度低めに仕立てることはできますが、個人宅に植栽する場合は広いスペースが必要です。
カツラ(桂)の詳細情報
園芸分類 | 庭木、落葉 |
---|---|
草丈・樹高 | ~30m程度 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 赤 |
開花時期 | 4月~5月 |
カツラ(桂)の種類
カツラ・レッドフォックス
Cercidiphyllum japonicum ‘Red Fox’
新緑が紅紫色の園芸品種。夏の葉は緑色に変化する。
シダレカツラ
Cercidiphyllum magnificum f. pendulum
カツラの枝垂れ品種
カツラ(桂)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
開花 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
剪定 | ||||||||||||
肥料 |
カツラ(桂)の栽培環境
日当たり・置き場所
カツラ(桂)は、日当たり~半日陰程度を好みます。耐寒性はあるため、全国で植栽可能です。
樹高が30m近くまで生長する可能性があるとともに根が広く張るため、建物やライフライン付近への植え付けは避けましょう。落葉樹なので、落葉がそのまま土に還るような場所に植え付けた方が掃き掃除の手間が少ないでしょう。
用土
適度な湿り気のある肥沃な土を好みます。
カツラ(桂)の育て方のポイント
水やり
植え付けてしばらくは、土の表面が乾いたら水やりをしましょう。根付いてからは、降雨に任せます。
肥料
植え付け時に元肥を入れた以降は、2月~3月に寒肥を株元周辺に埋めます。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
カツラ(桂)の詳しい育て方
選び方
カツラ(桂)の苗木は、単幹と株立ち樹形が流通しています。好みの枝ぶりの苗木を選びましょう。
植え付け
植え付け適期は、落葉期です。
根鉢のサイズの倍の幅と深さの穴を掘り、腐葉土や堆肥を土に混ぜ込んで植え付けましょう。植え付けたらたっぷりと水やりを行います。植え付け直後はぐらつきやすいため、しばらくは注意深く様子を見るようにしましょう。支柱などを添えて保護するのもよいでしょう。
剪定・切り戻し
剪定は落葉中に行います。カツラ(桂)は自然樹形が美しい樹木なので、枯れ枝や混みあっているなどの不要枝を剪定します。枝の途中で剪定をすると、そこから芽吹いて樹形が乱れるので注意しましょう。
花
カツラ(桂)は雌雄異株で、雄花と雌花では形状が違います。いずれも春から初夏に、葉が出る前に赤い花が開花します。
冬越し
秋に黄色く色づいた後、落葉します。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種で増やすことができます。雌雄異株なので、種は雌木にしか実りません。