アメリカデイゴ(カイコウズ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • デイゴ
  • 科名:マメ科 分類:落葉高木 デイゴは真赤な花を咲かせるマメ科の落葉高木です。耐寒性が弱い花木です。
植物名
アメリカデイゴ(カイコウズ)
学名

Erythrina crista-galli

英名
Cockspur coral tree
和名
カイコウズ(海紅豆)
別名・流通名
ホソバデイゴ
科名
マメ科
属名
デイゴ属
原産地
南アメリカ

アメリカデイゴ(カイコウズ)の特徴

アメリカデイゴは、マメ科デイゴ属の落葉高木。デイゴの近縁種です。デイゴと違い耐寒性があるので、関東以西の暖地で育てられます。街路樹や庭園などに植栽されているのを見かけます。また、鹿児島県の県木にもなっています。

アメリカデイゴは、7月~8月に真赤な花を咲かせます。気温が高ければ、6月~9月頃まで咲いていることもあります。花は捻じれて下を向き、しべ類は花の中央から突き出すように咲くのが特徴です。ホソバデイゴという別名があるように、葉はデイゴに比べて細く楕円に近い卵型で、色は深いグリーンです。

日本には明治時代に渡来したとされていて、古くからカイコウズ(海紅豆)と呼ばれてきました。この名前はナンバンアカアズキという植物の中国名で、間違って呼ばれるようになったのではないかとされています。

アメリカデイゴ(カイコウズ)の詳細情報

園芸分類 庭木、落葉
草丈・樹高 5~8m
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色
開花時期 7月~8月

アメリカデイゴ(カイコウズ)の種類

デイゴ

デイゴAdobeStock

学名:Erythrina variegata

デイゴは沖縄県の県花に指定されています。耐寒性が弱く熱帯を好むので、主に沖縄や小笠原諸島で植栽されています。

サンゴシトウ

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学名:Erythrina × bidwillii

サンゴシトウは、アメリカデイゴを元に作られた交雑種。花はあまり開かず細いのが特徴です。

アメリカデイゴ(カイコウズ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

アメリカデイゴ(カイコウズ)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所に植え付けましょう。

用土

保水性が高く、水はけの良い土壌を好みます。

アメリカデイゴ(カイコウズ)の育て方のポイント

水やり

植え付けてから根付くまでは乾燥させないように注意しましょう。根付いてからは降雨に任せて問題ありません。夏の乾燥が続くような時は、様子を見て水やりしてください。

肥料

新芽が動き出す前の3月~4月に緩効性肥料を株元に施します。

病害虫

カイガラムシが付きやすい樹木です。特に日当たりや風通しといった条件の悪い場所では発生しやすいので気をつけましょう。カイガラムシは、柔らかいうちであれば歯ブラシでこそげ落とせます。固くなってしまっていたら傷んだ枝は剪定をし、薬剤を散布してください。

アメリカデイゴ(カイコウズ)の詳しい育て方

選び方

株元がしっかりとしていて葉が変色していないもの、病害虫の被害にあっていないものを選びましょう。

植え付け

4月~6月が植え付け適期です。

大きくなるので、鉢植えで育てるのは難しい庭木です。大きくなることを想定して日当たりの良い場所に植え付けましょう。

剪定・切り戻し

アメリカデイゴは、新しく伸びた枝先に花を咲かせます。剪定が遅いとその年の花を楽しめなくなってしまうので、樹形を整える剪定は3月までには済ませるようにしましょう。

花が終わった直後に枝の付け根から3~4節残して切り戻すと、ひと夏に数回花を楽しめます。

植え替え・鉢替え

移植を嫌う庭木です。植え替えの必要のないように植え付けましょう。植え替える際は根を傷つけないように注意します。

デイゴ

7月~8月の盛夏に開花します。真赤な花は遠くからも目を奪われるような鮮やかさです。

冬越し

霜が降りるような地域ではマルチングを施して防寒してください。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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