ヒメウツギの育て方|植物図鑑

植物名
ヒメウツギ
学名
Deutzia gracilis
英名
Japanese Snowflower
科名
ユキノシタ科
属名
ウツギ属
原産地
日本

ヒメウツギの特徴

冬になると葉を落とし、春になると新しい芽を枝につける落葉低木のヒメウツギ。古くから日本全域に分布しています。低木は3m以下の樹木を差しますが、ヒメウツギは成長しても2m満たないくらいでしょう。背丈がそこまで大きくなく、手の届く範囲で剪定できることから一般家庭でも植えられる機会の高い樹木です。ヒメウツギの花は純白。天に向かって花開くのではなく、斜め45度下の地面に向かい花が咲きます。5枚の花弁が開くと直径2㎝程になります。葉は6㎝程度の楕円で濃い緑色ですが、葉裏に毛が無いのが特徴です。ザラザラする肌触りではなくツルツル滑ります。

ヒメウツギの詳細情報

園芸分類 庭木、落葉
草丈・樹高 ~2m程度
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色
開花時期 5月~7月頃

こんなに保存できるの?ヒメウツギの種保存方法!

種は一般的に収穫したらすぐ蒔くか、一年以内の適期に植え付けます。しかし、ヒメウツギのタネは一年ならずとも二年、三年と種を保存できる種類なのです!採取した後、ひんやりとした場所で乾燥しないように保存するのが普通ですが、ヒメウツギの種は乾燥に耐えうるのです。高温状態だと誤って発芽してしまう恐れがありますが、常温状態であればどこに保存していても大丈夫。果肉の付かないタイプの種なのでこのような保存が出来るのです。採取した種を人にプレゼントするのも良いですね!

遥か昔の日本人の心に届いたヒメウツギ

日本原産のヒメウツギは古くから人々に愛されてきました。その証拠に日本最古の和歌集である「万葉集」にてヒメウツギの唄が読まれています。その数なんと24首。ヒメウツギとの明記ではなく、空木とされたり「卯の花」と言葉の形は変えられていますが、それらはヒメウツギです。ひっそりと咲くあまり主張をしない花は歌を歌う人の繊細な心にその姿が捉えられていたようです。是非万葉集から探して読んでみて下さい。

ウツギの名ははダジャレでつけられた?

ヒメウツギは漢字で書くと「姫空木」となります。ウツギとはどういった意味なのでしょう。漢字を見ると空の木となっていますね。この「空」は天の空ではなく、何もない「空」つまり「カラ」という意味なのです。ウツギの木はその中が空洞になっています。何もない「カラ」の木だから「空木(ウツギ)」とされました。しかしこれ意以外にも語源があります。ウツギは古くから木釘として使われてきました。この木釘を打つ。「打つ木」→「うつき」→「ウツギ」と名前が変化したとされています。ちょっとした言葉遊び、今でいう駄洒落ですね!

ヒメウツギの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
植え替え
剪定
肥料
開花
収穫

ヒメウツギの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりを好みます。

用土

地植えの場合は苗を植え付ける場所に腐葉土を多目に混ぜ合わせましょう。元肥として有機性肥料も散布します。鉢植えの場合は赤玉小土と腐葉土を混ぜ合わせ栄養分を高めます。また、風通しを良くするためにピートモスなども混ぜ合わせると良いでしょう。

ヒメウツギの育て方のポイント

水やり

乾燥大敵!水やりは小まめに行いましょう。特に夏の晴れた暑い日はすぐに土が乾いてしまうので、一日二回水やりを行っても多すぎることはありません。地植えの場合は雨水で補えますが、やはり夏の暑い日に限っては適度に水やりを行いましょう。

肥料

追肥は生育期に行いましょう。地植えの場合株元に油粕肥料を与えると栄養を沢山吸収し育ちが良くなります。鉢植えの場合は緩効性化成肥料を月に一回ほどやると順調に成長してくれるでしょう。鉢植えの場合は株から距離を取って肥料を置いてください。

病害虫

暖かい時期にうどんこ病が発症します。これは葉が白くなってしまい光合成が出来なくなる病気です。湿度の高い場所に発生するので葉同士の風投資をよくしましょう。うどんこ病が出てしまったら早めに薬剤を散布し広がらないようにします。

ヒメウツギの詳しい育て方

選び方

ヒメウツギは3m程の木に成長しますが、苗で売られている場合は30㎝にも満たない細い幹と枝の場合が多いです。ひょろりと頼りない見た目ですが、この太さは後に成長するので心配ありません。幹にカビなど病気が付いていないかだけ注意してみてから苗を購入しましょう。

種まき

育苗ポットを用意し種を蒔きます。この時、用土は湿った状態にあると良いでしょう。一度に多く蒔くのではなく、3つほどに抑えて様子を見ます。水は与え過ぎないように霧吹きで掛けましょう。発芽した中で、大きい物を選び植え替えをします。

植え付け

地植えの場合、苗についている土を良くほぐして根を解放状態にしてから植えつけます。土とよく慣らしましょう。鉢植えは苗がぐらつかないようにしっかり固定します。土を多く被せることによって固定できます。

剪定・切り戻し

花後に剪定を行います。この時期になると枯れた枝、元気のない枝が良くわかるのでそのような枝から率先して剪定して下さい。また、重なり合って成長してしまった枝も剪定対象です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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