コトネアスターとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
コトネアスター
学名

Cotoneaster

科名
バラ科
属名
コトネアスター(シャリントウ)属
原産地
ヨーロッパ、北アフリカ、東アジア、シベリア

コトネアスターの特徴

コトネアスターはヨーロッパからアジアまで広範囲に分布する、バラ科の落葉または常緑の低木です。地面を這うように横に大きく枝を広げる姿が美しく、グランドカバーとしても人気があります。斜面や高さがある場所に植えると、大きく枝垂れるように枝が広がっていく様が見事です。

コトネアスターは秋から冬に直径1㎝に満たない小さく真赤な果実を実らせます。コトネアスターの果実は食用にはできませんが、冬の色の少ない景色の中に鮮やかな彩りを与えてくれます。

コトネアスターは冬の赤い果実ばかりが注目されがちですが、花も見事です。コトネアスターの花は初夏、5~6月頃に開花します。真白で小さなユキヤナギのような可愛らしい花です。

コトネアスターの詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
草丈・樹高 2m
耐寒性 強い
耐暑性 強い
耐陰性 普通
花色 白、ピンク
開花時期 5~6月

コトネアスターの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
植え替え
結実

コトネアスターの栽培環境

日当たり・置き場所

コトネアスターは日当たりよく、水はけのよい場所を好みます。這うように大きく横に枝を伸ばしていくので、ゆったりとスペースを確保しましょう。

用土

コトネアスターは丈夫で育てやすい庭木ですが、極端な乾燥は苦手です。水はけよく保水性のある土壌に植え付けましょう。

鉢植えのコトネアスターは市販の培養土で問題なく育ちます。

コトネアスターの育て方のポイント

水やり

地植えのコトネアスターは根付いてからは特に水やりの必要はありません。夏期など極端な乾燥が続いた時は、朝か夕方にたっぷりと水やりを行います。

鉢植えのコトネアスターは表土が乾いて白っぽくなったら、たっぷりと水やりします。

肥料

開花前と秋の結実前に緩効性肥料を適宜与えます。

病害虫

特に目立った病害虫の被害はありません。

コトネアスターの詳しい育て方

選び方

コトネアスターは主幹がしっかりとしていて、葉のツヤのよい株を選びましょう。

植え付け

コトネアスターの植え付けは開花前の3~4月か、秋の暖かい日に行います。植え付け後はたっぷりと水やりをしましょう。

仕立て方

コトネアスターは自然に樹形が整う庭木です。特に仕立てる必要はありません。

剪定・切り戻し

コトネアスターは、枝が混みあってきたら重なっている枝や生長の悪い枝を整理するようにします。その他大きな剪定は、落葉性の品種であれば落葉期に行います。

常緑の品種は花が終わった後早めに剪定を行えば、翌年の花付きに影響しません。

植え替え・鉢替え

コトネアスターは鉢底から根が出てくるようになったら、1~2回り大きな鉢に植え替えてください。植え替えは開花前の春か、秋の暖かい日に行います。植え替え後は鉢底から水が流れてくるくらいたっぷりと水やりをします。

コトネアスターの花は初夏5~6月頃に開花します。花びらは5枚で、直径1㎝にも満たない小さなユキヤナギのような可愛らしい花です。

収穫

コトネアスターの実は食用にはなりませんが、秋から冬にかけてサンザシを小さくしたような、真赤な可愛らしい果実をつけます。

夏越し

コトネアスターにとって夏は生育期です。特に必要な夏越しの作業はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

コトネアスターは挿し木で増やせます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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