メリアンサス・マヨールとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- メリアンサス・マヨール
- 学名
Melianthus major
- 英名
- honey flower, honey bush
- 別名・流通名
- ハニーブッシュ
- 科名
- フランコア科
- 属名
- メリアンサス属
- 原産地
- 南アフリカ
メリアンサス・マヨールの特徴
メリアンサス・マヨールは、南アフリカ原産のフランコア科メリアンサス属の常緑低木です。メリアンサス属は、以前はメリアンサス科でしたが、分類体系の変更に伴いフランコア科になりました。メリアンサス属の中でも、メリアンサス・マヨールなど数種が観賞用に栽培されています。
メリアンサス・マヨールは青みがかったグリーンの大きな葉が美しく、印象的な庭木として人気があります。葉は長さ50cm程度の大きな羽のようなフォルムで、縁はギザギザとしています。樹高は2~3m程度、生長が早く、1年で2m程まで大きくなります。暑くて乾燥した環境を好むので、水はけが悪い場所には不向きです。また、常緑ですが寒冷地では落葉することもあります。
メリアンサス・マヨールは、初夏に咲く花も印象的です。赤褐色とも暗赤色とも言い難い大きな穂のような花を咲かせます。青みがかったグリーンの葉と深い赤褐色の花のコントラストが美しく、見ていて飽きません。メリアンサス・マヨールの花は蜜線が発達していてたくさんの蜜を作ることから、honey flower や honey bush という英名を持ちます。また、学名 Melianthus も「蜜の花」という意味のギリシャ語に由来します。ちょっと素敵な英名や学名のメリアンサス・マヨールですが、幹や葉を傷つけると独特の悪臭を放ちます。
メリアンサス・マヨールの詳細情報
園芸分類 | 庭木、常緑 |
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草丈・樹高 | 2~3m |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 暗赤色 |
開花時期 | 6月~7月 |
メリアンサス・マヨールの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え |
メリアンサス・マヨールの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。半日は日が当たるような明るい半日陰でも育てられます。
用土
水はけの良い土壌を好みます。赤玉土の小粒やパーライトなどをすき込んでおくとよいでしょう。
メリアンサス・マヨールの育て方のポイント
水やり
根付いてからは、降雨にまかせます。鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりします。
肥料
春に緩効性肥料を施します。
病害虫
特に目立った病害虫の被害はありません。
メリアンサス・マヨールの詳しい育て方
選び方
葉が黄色くなっていないもの、葉に勢いがある株を選びましょう。
植え付け
植え付け適期は、5月~6月です。しっかりと気温が上がって暖かい日が続くようになってから植え付けます。
剪定・切り戻し
横に大きく広がる樹形です。暴れすぎた枝を付け根から切り取るようにします。
植え替え・鉢替え
植え替え適期は、5月~6月です。しっかりと気温が上がって暖かい日が続くようになってから植え替えます。
花
初夏に赤褐色とも暗赤色とも言い難い独特のフォルムの花を咲かせます。
夏越し
メリアンサス・マヨールは、夏が生育期です。特に必要な夏越し作業はありません。
冬越し
冬は、水を控え目にして管理します。寒冷地では鉢植えで管理し、冬は室内に取り込むようにしましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
メリアンサス・マヨールは、挿し木で増やせます。