グレビレア・ラニゲラとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- グレビレア・ラニゲラ
- 学名
Grevillea lanigera
- 英名
- Woolly Grevillea
- 科名
- ヤマモガシ科
- 属名
- グレビレア属
- 原産地
- オーストラリア等
グレビレア・ラニゲラの特徴
グレビレア・ラニゲラは、ヤマモガシ科グレビレア属の常緑低木。樹高は20~60cm程度と低く、たくさん分枝し、ブッシュ状に横に広がっていきます。葉は長さ1~3cm程度、細い長楕円形で、縁を巻き込むようなフォルムをしています。葉の裏側に細かい毛があります。花は直径3~10mmで、内側に巻き込むような独特なフォルムをしています。花色はピンクやクリーム、花びらのように見えるのは総苞片で、中からしべ類を突き出します。主な開花期は冬から春にかけてですが、それ以外の季節にも断続的に花を咲かせます。
日当たりの良い場所を好み、乾燥に強く、樹高低く横に広がっていく性質のため、グランドカバーとして人気があります。耐寒性がやや弱いので、寒冷地では軒下で越冬させますが、関東以西では戸外で越冬可能です。冬から春にかけて花を咲かせるので、寂しくなりがちな冬の庭で重宝します。
グレビレア・ラニゲラの lanigera という種小名は、毛深いことを意味するラテン語で、葉の細かい毛に由来しています。触れるとかぶれることもあるので、肌の弱い方はグローブを着用して触るようにしてください。
グレビレア・ラニゲラの詳細情報
園芸分類 | 庭木、常緑 |
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草丈・樹高 | 20~60cm |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | ピンク、クリーム |
開花時期 | 10月~3月 |
グレビレア・ラニゲラの種類
グレビレア
- 学名:Grevillea
グレビレアは、ヤマモガシ科グレビレア属の常緑樹の総称。オージープランツとして人気があります。しべが飛び出した、下に巻き込むようなフォルムの花が独特で、鉢植えでも切り花でも人気があります。
グレビレア・ラニゲラの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
グレビレア・ラニゲラの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。耐寒性がやや弱いので、寒冷地では鉢植えで管理し、冬は軒下に移動させるようにしてください。
用土
水はけの良い土壌を好みます。
鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。
グレビレア・ラニゲラの育て方のポイント
水やり
根付いてからは、降雨に任せます。
鉢植えは、表土が乾ききったことを確認して、たっぷりと水やりしましょう。
やや乾燥気味の状態を好みます。水やり過多にならないように注意してください。
肥料
春にリンの少ない肥料を施します。
病害虫
特に目立った病害虫の被害はありません。
グレビレア・ラニゲラの詳しい育て方
選び方
葉の色つやが良く、徒長していないものを選びましょう。花色はピンクとクリームの2種類があるので、プランツタグで確認して好みの花色を選んでください。
植え付け
植え付けは、春か秋の暖かい時期に行うようにしましょう。植え付け後は、根と土をなじませるようにたっぷりと水やりします。
剪定・切り戻し
横に広がるように生育するので、樹形を整えるために、適宜剪定をしてください。また、中の方の混み合った枝や、日が当たらなくなった枝も整理して、風通しを良くするように心がけましょう。
植え替え・鉢替え
植え替えは、春か秋の暖かい時期に行うようにしましょう。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え付け後は、根と土をなじませるようにたっぷりと水やりします。
花
グレビレア・ラニゲラは、くるんと巻き込まれたような花のフォルムが特徴です。花は冬から春に咲き、その他の季節も断続的に開花します。
冬越し
やや耐寒性が弱いので、寒冷地では軒下に取り込むか、マルチングを施して根の凍結を防ぐようにしてください。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。