ブッドレア・グロボーサとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ブッドレアグロボーサ
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植物名
ブッドレア・グロボーサ
学名

Buddleja globosa

英名
orange ball tree
和名
タマフジウツギ
別名・流通名
オレンジボール・ブッドレア、オレンジボールツリー
科名
ゴマノハグサ科(フジウツギ科)
属名
フジウツギ属
原産地
チリ

ブッドレア・グロボーサの特徴

ブッドレア・グロボーサは、初夏に丸いオレンジ色の花を咲かせるブッドレアの原種で、チリ原産の耐寒性落葉低木です。温暖地では冬も常緑を保ちます。

通常のブッドレアは円錐状の花を咲かせますが、ブッドレア・グロボーサの花は、オレンジ色の小さなボール状の形をしています。開花中は、オレンジ色の球状の花が華やかで目を引き、庭のオーナメンタル的な存在になります。

他のブッドレア同様、花には香りがあり、近づくとほんのりと良い香りがします。ブッドレアの葉の色は品種によってさまざまですが、ブッドレア・グロボーサの葉は明るい緑色で、オレンジと明るい緑の色合いがあたりを華やかに演出してくれます。

通常のブッドレア同様、生長力が強いため、あっという間に大きくなります。新枝咲きなので、切らずに大きくすることも、毎年株元で剪定して大型の宿根草風に仕立てることも可能です。花のサイズは、株の樹齢や剪定の仕方で大きさが変わります。

ブッドレア・グロボーサの詳細情報

園芸分類 庭木
草丈・樹高 3~5m
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 オレンジ
開花時期 初夏

ブッドレア・グロボーサの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

ブッドレア・グロボーサの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所が適しています。半日陰程度くらいまでなら栽培可能です。

用土

ブッドレア・グロボーサは肥沃な土壌を好みます。植え付け2~3週間前に、腐葉土や堆肥などを土に混ぜて準備してから植え付けましょう。

鉢植えは、草花用やハーブ用の用土で問題なく育ちます。

ブッドレア・グロボーサの育て方のポイント

水やり

地植えのブッドレア・グロボーサは、根付いてからの水やりの必要はなく、降雨にまかせて問題ありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

痩せ地を除いて肥料はほとんど必要はありません。

鉢植えは、春か秋に緩効性肥料を施します。

病害虫

目立った病害虫の害はありませんが、カミキリムシやテッポウムシに食害されることがあります。

ブッドレア・グロボーサの詳しい育て方

選び方

きれいな葉色で虫食い跡のない苗を選びましょう。

植え付け

ブッドレアの植え付け適時は、新芽が動き出す前の3月~4月上旬が適時です。鉢の大きさの2倍から3倍の深さと幅の穴を掘り植え付けます。植え付け後は、たっぷりと水やりをしましょう。

仕立て方

とても生長力のある花木です。定期的に剪定をして株の乱れを防ぎましょう。

剪定・切り戻し

宿根草のように低めに仕立てたい場合は、秋~冬にかけて地際から数節を残して強剪定をします。

ブッドレア・グロボーサは新枝咲きのため、開花直前の春より前ならいつでも剪定は可能です。木陰を作る目的なら、さほど高さを切り詰める必要はありませんが、生長力旺盛の花木のため、仕上げたい高さによって、剪定で調節していくとよいでしょう。自分の植栽空間のベストな高さがどれくらいなのかを、剪定位置を変えることによって毎年調節して見つけていくことをおすすめします。

植え替え・鉢替え

鉢植えのブッドレアは、1年に一度、一回り大きめな鉢に植え替えましょう。

球状の花が初夏に開花します。

収穫

ブッドレア・グロボーサは切り花として楽しむことができます。

夏越し

特別な夏越し対策の必要はありません。

冬越し

寒冷地では落葉しますが、温暖地では冬も常緑を保ちます。宿根草のように低めに仕立てたい場合は、秋~冬にかけて、地際から数節を残して強剪定をします。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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