- ベニバナトチノキは、ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ(マロニエ)と北アメリカ原産のアカバナアメリカトチノキの交雑によって作出された園芸品種です。 4月後半から5月にかけて、華やかな色の円錐花序の花が開花します。高さが10m以上になる高木にたくさんの花が開花するため、開花時はひときわ華やかな雰囲気です。比較的若いうちから花をつけるため、街路樹や公園樹として植栽されています。いくつか種類があり、赤みが強いものや濃いピンク系で花喉の部分が黄色の品種などがあります。街路樹として植栽されているのは、赤みが強く花つきの良いブリオッティという品種が多いようです。 5~7つに裂けた掌状の大きな葉も美しく、開花中の花と若葉の色合いや趣は見ごたえがあります。秋には黄葉した後、落葉します。