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クリーピングボリジとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
クリーピングボリジ
学名

Borago pygmaea、Borago laxiflora

英名
bell-flowered borage
科名
ムラサキ科
属名
ボラゴ(ルリヂシャ)属
原産地
コルシカ島

クリーピングボリジの特徴

クリーピングボリジは一般的なボリジとは違い、匍匐性の多年草です。株全体がゴワゴワとした固い剛毛に覆われています。

一年草のボリジは立性で地植えにすると1m近くに生長しますが、クリーピングボリジは横に這うように広がって生長するため花丈は20~30cmほどです。花の開花時期もボリジは春に咲くのに対して、クリーピングボリジは春から秋と、とても長い期間花を咲かせます。花色は褪せたデニムのような淡い水色で、一年草のボリジに比べると目立たない色です。クリーピングボリジは性質がとても強く、環境に合えばこぼれ種で増えていきます。

 

クリーピングボリジの詳細情報

園芸分類 ハーブ
草丈・樹高 20~30cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 水色
開花時期 4月~10月

クリーピングボリジの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
開花

クリーピングボリジの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりが良く、風通しのよい乾燥した場所、肥沃な土を好みます。クリーピングボリジは鉢植えでも地植えでも育てることができます。

用土

クリーピングボリジは肥沃な土を好みますが、すでに草花が育っている場所なら問題なく育ちます。

鉢植えで育てる場合は、草花用もしくはハーブ用の培養土で育てることができます。

クリーピングボリジの育て方のポイント

水やり

地植えのクリーピングボリジは根付いてからの水やりの必要はありません。

鉢植えのクリーピングボリジは、乾燥気味を好むので「乾いたらたっぷりと」を目安に水やりをします。

肥料

草花が育っているような地植えの場合は、さほど肥料をやらなくても育ちます。

鉢植えのクリーピングボリジは、春と秋に追肥をしましょう。

病害虫

特別な病害虫の害はありません。

クリーピングボリジの詳しい育て方

選び方

葉が虫に食われていない、生き生きとした緑色の葉の苗を選びましょう。

種まき

クリーピングボリジはこぼれ種でも発芽するほど繁殖力がある植物です。

種まきの時期は秋です。ポット苗に数粒蒔いて元気な芽を残して間引くのが一番簡単な方法です。そのまましばらく管理して10月後半から11月前半頃に定植します。

植え付け

クリーピングボリジの植え付けは秋か春が最適です。ボリジと同じく過湿に弱いので、秋のうちに定植した方が開花までにゆっくりと根付くことができるため、しっかりとした株になります。

仕立て方

クリーピングボリジは匍匐性の草花です。葉は密には生えませんが、横に広がるように生長するのでグランドカバー的な使い方もできます。

剪定・切り戻し

花が終わったら地際で切り戻します。

植え替え・鉢替え

鉢植えのクリーピングボリジは一年に一回植え替えをして新しい用土に入れ替えましょう。

クリーピングボリジは4月~10月の長期間、淡い水色の花が開花します。花はうつむくように咲く釣鐘型、花の形は一年草のボリジと同じく星の形をしています。  花のサイズはボリジに比べて一回り小さめです。

クリーピングボリジは4月~10月の長期間、淡い水色の花が開花します。花はうつむくように咲く釣鐘型、花の形は一年草のボリジと同じく星の形をしています。

花のサイズはボリジに比べて一回り小さめです。

夏越し

クリーピングボリジは耐暑性はありますが蒸れには弱い草花です。梅雨や長雨に長時間当たると葉が痛むので、梅雨~夏場の間は蒸れないようにすき込み剪定をするなどをして株が蒸れないように注意しましょう。

冬越し

クリーピングボリジは耐寒性があるため特別な冬越しの必要はありません。花が終わったら花茎を剪定し、下葉のみの状態にします。気温の低い時期のクリーピングボリジの葉はロゼット状に葉が地面に密着した状態です。春になり気温が暖かくなると、下葉が少しずつ起き上がります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

クリーピングボリジは種で増やすのが一般的です。こぼれ種で発芽するほど性質は強健です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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