プランタークレソンとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- プランタークレソン
- 別名・流通名
- プランタークレソン 大谷川、大谷川クレソン
- 科名
- アブラナ科
- 属名
- オランダガラシ属
プランタークレソンの特徴
プランタークレソンは、プランターで栽培することができるクレソンの一種です。(野生のクレソンは水生植物で、水辺付近に自生している植物です)
味はクレソンと同じく、さわやかな苦みとピリッとする辛みがあります。ステーキの付け合わせの定番のほか、肉料理だけでなく、魚料理、サラダ、てんぷら、お浸しなど、生でも加熱しても利用でき、冬場も5℃を下回らないように管理すれば真夏や真冬を除きほぼ1年中収穫できます。
栄養価が高い上に、利用用途が多く、料理の彩りにもなる多年草のプランタークレソンは、水辺で栽培する必要がなく一般的な葉もの野菜と同じように土で栽培できます。一株育てていると繰り返し長期間収穫でき、重宝する野菜です。
プランタークレソンの詳細情報
園芸分類 | 野菜 |
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草丈・樹高 | 15~50cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 黄色 |
開花時期 | 4月~5月 |
プランタークレソンの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
収穫 |
プランタークレソンの栽培環境
日当たり・置き場所
冬から春と秋は日向~半日陰、夏は半日陰程度での栽培が適しています。ある程度の耐寒性があり、冬も外で管理できますが、室内で5℃を下回らないように栽培すると冬も収穫ができます。
用土
水はけが良く、保水性もある土が適しています。市販の野菜やハーブ用、草花用の培養土でも栽培可能です。
プランタークレソンの育て方のポイント
日常の管理
葉が混み合い黄色くなった葉は、こまめに取り去りましょう。
水やり
湿り気のある土を好む野菜なので、乾燥させすぎないように注意して水やりをしましょう。
肥料
過肥にする必要はありませんが、定期的に緩効性肥料や液体肥料を与えると生育が良くなります。
病害虫
病害虫には比較的強く、無農薬栽培も可能です。
プランタークレソンの詳しい育て方
選び方
ポット苗が流通しています。葉がきれいな色で傷みのないものを選びましょう。
植え付け
プランタークレソンは、流通時点では草丈15cm程度ですが、花茎がある時期は50cm程度に生長します。葉も大きくなるので、複数の株をプランターに植える場合は株間は20cm以上あけましょう。一株で植える場合も大きめなサイズのプランターに植えると伸び伸びと育ち、収穫量も増えます。
植え替え・鉢替え
春か秋が植え替えの適期です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
花
春から初夏が開花時期です。ロゼット状の葉の株元の中央から40~50cm程度の茎が複数立ち上がり、開花します。
通常のクレソンの花色は白ですが、プランタークレソンの花は黄色です。
収穫
葉が茂ってきたら、随時摘み取るようにして収穫します。10~15cm程度の若葉が柔らかく美味しい状態です。葉が硬くなってしまった大きい葉は、加熱用に使用するのもよいでしょう。
花が咲くと葉が硬くなるため、つぼみのうちに収穫しましょう。花もエディブルフラワーとして食べることができ、料理を華やかに引き立てます。
夏越し
日差しが強すぎると、葉が硬くなり味が落ちるので、半日陰程度の場所に鉢を移動させましょう。乾燥が苦手なので、夏の水切れに注意します。
冬越し
冬は生長が穏やかになりますが、外で管理可能です。霜が当たらないような日当たりが良い場所~半日陰にプランターを置きましょう。
室内の暖かい場所で管理すると、冬でも葉を収穫することができます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種で増やすことができます。