初心者でも簡単!ハーバリウムの作り方
山田智美
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初めての方でも簡単に作れるハーバリウムの作り方です。ハーバリウムは瓶の中でお花が浮いてきてしまったり、お花の配置で悩んだり、馴れるまではコツが掴み辛いのではないでしょうか。今回はストレスのない作り方から、ハーバリウムに向いてるお花の紹介まで。とっても簡単なハーバリウムの作り方です。
目次
- ハーバリウムとは
- ハーバリウムの作り方|お花が浮かないコツ
- ハーバリウムの材料|資材
- ハーバリウムの材料|お花
- ハーバリウムの作り方
- ハーバリウムの完成!
- ハーバリウムの作り方|テクニック
- ハーバリウムの作り方|注意すること
ハーバリウムとは
Herbarium(ハーバリウム)は、研究目的で作られた植物標本を指す言葉です。乾燥させて押し葉にしたもの、防腐剤などの保存溶液に浸したもの、すべてハーバリウムです。
最近ではドライフラワーやプリザーブドフラワーを瓶詰にしたものがハーバリウムと呼ばれ、インテリア雑貨として人気です。
ハーバリウムの作り方|お花が浮かないコツ
プレゼントにしても自宅に飾っても可愛いハーバリウムは根強い人気です。自分で作ってみたい、あるいは作ってみたけど失敗してしまったという方は多いのではないでしょうか。ハーバリウム作りで一番多い失敗が、お花が浮いてきてしまうという問題。
こちらでは、初めての方でも簡単に作れる、お花が浮かないように作るコツをご紹介します。
お花が浮いてこないコツ
ハーバリウムに使うドライフラワーやプリザーブドフラワーはとっても軽いので、オイルを入れると瓶の中で浮いてきてしまいます。この問題を解決するには隙間を作らないようにお花を詰め込むこと。
瓶の上の方まで隙間なくお花を詰め込めば、オイルを入れてもお花は浮き上がっていく隙間すらなくなります。つまり、浮いてこなくなります。非常に合理的で一番簡単な解決方法です。
詰め込まないけど浮かせないコツ
ハーバリウムの魅力は瓶の中でお花が透けるような透明感です。お花を詰め込み過ぎると安定感があるという利点はありますが、窮屈に見えるというデメリットがあります。透明感があって軽やかなハーバリウムを作るには詰め込んでいるのに詰め込んでいないように見せることが大切です。
それには今回のハーバリウムの作り方のように、塊にならないような、面積の少ないお花を上手に組み合わせることです。隙間をたくさん作ることで、抜け感や透明感が出ます。お花をしっかり詰めているけど詰め込んでいないように見せるコツです。
ハーバリウムの材料|資材
- ハーバリウム専用オイル
- ピンセット
- ガラス瓶
ハーバリウムの材料|お花
ハーバリウム作りで実際に使用したお花をご紹介します。
ハーバリウムに向いているのは、ドライフラワーやプリザーブドフラワーです。特にプリザーブドフラワーは着色してあるので色が鮮やかです。光が透けた時に、瓶の中で輝くように見えます。瓶の中で窮屈に見えないようなお花を中心に選びました。
アジサイ
プリザーブドフラワーのアジサイです。今回使用したのはミナヅキという花びらが小ぶりなアジサイ。瓶の中でも重たくならず、軽やかで可憐な雰囲気を作ってくれます。
さらにアジサイの花びらはハーバリウムオイルに浸けることで、少し葉脈が透けるようになり、光を通してより軽やかさが増します。
カスミソウ
瓶の中で重さを出さないためにカスミソウを上手に使用しましょう。カスミソウは茎が細く長く、花も小さく、全体的に華奢な印象の花です。瓶の中でも空間をたくさん要するので抜け感を演出してくれます。カスミソウを間々に入れることで圧迫感の無い軽やかな雰囲気に仕上がります。
つる
プリザーブドフラワーのつるです。葉が細長いもの、丸いもの、色んな種類がありますので好みのものを見つけてください。グリーンのつるを少し使用するだけでナチュラルな雰囲気になります。
さらに不規則な動きをするつるに他のお花を絡み合わせることで、お花が固定されて隙間を作りやすくなります。
モス
プリザーブドフラワーの苔です。意外かもしれませんが、モスが可愛いんです。モスを底に沈めることで、瓶の中に小さな森を閉じ込めたような、ちょっとした物語性を演出出来ます。
ペッパーベリー
ドライフラワーのペッパーベリーです。軽やかなお花の中にほんの少しだけ実ものを入れることで、全体を引き締めるアクセントになります。
ハーバリウムにNGなお花
ハーバリウムに絶対NGなのが生花です。ハーバリウムはハーバリウムオイルという専用の液体に浸けて保存します。フレッシュのお花はこのオイルの中で腐ってしまうので不向きです。使用したい場合はドライフラワーにしてからにしましょう。
ハーバリウムの作り方
最初にガラス瓶をきれいに洗って乾かしておきます。
光を透かしてキラキラ輝くのがハーバリウムのきれいなところなので、ガラスの透明度を上げておくことが大切です。ピンセットを使って一番底にモス、次にアジサイ、と詰めていきます。カスミソウやつるのような空間を大きく取ってくれるもの、抜け感のあるものも間に挟んでいきます。
さらにその上にアジサイを入れます。これを繰り返すことで、カスミソウの上のアジサイは沈まない、アジサイの下のカスミソウは浮いてこない、さらにカスミソウの抜け感のお陰で、瓶の中が窮屈にならない、という効果があります。詰め込んでいるのに詰め込んでいないように見せるコツです。ボトルのキャップの線までお花を入れましょう。
最後にハーバリウムオイルを入れます。このオイルの量はボトルとキャップの境目辺りまで入れましょう。その方が見た目がきれいです。オイルを入れるコツはボトルを傾けること。真上から勢いよく注ぐと、せっかく空間を意識しながら詰めたお花崩れてしまいます。静かにそっとオイルを入れていきましょう。
\いよいよハーバリウムの完成!テクニックと注意点も!/
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