【繊細な斑入り葉とツルが美しいカラーリーフ】ハゴロモジャスミン・ミルキーウェイ

戸松敦子
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ハゴロモジャスミン・ミルキーウェイ
寄せ植えを素敵に仕上げる名脇役プランツ、今回ご紹介するのは「ハゴロモジャスミン・ミルキーウェイ」。春に白い花が咲くモクセイ科の半耐寒性木本です。
ハゴロモジャスミン・ミルキーウェイは、細やかな斑入りの葉とツルが美しい草姿が特徴的なツル性植物。ツルが上に向かって伸びやかに育ち、3月~5月頃には甘い香りのする白い花が咲きます。花を楽しむ場合は、剪定は花後から夏までに行います。秋以降は花芽をつける枝を落とすことになるため、なるべく剪定をしません。
ハゴロモジャスミン・ミルキーウェイは、日なたと水はけの良い用土を好みます。耐寒性にやや弱く暑さに強いので、春から秋の寄せ植えのアクセントに使うカラーリーフとして大活躍します。斑入りのミルキーウェイは、通常のハゴロモジャスミンよりも耐寒性が弱い性質があります。寒い季節は冬越し対策をして越冬させましょう。東京以西では霜に当たらないように軒下で管理すれば寄せ植えに使うこともできます。
ハゴロモジャスミン・ミルキーウェイは白い花が咲きますが、小さなポット苗は花が咲いていないことが多いので、寄せ植えに使うときは繊細な葉、ナチュラルな斑の色、線が細くて柔らかいツルを重視して名脇役として使います。ハゴロモジャスミン・ミルキーウェイを使うことで、一緒に使うメインの花を引き立たせ、他の植物の葉色もさらに美しい色に見せてくれます。優しい雰囲気の寄せ植えにちょっとスパイスを足したいときにおすすめのカラーリーフです。
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ハゴロモジャスミン
- ハゴロモジャスミンは、モクセイ科ソケイ属の半常緑性つる植物です。花の外側はピンク、内側は白のコントラストが美しく、強い芳香を持ちます。葉を楽しむ斑入りのハゴロモジャスミンも流通しています。薄黄色の斑が入った葉が美しい観賞用のハゴロモジャスミンです。 ハゴロモジャスミンの他にもジャスミンと呼ばれる花は何種類もあります。ジャスミンティーに使用されているのは、マツリカ( Jasminum sambac) という別な植物です。 ハゴロモジャスミンは半常緑性なので、冬には多少葉を落としますが緑豊かな姿で越冬します。関東以西ではハゴロモジャスミンの半常緑である特性を活かして、フェンスやトレリスに絡ませる等、目隠しに用いることができます。鉢植えのハゴロモジャスミンは支柱を立てあんどん仕立てにしたり、そのまま近くのトレリスなどに絡ませても楽しめます。 ハゴロモジャスミンは秋には翌年の花芽を付け始めます。剪定は開花後から遅くても夏の終わりくらいまでに済ませましょう。
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