植物のプロが育てた植物が福岡に集結。ON THE PLANTS vol.4をレポート!

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画像提供:ON THE PLANTS

2019年10月5日(土)、6日(日)で福岡の久留米市にある多様な植物を扱う園芸店の花伝にて、植物好きには見逃せないイベントが行われました。福岡では滅多にお目にかかれない全国から集まった、専門的な植物を扱う知識の豊富なプロたち。当日の様子をレポートします。

目次

ON THE PLANTS Vol.4とは

画像提供:ON THE PLANTS  2019年10月5日(土)、6日(日)の久留米にある花伝にて開催された、植物のイベントON THE PLANTS。福岡市内から電車で約70分、駅を降りたらのどかな田園風景広がる道を歩き見えてくる花伝のハウス。こののどかな場所で行われた、熱い想いの詰まったイベント、ON THE PLANTSの4回目となるイベントが開催されました。  全国各地から集められた植物のプロたち。今年は出店者数を多くバージョンアップし、植物の出店、雑貨の出店と合わせて10店の出店数となりました。それぞれの植物出店ブースには、各地からやってきた九州では珍しい植物が勢揃い。九州各地、また関西、関東からのお客さんも駆けつけるほどの熱気で溢れていました。初日の午前中には人気商品は売り切れてしまうほどの盛況ぶり。多くのお客さんに待ち望まれていたこのイベント、一体どんなイベントだったのか当日の様子をレポートします!

画像提供:ON THE PLANTS

2019年10月5日(土)、6日(日)の久留米にある園芸店の花伝にて開催された、植物のイベントON THE PLANTS。福岡市内から電車で約70分、西鉄甘木線の大城駅を降り、のどかな田園風景広がる道を歩くと見えてくる花伝のハウス。こののどかな場所で行われた、熱い想いの詰まったイベント、ON THE PLANTSの4回目となるイベントが開催されました。

全国各地から集められた専門的な植物を扱う知識の豊富なプロたち。それぞれの植物出店ブースには、各地からやってきた九州では珍しい植物が勢揃い。九州各地、また関西、関東からのお客さんも駆けつけるほどの熱気で溢れていました。初日の午前中には人気商品は売り切れてしまうほどの盛況ぶり。多くのお客さんに待ち望まれていたこのイベント、一体どんなイベントだったのか当日の様子をレポートします!

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どんなプロがいるの?出店者紹介

全国各地から集まった専門的な植物を扱う知識の豊富なプロたち。ここにしか出店しないとても貴重な出店者もあります。お話を聞けた出店者を主にご紹介します。

ISHII PLANTS NURSERY

 東京都で育種を行う石井さん。塊根植物や多肉植物を専門としています。植物好きの方なら関東や関西の植物イベントで一度は見かけたことがあるかも知れません。穏やかな雰囲気の石井さん、来場客の質問にも丁寧に答える姿から植物愛が滲み出ていました。そんな石井さんの植物を手に取るお客さんも自分に合う植物を吟味し、育て方をしっかり質問しながら慎重に選ばれる姿が印象的でした。

左:ISHII PLANTS NURSERY 石井さん、お客さんに特徴や生育条件などを説明しています

埼玉県で栽培を行う石井さん。塊根植物や多肉植物を専門としています。植物好きの方なら関東や関西の植物イベントで一度は見かけたことがあるかも知れません。穏やかな雰囲気の石井さん、来場客の質問にも丁寧に答える姿から植物愛が滲み出ていました。そんな石井さんの植物を手に取るお客さんも自分に合う植物を吟味し、育て方をしっかり質問しながら慎重に選ばれる姿が印象的でした。

 

幹や根をぷっくりと太らせた、その個性的な姿で多くの人を魅了する塊根植物。数十年物の大きくワイルドに育った塊根植物は迫力があります。小さな子株が並ぶ隣の棚には大きく育ったパキポディウムたち。こんな風にカッコよく育つことを考えると思わず手に取ってしまいますね。

幹や根をぷっくりと太らせた、その個性的な姿で多くの人を魅了する塊根植物。数十年物の大きくワイルドに育った塊根植物は迫力があります。小さな子株が並ぶ隣の棚には大きく育ったパキポディウムたち。こんな風にカッコよく育つことを考えると思わず手に取ってしまいますね。

 

パキポディウム・グラキリス

  • パキポディウム・グラキリスはマダガスカル原産の塊根植物です。丸くどっしりとしたシルエットが特徴的で、塊根植物の中でも絶大な人気を誇ります。夏が生長期で冬に落葉します。ボール状の幹から細い枝が分かれ先端に葉がつきます。無骨な見た目とは裏腹な、繊細な葉脈。そのギャップもまた魅力のひとつです。 乾燥と日光を好み、夏は屋外でも育てられます。冬は休眠期のため葉を落とします。冬の寒さには弱いため注意が必要です。

ISHII PLANTS NURSERY >>

Satoshi’s Nursery

画像提供:ON THE PLANTS  ブロメリアを中心に取り扱うSatoshi's Nurseryさん。Satoshiさんが育てる植物を実際に手に取って見れる機会はこのイベントだけの、超レアなブースです。特におすすめのネオレゲリア。発色が良く様々な模様が入ったものや、姿かたちも綺麗に整った、とても質の良いネオレゲリアが並んでいました。日光や風、水が大好きなブロメリアは生育条件により徒長や発色が悪くなってしまったりと、初心者には管理が難しい植物だけど、その魅力をもっと広めたいと仰っていました。

画像提供:ON THE PLANTS

ブロメリアを中心に取り扱うSatoshi’s Nurseryさん。Satoshiさんが育てる植物を実際に手に取って見れる機会はこのイベントだけの、超レアなブースです。特におすすめのネオレゲリア。発色が良く様々な模様が入ったものや、姿かたちも綺麗に整った、とても質の良いネオレゲリアが並んでいました。日光や風、水が大好きなブロメリアは生育条件により徒長や発色が悪くなってしまったりと、初心者には管理が難しい植物だけど、その魅力をもっと広めたいと仰っていました。

 

目線を上げると、流木に着生したネオレゲリア。鉢植えで見かけることが多い植物ですが、このように着生させて育てることもできるそうです。特にこの株は開花前なので中心部分がピンク色に発色しています。この綺麗な発色も管理の賜物です。ブロメリアは管理が難しい分敬遠されがちですがSatoshiさんがしっかりと教えてくれるのでご安心下さい。

目線を上げると、流木に着生したネオレゲリア。鉢植えで見かけることが多い植物ですが、このように着生させて育てることもできるそうです。特にこの株は開花前なので中心部分がピンク色に発色しています。この綺麗な発色も管理の賜物です。ブロメリアは管理が難しい分敬遠されがちですがSatoshiさんがしっかりと教えてくれるのでご安心下さい。

 

ネオレゲリア

  • ネオレゲリアはブロメリア科に属するネオレゲリア属の総称です。 中心部と葉と葉の間に水を溜め、さらに葉が硬いことから硬葉系タンクブロメリアに分類されています。 ブロメリア科の中で最も多くの交配種が創られており、種の同定が非常に難しいです。 エクメアに草姿が似ているものがありますが、花の咲き方で見分けることができます。 エクメアは基本的に花序を上げて開花しますが、ネオレゲリアは葉の中心部に密集して花を咲かせます。 増え方も特徴的で、ランナーと呼ばれる枝を伸ばし、その先端部に子株を付けます。 岩や木、地面などから生えており、着生植物の仲間になります。 日光をよく当てたほうが葉の色が奇麗に出ますが、真夏の直射日光などに当ててしまうと葉の色が抜けてしまうことがあるため、夏場はよく観察して必要であれば遮光などの処置をするとよいでしょう。

Satoshi’s Nursery >>

Comolebi Plants

画像提供:ON THE PLANTS  大阪から参加のComolebi Plantsさん。ビカクシダを取り扱うお店です。今回は土曜日の1日のみの出店でしたが、昼過ぎには目玉商品は売り切れていました。商業店舗などの広い空間に飾れるような大きな物から、すぐに部屋に迎え入れられる小さめのものまで揃っています。

画像提供:ON THE PLANTS

大阪から参加のComolebi Plantsさん。ビカクシダを取り扱うお店です。今回は土曜日の1日のみの出店でしたが、昼過ぎには目玉商品は売り切れていました。商業店舗などの広い空間に飾れるような大きな物から、すぐに部屋に迎え入れられる小さめのものまで揃っています。

 

濃い目の緑をした貯水葉が上へと伸びるウィリンキーと銀白の長い胞子葉を長く下に伸ばす大きなウィリンキー、インドネシアの山で採れたものと、タイの園芸種です。採れた場所や種が変わるとこんなにも違うのですね。一株でもかなりの存在感のある大きさで葉の先端まで美しいです。ぐーんと両手を伸ばすかのように広がる胞子葉と、栄養や水をため込んで淡い緑色に潤った貯水葉が、元気いっぱいの様子に見えて思わず欲しくなってしまいます。

濃い目の緑をした貯水葉が上へと伸びるウィリンキーと銀白の長い胞子葉を長く下に伸ばす大きなウィリンキー、インドネシアの山で採れたものと、タイの園芸種です。採れた場所や種が変わるとこんなにも違うのですね。一株でもかなりの存在感のある大きさで葉の先端まで美しいです。ぐーんと両手を伸ばすかのように広がる胞子葉と、栄養や水をため込んで淡い緑色に潤った貯水葉が、元気いっぱいの様子に見えて思わず欲しくなってしまいます。

 

Comolebi Plants >>

Succulent Box Ruchia

三重県から参加のBox succulent Ruchiaさん。多肉から球根植物の販売を行われています。基本的にイベント出店での販売が主だそうでこの日も沢山の植物を持って来られていました。ぷっくりとしたリトープスや白い可憐な花を咲かせたコノフィツム、ぐるぐるとねじれた葉を伸ばす球根植物のゲリシスなども並んでいました。

三重県から参加のSucculent Box Ruchiaさん。多肉から球根植物の販売を行われています。基本的にイベント出店での販売が主だそうでこの日も沢山の植物を持って来られていました。ぷっくりとしたリトープスや白い可憐な花を咲かせたコノフィツム、ぐるぐるとねじれた葉を伸ばす球根植物のゲリシスなども並んでいました。

 

丁寧に管理された植物たち、葉の一枚一枚の肉付きが良く、とても瑞々しくツヤツヤ。様々な種類の多肉植物が並び、形や色の違いを楽しみながらどれにしようかなと選ぶのもすごくワクワクしますね。

丁寧に管理された植物たち、葉の一枚一枚の肉付きが良く、とても瑞々しくツヤツヤ。様々な種類の多肉植物が並び、形や色の違いを楽しみながらどれにしようかなと選ぶのもすごくワクワクしますね。

 

コノフィツム(メセン)

  • コノフィツムとは、多肉植物の総称、メセン(女仙)の代表的な属の一つです。個性的で特異な容姿と興味深い生長過程もあり愛好家が多い種類です。 メセン(女仙)の由来は、サボテン(仙人掌)が男らしさあふれる植物に対して、メセンはつるつるしていて様々な模様を装い、女性のような仙人掌に似た植物という意味から名がついたと言われています。 コノフィツムは南アフリカやナミビア原産のハマミズナ科コノフィツム属の多肉植物です。現地では岩砂漠地帯で生活しています。茎と葉が一体化しているのは、動物の食害を避けるために現地の環境に擬態していることからです。足袋のような姿の足袋型、丸い丸型、鞍型などで分けれます。秋に菊に似た花を咲かせます。花色は黄色、ピンク、オレンジ、白などがあります。 生長期は冬で、春以降に休眠します。表皮がカサカサになり秋頃に皮を破り、中から新芽が出てきます。

Succulent Box Ruchia >>

Plant’s Work

ハオルチアなどの多肉植物をメインにサボテン、塊根植物などを扱うPlant's Workさん。ハオルチアの品揃えの良さはもちろん、今回はサボテンも多く揃っていました。今回、多くの植物を持って来られていて、テーブル上に収らずテーブルの下にもたくさんの植物が待機しています。Plant's workさんの目印ともなるサボテンネオンとカラフルなクロス、それに負けないくらいインパクトのある植物たち。思わず手に取って見たくなる気持ちが分かります。

ハオルチアなどの多肉植物をメインにサボテン、塊根植物などを扱うPlant’s Workさん。ハオルチアの品揃えの良さはもちろん、今回はサボテンも多く揃っていました。今回、多くの植物を持って来られていて、テーブル上に収らずテーブルの下にもたくさんの植物が待機しています。Plant’s Workさんの目印ともなるサボテンネオンとカラフルなクロス、それに負けないくらいインパクトのある植物たち。思わず手に取って見たくなる気持ちが分かります。

 

放射状に広がるブーファンの葉がまるで後光のような印象…。ディスプレイもひと際カッコよく、植物のそれぞれの個性が引き立っていました。

放射状に広がるブーファンの葉がまるで後光のような印象…。ディスプレイもひと際カッコよく、植物のそれぞれの個性が引き立っていました。

 

サボテン

  • サボテンは多肉植物の中のサボテン科の植物。アメリカ、メキシコ、中米が原産。乾燥した砂漠や、雨の少ない土地、高山などの他の植物が育ちにくい過酷な環境でも生育できるよう、葉、茎、根に水と栄養分を蓄えています。サボテンの種類は交配種などをいれても非常に数が多いです。サボテンの特徴はトゲの部分に綿毛のような「刺座(しざ)」があることです。

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