【プロ5名が教える】本当におすすめのハーブ|ハーブのある暮らし
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2026年4月26日に神戸市の東遊園地で「GREEN MARKET KOBE」が開催され、LOVEGREENも協賛として参加し、当日の様子を取材して参りました。
これからハーブがぐんぐん育ち、収穫も楽しくなる季節。そこで今回は「GREEN MARKET KOBE」でハーブを販売していた5人の出展者さんたちに直撃取材をしてみました。日々ハーブと向き合う「ハーブのプロ」に、本当におすすめしたいイチオシのハーブを教えてもらったので、これからハーブを育ててみたい初心者の方、すでに育てているハーブ好きの皆さまにレポートします!
moromoro garden

「食べられる庭」moromoro garden(龍仙造園)さんは、造園業やハーブの自然栽培をてがけています。
フレッシュハーブのブーケをさっと包んでもらって家に持ち帰ったら、たちまち部屋が癒しの空間になりそうな、イキイキしたハーブたちがお出迎えしてくれました。

お店には、フレッシュハーブの切り花や苗、料理にすぐ使える収穫ハーブが並んでいます。

さっそく、おすすめのイチオシハーブを代表の三上さんにお聞きしてみました!

一番初めに紹介してくれたのは、宿根草の「エキナセア・プルプレア」。続いて、宿根草の「ワイルドベルガモット」「レモンバーム」を教えてくれました。

エキナセア・プルプレア
三上さん:
エキナセア・プルプレアは宿根草なので、冬に地上部がなくなったと思っても春に芽を出してずっと楽しめます。ピンク色の花が咲いて、花も葉っぱも、茎も蕾もお茶に使えるし、チンキも作れて薬効もあるんですよ。

ワイルドベルガモット
三上さん:
ワイルドベルガモットも同じく宿根草で、一度植えて大きくなったら株分けして増やして楽しめる、庭植えに向いているハーブです。花と葉っぱをお茶に使えます。

レモンバーム
三上さん:
レモンバームも宿根草で、日陰でもよく育つし、こぼれ種で増える。ミントやタイムほどやっかいに広がらなくて、抜きたくなったら抜けるから気軽に地植えにできますよ。
編集部:
ベランダで鉢で育てるときは、何のハーブがおすすめですか?
三上さん:
鉢植えだったら、モヒートミントとか。根っこが詰まってきたら植え替えしてあげたら、ずっと育てていけますよ。
サンクス グリーン

ハーブの生産販売を行っているサンクス グリーンさんには、さまざまなハーブ苗がずらりと並んでいました。

お客さんが「バジルだったらどれがいい?」「このハーブの水やりはどんな感じ?」など、次々質問していたので、そばでお話を聞かせてもらうことに。

スイートバジル(エバーリーフジェノベーゼ)
バジルを選んでいたお客さんには、代表の高木さんが、スイートバジル(エバーリーフジェノベーゼ)をおすすめしていました。
高木さん:
普通のバジルは、花芽が上がると葉っぱが固くなって美味しくなくなるんだけど、エバーリーフジェノベーゼっていう品種は花芽が上がりにくい。だから11月までずっと収穫できるところがおすすめで、エバーリーフって名前がついてるんだ。
(お客さんの合間に質問させていただきました。)
編集部:
珍しいハーブがたくさんありますね!
高木さん:
あんまり無いような、誰が買うの?っていうような少し珍しいものを作っているんです(笑)

ピンクペッパー
高木さん:
ピンクペッパーは、雄雌がないと実ができないから、雄と雌を買わないとなんだけど、うちのお店では雄雌を1つのポットに植えて売っています。普通だと、雄雌どちらかわからない状態で売っていることが多いと思うんですよ。
編集部:
わー。配慮が優しい! すごいですね!
自分で育てて、スパイスやリースの飾り付けに使うピンク色の可愛い実がなったら嬉しいですね。

レモンマートル
高木さん:
知っていると思うけど、香りで言うと、レモンマートルの香りがとってもいいですよ。

オイスターリーフ
高木さん:
あと、オイスターリーフもおすすめ。蕾がピンク色で咲くと青い花が可愛い。葉も花も、海の牡蠣の香りがするんです。食べると口の中が磯の香りになり、さらにレモンマートルを入れて食べると、牡蠣を食べなくても、牡蠣を感じますよ。
herva

hervaさんでは、ハーブ苗、フレッシュハーブの切り花、ハーブティー、スパイスのチャイが並んでいました。

hervaの明子さんに、おすすめのイチオシハーブを聞きました。(実は、当日はお客さんがとぎれなかったので、後日とても詳しく教えていただきました! ありがとうございました。)

Photo by herva 明子 チャイブ
明子さん:
おすすめのハーブはたくさんあって迷いますね(笑)
でも特に、初心者の方が育てやすくて料理に使いやすいものといえば、まず、宿根草の「チャイ ブ」です。 細ねぎのような見た目のチャイブは、洋食にも和食にも使用できる使いやすいハーブ。卵にお出汁とチャイブで和風、粉チーズとチャイブで洋風になるんですよ。フランスではシブレットと呼ばれ、冷たいじゃがいものスープには欠かせません。
暑さ寒さに強くて、明るい日陰でも育ち、年々株を太らせて大きくなります。バラや野菜などのコンパニオンプランツにも使えるんですよ。

Photo by herva 明子 チャイブビネガー
明子さん:
チャイブは、ピンク色の小さなねぎ坊主のような若い花も食べられます。葉と同様に活用し、お酢に漬け込むとチャイブの香りがするピンク色のお酢ができるので、ドレッシングなどに使用できます。
編集部:
とてもきれいなピンク色のお酢ができるんですね! 食べてみたいです。

Photo by herva 明子 ワイルドルッコラ
明子さん:
ワイルドルッコラ(セルバチコ)もおすすめです。ルッコラよりも葉が細く、風味はゴマの香りと辛味が強いです。生のままいつものグリーンサラダに数枚加えるだけでも美味しいし、お肉に添えたり、生ハムとルッコラのピザも定番で、オイルペーストにしてドレッシングやパスタ、お肉、野菜のソースにもなりますよ。
ワイルドルッコラは一般的な一年草のルッコラとは違う品種で、多年草です。春と秋には小さな黄色い花が咲いて、こぼれ種で増えていきます。

Photo by herva 明子 グリークオレガノ
herva 明子さん:
グリークオレガノは、一般的なコモンオレガノよりも香りが強く、生でもドライでも活用できるオレガノです。
コモンオレガノほど横に広がらず、背丈も少し低いので寄せ植えにも使いやすいんですよ。耐寒性もあり、冬は生長は止まりますが、葉を落とさずに育ってくれるので香りはうすくなるけど収穫はできます。挿し木でも増えやすいですよ。

Photo by herva 明子 グリークオレガノのオーブン焼き
herva 明子さん:
オレガノの定番、トマトソースやチーズとの相性はもちろん、ハーブ塩にするだけでもとてもおいしく仕上がる万能ハーブです。ハーブはあまりストックをせずにフレッシュを使う方が好きですが、グリークオレガノは切らさないようにストックしています。
HERB SHOP

HERB SHOPさんでは、ハーブの鉢植えやポット苗、ハーブティーやハーブソルト、アロマオイルなどが並んでいました。

今のあなたにぴったりなHERB TEAは?「目指せ美肌」「究極リラックス」「疲れ目さん」「なんか不安」などのお悩みが記載された20種類のカードから1枚選ぶと、その場でハーブをブレンドしてくれるBlend Barが開催中。お客さんが興味深く立ち止まってお悩みカードを選んでいました。

そんな中、HERB SHOPの店長であり「ハーブの魔女」とも呼ばれているハーバリストの伊藤さんに、イチオシのおすすめハーブとハーブティーを教えてもらいました。

レモンバーベナ
伊藤さん:
初心者にイチオシか、お料理にイチオシか、季節的にイチオシかなど、いろんなイチオシがありますが……。 まず、レモンバーベナは、摘んだ瞬間からひろがるレモンの香りがとても良いのでおすすめです。フレッシュでもドライでも、食後のティーに最適ですよ。

ミント(イエルバブエナ)
伊藤さん:
それから「イエルバブエナ」という、モヒートに使われるメキシカンミントもおすすめです。自分で作るモヒートは夏の醍醐味なので、ぜひ育てて自家製のモヒートを作ってみるのはいかがでしょうか。
編集部:
伊藤さんイチオシのミント(イエルバブエナ)とレモンバーベナを使ったら、夏にぴったりな爽やかで最高に美味しいモヒートができそうですね!

伊藤さん:
今、イチオシのハーブティーは、HERBSHOPオリジナルの「春のめぐり茶」です。土の香りと、やわらかな花の甘い香り。そこにクコの実をひとつまみ加えています。冬にためたものをすっと手放し、新しくはじまる季節にぴったりな、内側からやさしく巡る一杯です。
編集部:
季節ごとにおすすめのハーブティーがあるんですね! 季節の移ろいとともに揺らぎがちな心と体を、ハーブの優しい香りで整えていきたいです。
※今回のイベントでは、HERBSHOPさんとLOVEGREENとの特別コラボハーブティー『LOVE Wellness』も販売していただきました! 緑色のラベルのハーブティーです。詳しくは別の記事でご紹介しています。HERBSHOPさんのネットショップでも販売中です。
シャンデエルブ

シャンデエルブさんは、自然農法によるハーブと西洋野菜の生産・販売をてがけています。代表の田中さんに、おすすめのイチオシハーブ教えてもらいました。

田中さん:
まずは、レモングラスがおすすめです。葉はハーブティーに使いやすいですし、株(根元の白い部分)は東南アジア系の料理によく使われるんですが、日本ではほとんど輸入品しか売っていないので、国産は貴重です。葉だけじゃなくて、株の部分も使えることを広めていきたいと思っているんですよ。

レモングラス
編集部:
レモングラスは、グリーンカレーにもよく入っていますよね。なるほど、スーパーに売っているのは輸入品が多いんですね。家で育てたら、葉も株も使えるからいいですね。

サフラン
田中さん:
サフランの球根もおすすめです。よく売れています。
8月に植えると10月くらいに紫色の花が咲いて、普通に花壇の花としてもきれいです。雌しべをピンセットで採って、そのままか、乾燥させてパエリヤやサフランライスなどに使います。植えたままにしておくと春先に地上部が枯れるので、春に球根を掘り起こして保管してまた夏に植え直すと毎年楽しめますよ。
突撃取材に快く応じてくださり、とっておきのハーブを教えてくださった出展者の皆さま、本当にありがとうございました! 初めて耳にするお話や、すぐに真似したくなるアイデアがいっぱいで大興奮でした。これからのハーブ生活がさらに深みを増して、ワクワクする毎日になりそうです!
GREEN MARKET KOBEについて

「GREEN MARKET KOBE」の会場となる東遊園地は、神戸の三宮駅から徒歩で10分くらいの場所にあり、メタセコイア並木の新緑がとても爽やかで、芝生広場や植栽も美しく、訪れるだけで心が癒されるまさに「都会のオアシス」です。
「植物のある豊かな暮らしと街」を伝えるこのイベントは、出展者さんとお客さんの距離がとても近く、あちこちで楽しい会話が聞こえてきて、植物を通じて喜びを分かち合っているような、温かい活気に満ちていました。
今回のテーマは 「wellness」。このイベントに訪れた方はきっと、穏やかな気持ちになって明日へ向かうポジティブなパワーをもらって家路につかれたのではないでしょうか。次回は10月17日土曜日に開催予定だそうです。お近くの皆さま、ぜひ足をお運びくださいね。
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