【ついに完成】LOVEGREEN STORE オリジナル鉢の制作現場から完成までをレポート!

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LOVEGREEN STOREオリジナル陶器鉢「バイカラーポット」が完成しました!バイカラーポットの制作している工房や鉢のこだわりの機能性などのポイントをご紹介します!

今回は、陶芸家の芸林 晶子さんにご協力いただきました。

 

陶芸家・芸林晶子
http://www.geirin-akiko.com/

大学在学中に土と出会ってから、スペイン、丹波等で陶芸を学ぶ。
2006年グラナダ市立Escuela de artes e oficios 陶芸学科卒業。
土の持つ柔らかさ、温かさ、遊び心を作品に込めるべく今日も浅草の工房で土に向き合っています。

今回お願いした鉢

今回、芸林さんにお願いした鉢は3.5号と2.5号の2タイプ。

3.5号鉢の寸法イメージ

▲3.5号鉢の寸法イメージ

排水性を考え、鉢穴と排水穴の大きさと場所をしっかりと確保しています。さらに陶器鉢特有のボテッと感を無くすため、鉢の厚みを4mmでお願いしました。

2.5号鉢も3.5号鉢と縦横比が同じ比率となっています。

実際の制作風景

詳しい鉢のスペックはまた後程ご紹介するとして、さっそく実際の制作風景をご紹介します!

ろくろで成形

まずはろくろで鉢の形を作っていきます。

まずはろくろで鉢の形を作っていきます。これぞ陶芸! って感じがしてわくわくしますね~!

 

ぐいぃ~っと横に広げながら高さを出していきます。

ぐいぃ~っと横に広げながら高さを出していきます。

 

ある程度の高さが出てくるともう鉢の形が分かってきますね

ある程度の高さが出てくるともう鉢の形が分かってきますね!鉢の厚さや形を整えていきます。

 

鉢の深さや口径を調整するのにつかわれるのが "トンボ" という道具。

鉢の深さや口径を調整するのにつかわれるのが “トンボ” という道具。あらかじめ作りたい大きさに合わせたトンボを用意して、少しずつ調整していくんだそう。

 

成形が終わったら、切り離して鉢底穴や排水穴を作って乾燥させます。

成形が終わったら、切り離して鉢底穴や排水穴を作って乾燥させます。

 

乾燥させたのがこちら! 乾燥させる前と比べると、水分が抜けて少し小さくなっていますね。

乾燥させたのがこちら! 乾燥させる前と比べると、水分が抜けて少し小さくなっていますね。

次は窯に入れて素焼きをしていきます!

素焼き

乾燥させただけだと水をかけたときに崩れてしまうので、窯に入れてじっくりと焼き上げていきます。さらに素焼きには釉薬を染みこませやすくするという役割も。

乾燥させただけだと水をかけたときに崩れてしまうので、窯に入れてじっくりと焼き上げていきます。さらに素焼きには釉薬を染みこませやすくするという役割も。

 

焼きあがるとこんな感じの色味に!(※2.5号鉢サイズです)

焼きあがるとこんな感じの色味に!(※2.5号鉢サイズです)

よく売られている素焼き鉢というのは、この状態の鉢のこと。今回は釉薬を塗って、さらにもう一度焼いていきます!

釉薬を塗る

まずは釉薬を塗りたくない場所(鉢の底と内側)に撥水剤を塗ります。

まずは釉薬を塗りたくない場所(鉢の底と内側)に撥水剤を塗ります。

 

撥水剤を塗り終わったら、釉薬の中にドボンとつけます! 釉薬には装飾だけでなく、防水性や強度を高める役割があります。

撥水剤を塗り終わったら、釉薬の中にドボンとつけます! 釉薬には装飾だけでなく、防水性や強度を高める役割があります。

 

数秒間つけて取り出すと素焼き鉢が真っ白に! 余分な釉薬を落として乾燥させたら、いよいよ本焼きです。

数秒間つけて取り出すと素焼き鉢が真っ白に! 余分な釉薬を落として乾燥させたら、いよいよ本焼きです。

本焼き

釉薬を塗った素焼き鉢を、窯でじっくりと焼き上げたのがこちら!

釉薬を塗った素焼き鉢を、窯でじっくりと焼き上げたのがこちら!

熱せられた釉薬が鉢の表面をコーティングしてつるつるになっています。一つ一つ手作りしているので、鉢の表情が違くて面白いですね!

これで一連の制作は終了です。今回は3.5号鉢と2.5号鉢を各3色ずつ制作。

鉢と受け皿の色が違う陶器鉢「バイカラーポット」が完成!

一鉢一鉢、丁寧に作り上げた陶器鉢バイカラーポットはおしゃれなだけではなく機能性にもポイントがあります◎

今回LOVEGREEN STOREでこだわった5つのポイントをご紹介!

Point1. 観葉植物や多肉植物にベストな大きさと形

今回のバイカラーポットシリーズは、3.5号(直径10.5cm)と2.5号(直径7.5cm)の2タイプがあり、園芸店で買ってきたポット苗をすぐに植え替えることができます。

さらに高さのある深鉢にし、鉢の厚さを一般的な陶器鉢よりも薄めに設計してあるためボッテリ感が無いさっぱりとした印象に。

Point2. 保水性も高まる?釉薬の効果

釉薬を塗っていない素焼き鉢や陶器鉢は、使っているうちに水道水のミネラル分が表面に結晶化して白くなってきますが、バイカラーポットは釉薬でコーティングしているため、表面にミネラル分が出てきにくいです。

保水性も高まっているため、乾燥が苦手な植物も植えることができます。

Point3. ビギナーも安心!排水性と通気性が良い

普段はプラ鉢をメインに使っている、植物栽培ガチ勢のスタッフが特にこだわったのが排水性と通気性。

植物初心者の人が観葉植物を枯らしてしまう原因で多いのが根腐れ。根腐れは、水のやりすぎや通気性の悪い場所で育てているとおこりやすいです。

バイカラーポットは鉢底穴を3つあけ、横の排水穴も3つあけています。そのため水がスムーズに流れ出て、空気が通りやすいため根腐れになりにくくなっています。

植物初心者の人は排水性の良い鉢と土を使って植物を育てると失敗しにくいので、バイカラーポットはオススメの一鉢です。

Point4. たっぷり水やりできる!深めの受け皿

受け皿を深めに作っているので、しっかりと水を確保できます。常に水が溜まっている状態はあまり良くないので、水が溜まったら捨てるようにしましょう。

Point5. 落ち着いた色合いと遊び心あるカラー

落ち着いた色合いの釉薬を塗っているので部屋の雰囲気に馴染みやすく、植物を植えたときに鉢の存在感が出すぎないようにしました。

カラー名には遊び心をプラス!

今回は、色から連想できるなじみのある和の言葉をチョイスしました。もし悩んだときは、ピンときたカラー名でお選びください。

 

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