【観葉植物の植え替え方法】ベストな時期やおすすめの土と鉢

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観葉植物の植え替え方法をまとめました。植え替えは適切な時期に行うとその後の生長に違いが出ます。ベストなタイミング、必要な道具、おすすめの土、鉢の選び方など植え替えに関する基本から、どうして植え替えが必要なのかまでしっかりと紹介します。

目次

春から秋に観葉植物の植え替えをする理由

ざっくりと言ってしまえば観葉植物を植え替えをするのに色々と都合がよいから!

定番人気の観葉植物は熱帯生まれ

つまり暖かい場所で育っています。そのため日本の寒い冬はお休みモードに入り、生長がゆっくりになります。この時に植え替えをしても根もお休みモードなんです。

モンステラ

モンステラなどは熱帯アメリカ原産

 

パキラ

パキラはブラジルが原産です。

そんな熱帯地域原産の観葉植物たちは、育てている地域にもよりますが、だいたい4月5月頃から動き始め、6月頃から本格的に生長を始めます。お休みモードから、お目覚めということ。新しい根を伸ばし始める時期だからこそ新しい土に植え替えることで、これからの生長をサポートすることができます。

湿度のある時期もベター

観葉植物の植え替え後は、しばらく乾燥させないようにすることがベスト。6月以降の湿度が高い環境、特に6月の後半は気温も高くなるのでおすすめです。

真夏の植え替えはできるだけ避けよう

真夏は観葉植物の生長も鈍くなります。できるだけ植え替えは避けたほうが良いです。お盆が過ぎて、暑さが落ち着いて方のほうがおすすめ。

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観葉植物の植え替えタイミングはいつ?

実際に観葉植物の植え替えをするときの目安をご紹介します!

基本的に毎年~2年に1回植え替える

植え替えのタイミングに関しては、育てている植物や栽培環境によって変わります。そのため「いつがベスト!」とは言い切ることはできません。

一般的な観葉植物であれば、基本的に毎年~2年に1度は植え替えしてください。

可能なら年に1回が理想的

小型の観葉植物を植え替えるときに入れる元肥や、観葉植物専用の培養土に入っている肥料は大体1年位で効果がなくなってしまいます。そのため、毎年植え替えて根の調子を見つつ植え替えることが望ましいでしょう。

鉢底から根が出てきている

観葉植物の植え替え

観葉植物は根詰まりを起こすと鉢底から根を出すことがあります。赤丸の部分から根が見えています。これは根が鉢中で育っているから。

プラスチックの鉢などであれば、根詰まりが起きてくるとパンパンに膨れるため分かりやすいのですが、素焼き鉢やテラコッタの鉢は分かりにくいので、鉢底から根が出ているかどうかを一つの基準にするとよいです。

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観葉植物の植え替え方法

初めて植え替えをする方もわかりやすい植え替え方法をまとめました。

最初は水はけ重視の植え替えをしよう

観葉植物を枯らす理由で多いのが、水のやりすぎによる根腐れです。

一般的によく流通している観葉植物は乾燥に強いものが多いので、過度な水やりは必要ありません。

基本的な水やりの目安としては土の表面が乾燥してからたっぷりと水やりをします。慣れないうちはこの乾燥具合がわかりにくく、つい頻繁に水やりをしてしまいます。

 水やりのタイミングを観葉植物に合わせるのではなく、観葉植物を水やりのタイミングに合わせれば管理もしやすくなります。

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実際に植え替えをしてみよう

これから紹介する植え替え方法は、あくまで「日当たりと風通しの良い場所で育てる」というのが前提となります。もし根腐れが起きた場合は置いている環境を見直してみましょう。

用意するもの

用意するものはざっとこんな感じです。

  • 鉢:お好みの鉢底穴が開いていいるもの
  • 土:観葉植物専用の土
  • 鉢底石:軽石
  • その他:鉢底ネット、割り箸(細めの棒)
  • あると便利:土入れスコップ、新聞紙、軍手、園芸シートやトレー

今回は汎用性の高いプラスチック製の鉢を選んでみました。土は赤玉土や鹿沼土が主体の水はけの良いものを選びましょう。

編集部でも愛用者が多いのは「プロトリーフ室内観葉植物と多肉の土」「みどりが鮮やかになる土5L evo」これらの土はとても水はけが良くて使い勝手抜群です。

また、鉢底石はマストです。鉢底石が無い場合は赤玉土の中粒、大粒でも代用できます。

①植え替える観葉植物を鉢から抜く

まずは観葉植物を鉢から抜いて、根鉢(根が張っている土の部分)を崩していきましょう。

今回はカラジウムを植え替えていきます。まずは観葉植物を鉢から抜いて、根鉢(根が張っている土の部分)を崩します。

 

ホームセンターや園芸店で販売されている観葉植物は、土が古くなっている場合があります。

ホームセンターや園芸店で販売されている観葉植物は、土が古くなっている場合があります。根を傷つけない程度に古い土を落とし、一緒に黒くなった根を取り除きます。

土が固い場合は水の中で土を溶かすようにすると、簡単に落とすことができますよ。特に土の表面は劣化していることが多いので、きれいに取り除きましょう。

 

こんな感じで古い土がだいたい落ちれば大丈夫です。

こんな感じで古い土がだいたい落ちれば大丈夫です。気になる人は流水などで優しく洗い流してください。

※植え替え時に根鉢を崩さないようにする観葉植物もあります。植え替えをする前に調べましょう。 

②鉢底石を入れる

植物の準備ができたら、植え替える鉢を用意しましょう。

植物の準備ができたら、植え替える鉢を用意しましょう。

先に鉢底ネットを敷いて、その上から鉢底石を入れます。大体鉢底ネットが隠れるくらいで大丈夫です。もし5号鉢以上の大きめな鉢を使う場合は、もう少し多めに入れるようにすると排水性が良くなります。

鉢底石を入れることで排水性が良くなり、土が流れ出るのが防げます。さらに屋外で育てる場合は害虫の侵入を防ぐ役割もありとっても大事な工程です。

 

なお、このように鉢底がメッシュ状になっている場合は鉢底ネットを敷かなくても問題ありません。

なお、このように鉢底がメッシュ状になっている場合は鉢底ネットを敷かなくても問題ありません。

③高さを決める

実際に観葉植物を置いて高さや位置を調整しましょう。

実際に観葉植物を置いて高さや位置を調整しましょう。大体鉢の縁から1cmぐらい低い位置に土の表面が来るように、土を入れる、鉢底石を取るなどして調整してください。

鉢ギリギリまで土を入れないのは、ウォータースペース(水やりをしたときに水が溢れないようにするスペース)を確保するためです。また、置き肥を置いた時も落ちなくなります。

④観葉植物を置いて土を入れていく

観葉植物の高さが定まったら、周りに土を入れていきます。

観葉植物の高さが定まったら、周りに土を入れていきます。③のウォータースペースを意識して土を入れたら、割り箸などで土を突っつきます。

こうすることで土の隙間が無くなって水はけが良くなります。根腐れを防止する効果があるためしっかりと行いましょう。想像以上に土が沈むと思います。

沈んだ分の土を足して、再度軽く突っついて整えればOKです。

⑤透明な水が流れてくるまで水やりをする

最後に水やりをして終了です。

最後に水やりをして終了です。植え替え直後は水やりをしたときに、茶色い水が鉢底から流れてきます。これは余分な粉塵(細かい土)が含まれているためで、ここでしっかりと透明な水になるまで水やりをすることで、受け皿が汚れることが無くなります。

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植え替え後の管理方法

観葉植物は植え替え後、水切れに敏感になっているので2週間程度は土を乾かさないように注意しましょう。その後は土の表面が乾いたら水やりをする、というのを基本に行いますが、分からなければ2~3日に1回水やりをすれば大丈夫です。

今回おすすめしている「プロトリーフ室内観葉向けの土」は、乾燥すると色が変わる黄色い鹿沼土が使用されているので、それを目安にするのも◎。

また、直射日光に当てるのも厳禁です。半日陰に置いて根が張るのを待ちましょう。

室内であればレースカーテン越し程度の光が当たっていれば大丈夫です。

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観葉植物を植え替える必要性とは

なぜ観葉植物を植え替えをするのでしょうか? 観葉植物を植え替える必要性について説明します。植え替えが観葉植物にとって非常に大事な作業ということがわかります。

土の中に溜まった老廃物をきれいにするため

観葉植物は根から老廃物を排出しており、植え替えをしないでいると土の中に老廃物がどんどん溜まっていきます。

老廃物というのは観葉植物の生長を妨げる原因になることがあります。鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水やりをしていれば、水と一緒に老廃物が流れていきますが、それでも完全に除去することはできません。できるかぎり綺麗にするために定期的に植え替えをします。

劣化した土を交換するため

土は時間が経つと観葉植物の老廃物が溜まるだけでなく、土自体が劣化します。特に赤玉土などは観葉植物の根によってつぶれたり、水や肥料によって経年劣化して割れたりします。

劣化した粒が細かくなって水はけが悪くなり、根腐れなどの原因となることがあります。

病気の原因となる雑菌を取り除くため

古く劣化した土は、排水性が悪く雑菌をスムーズに洗い流せません。そのため病気の原因となる雑菌などが発生することがあります。

水はけの良い土を使い、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをすることで、土の中の雑菌を洗い流し清潔に保つことができます。

害虫の幼虫や卵を取り除くため

忘れてはならないのが害虫の存在。ハダニやアブラムシなど、葉や茎から樹液を吸う害虫だけでなく、土の中で悪さをする害虫もいます。

特に多いのがコガネムシの幼虫など根を食害するネキリムシ(根切り虫)。ネキリムシは非常に厄介で、土の中にいるため植物の調子が悪くなってからでないと、なかなか気づかない存在。

木酢液などで対処できますが、植え替えをしてしまった方が手っ取り早いです。もし食害されている部分があれば、植え替え時に殺菌剤などを散布して病気を予防しましょう。

根詰まりを防ぐため

「根詰まり」とは観葉植物の根が鉢いっぱいに広がって、パンパンになっている状態のことです。

根詰まりの状態になっていると、水はけが悪くなるだけでなく、水を吸収する効率が落ちるため観葉植物の生長が緩やかになり、ひどい時は枯れてきてしまいます。

鉢底にある穴から根が見えている、出ている場合は根詰まりしているか、もうすぐ詰まると思われます。一回り大きな鉢に植え替えをするか、根を整理して植え替えをしましょう。

根詰まりは観葉植物を鉢から抜いて、根を整理するか大きい鉢に植え替えることで解決します。

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観葉植物の鉢の選び方

植え替えの時に、土選びと同様に要になるのが鉢。鉢はなんでもい良いわけではないんです。観葉植物が健やかに育つ鉢の選び方についてご紹介します!

鉢底穴が開いているか

鉢・プランター もみっく

鉢選びで最も重要なのが鉢底穴。

特に観葉植物ビギナーほど、大きな鉢底穴が開いている鉢を選ぶようにしましょう。鉢底穴が開いていることで通気性と排水性が良く、根腐れが起きにくくなります。

ある程度、観葉植物を育てるのに慣れてきたら鉢底穴の小さい鉢や、鉢底穴のない鉢を使うようにすると失敗が少なくなります。

 

ハイドロカルチャー ガジュマル RE GREEN

ただし、よく水耕栽培用で売られている観葉植物を育てる場合は、鉢底穴が開いていない鉢を使って、ハイドロボールを使って水耕栽培で育てるのがよいでしょう。

鉢の素材で選ぶ

鉢底穴の次に大事なのが素材。素材によって特性が違うので、自分の育て方に合わせて選ぶとよいでしょう。

軽量でデザイン豊富「プラスチック鉢」

植木鉢 プランター もみっく

プラスチック鉢の特徴は軽量なところ。素焼き鉢などと比べて鉢自体が軽いので移動しやすいことと、ハンギングでも使いやすいです。デザインも豊富な王道の素材です。

落としても割れにくいのもプラスチック鉢ならでは。さらに縦長だったり、スリットが入っていたりと植物の特性に合わせて選ぶことができます。

最近では、土に還る素材、可燃ゴミとして捨てられす素材など環境に配慮されたプラスチック鉢もあります。

万能素材「素焼き鉢」

素焼き鉢は通気性と排水性が良く、乾湿のメリハリがつけやすいので、基本的にどんな植物にも使えます。

表面にコケが付着することがあります。それはそれで味として楽しむもよし。落としたりぶつけたりすると割れてしまうので扱うときは注意しましょう。

土に還る「生分解性不織布」

土に埋めると微生物に分解されるという、生分解性不織布を使った鉢があります。素焼き鉢同様に通気性と排水性が良く、鉢として使う場合は屋外での使用がおすすめです。

室内で使用する場合は、ポットカバーとしても使えます。インテリア性がありおすすめです。

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観葉植物の土の選び方

観葉植物を育てるときの基礎となる部分なので、慎重に選びましょう。ここからは植物の種類や育てる環境に合わせた観葉植物の土の選び方をご紹介します。

室内で観葉植物を育てる人向け

おそらく多くの人が室内で観葉植物を育てると思います。室内で育てるときは、コバエなどの発生原因となり得る腐葉土やピートモスが混ざっていない土がおすすめです。

市販の観葉植物用の土を買う時も、配合を見て赤玉土や鹿沼土といった無機物を基本に構成されているものを選ぶとよいでしょう。

水やりが面倒くさい人向け(水耕栽培)

育てられる観葉植物の幅は狭くなりますが、水やりが面倒くさい場合は水耕栽培がおすすめです。ビンや穴が空いていない鉢などにハイドロボールを入れて育てます。

土に植わっている観葉植物を水耕栽培するのは腐ることがあるため初心者の人にはあまりおすすめできません。ホームセンターや園芸店で売られている水耕栽培用の観葉植物を購入しましょう。

水耕栽培する時は12週間に1回程度、鉢の中が清潔になるように観葉植物を植えたまま数回すすぐようにして水を交換しましょう。容器も水も清潔に保つことでコケや雑菌などの繁殖を抑えることができます。

土の使いまわしはNG、でも再利用したい時は?

土を捨てるのは意外と面倒で、再利用したいところですが、一度使った土をもう一度使うのは基本的におすすめできません。

これは土自体が劣化していたり、害虫の卵や病気の原因菌などが残っている場合があるためです。もし赤玉土など硬質の土を再利用したい場合はブルーシートなどに広げ、2~3日天日干しをして殺菌します。

腐葉土など柔らかい土を再利用する時は、土を湿らせてから黒いビニール袋にいれ、夏の暑い時期に2~3日、日当たりの良い場所に置いておきましょう。その後土壌改良材などを混ぜ込んで土を復活させます。

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ステップアップ! 自分で土をブレンドする

慣れてきたら自分で土をブレンドするのも楽しいですよ。同じ植物を育てていても環境によって合う土が変わってくるので、それに合わせてブレンドすることで観葉植物をより元気に育てることができるようになります。

そのためにはまず、自分の育て方のクセや環境を把握することがあるので、焦らずゆっくり植物を育てながら分析してみてくださいね。

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