前田有紀の一“花”言vol.6「ピンクッション」~生けてもドライフラワーでも2度楽しめる!
LOVEGREEN編集部
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寒さがグッと増し、外にでるのも思わずためらってしまいます。
そんな時は、パッと温かみのあるお花を生けてみませんか? 今回は「ピンクッション」をご紹介します。
楽しみ方は様々「ピンクッション」をレコメンド!
アフリカやスペインからも日本に届いている「ピンクッション」。最近は、スワッグの定番としても店頭で見かけることが多くなってきましたね!私自身も、大好きでお庭に植えています。ちなみに、その他ミモザやリューカデンドロンなどのワイルドフラワーなども。
また、発色がいいピンクッションの色合いは、朝日のようでこの一年をスタートする1月に飾りたくなるようなお花です。
長持ちでドライになる
生花でとっても長持ちするピンクション。一輪としてもインパクトがあるので、部屋をパッと明るくしてくれそうですね!針のように飛び出して見えるのは、実は雄しべなんです。そのままの色味で綺麗なドライフラワーになります。
生花からドライフラワーと二度楽しめますので、ライフスタイルなどにあわせた飾り方をしてみるのもおすすめです!
さわって質感も楽しもう
見た目からもプラスチックのように見えますが、実際も丈夫な質感。さわっているとだんだん愛着がわいてきちゃいます!
さわることで、その植物のエネルギーを感じられるので是非体験してもらいたいです。
「ピンクッション」を生けてみよう
存在感抜群のピンクッションは他の生花との組み合わせが難しく感じられることも・・・
そんな時におすすめする組み合わせをご紹介しますので参考になればと思います。
やわらかいお花をなじませて飾るのがおすすめ!
ピンクッションから右に
・ビバーナムティムス
・グレビレア
・ミモザ
・リューカデンドロン
今回、用意したお花は、花持ちがいいピンクッションに合わせて長持ちする花材を揃えました。
ミモザやビバーナムティムスは、風に揺られていそうなやわらかいイメージ。
グレビレアやリューカデンドロンは野草なイメージに。ちなみに、グレビレアはアフリカから来た植物です。
生けるときのイメージも楽しもう!
前田さんが監修を手がける「世界の花屋」でも取り扱っているピンクッションは、スペインのラ・パルマ島の農園からやってきます。農園ではたくさんの太陽の光を浴びてこんな風にわさわさと育っているのがわかります!
そんな自然の風景をイメージして、たくさんのグリーンや実物と一緒にのびのびと生けましよう!
スワッグとしてもおすすめ!
今回の組み合わせは、スワッグにして楽しむことができます。生けている花数本をピックアップしてスワッグを作って生花と一緒に飾ってみませんか?
生花とスワッグの楽しみ方
ドライフラワーになるとピンクッションはふわふわになり、色味もそのまま!その他にも、このリューカデンドロンの変化も!
右が生花で生けて飾っていたもの、左がドライフラワーにしたものです。
ドライフラワーになってくると少しずつ蕾が開き始めます。そしてしばらくすると、、、
この開いたリューカデンドロンから種が出てきます。
そんな変化を観察してみるのも植物を楽しむ醍醐味になりそうですよね!
撮影後の編集部の発見!
ピンクッションの可愛らしい葉、何に見えますか?
前田さんとの談話中に、編集部熊木は「熊の手」みたいと言っていました。葉の先が少しぷっくりしていて可愛らしく、前田さんも笑いながら納得していました!
みなさんはどのように見えましたか? 花だけではなく葉にも注目してみると何か新しい発見があるかもしれませんね。
引き続き、隔週金曜日に前田さんの連載の「前田有紀の一花言」を配信しますので、お楽しみに!
フラワースタイリスト
前田有紀
2013年イギリスに留学し、帰国後フラワースタイリストとして活躍。イベント装飾やブーケやアレンジメントの制作を手がけ、雑誌やSNSなどでメディアを通して花と緑のある暮らしを提案している。2017年の春以降は積極的にワークショップも行い、花や緑に関わる人々と直接ふれあうことでリアルな声も積極的に取り入れている。また、2017年10月にオープンした「世界の花屋」では、デザイン監修を務め、世界の花々の生産や流通など、花の歴史などの魅力を伝えている。
Facebook/前田有紀『一日一花』
instagram/@yukimaeda0117
世界の花屋/公式サイト
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