世界の植物紀行 – 四代目金岡又右衛門 –「オーストラリア北東部の植物」後編 –サイカスと豊かな自然
LOVEGREEN編集部
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Cycad Internationalに到着
カナナラから約600kmを走破し、キャサリンにある私たちのパートナーCycad Internationalのオフィス兼ナーセリーに到着した。
このナーセリーは、その名の通りネイティブに限らずアフリカ原産のサイカスを数多く栽培している。オーストラリアではサイカスの第一人者と言える。そんな彼のサイカスをいくつか紹介させていただきたい。
Cycad Internationalには様々な品種がある。その全てがワシントン条約のAppendix Ⅰ~Ⅲ(付属書Ⅰ~Ⅲ)に属するもので、輸出入規制がかかっているのである。特にAppendix Ⅰは、通常では学術目的以外の輸出入は禁止され、商業目的の輸出入はできない。動物で言えばアフリカゾウやパンダなどが該当する。
しかし、このナーセリーは公的機関の指導の下、正当な手順を踏んで、自社にて管理していることが確認できているため、輸出が可能な数少ないナーセリーのひとつである。
Feroxをはじめ、大きなソテツ類が多くある。驚きである。
中にはこのような少し変わったものもあり、私のお気に入りでもある逸品。写真では見にくいが、明らかにくるくる渦を巻いている私の大好きな、トルネードタイプ 又右衛門モデルである。
そして注目度の高い希少なオーストラリア固有種のマクロザミア・マクドンネリーなどもある。
シルバーの葉がとても美しく輝いている。
分頭している面白い株も見せてくれた。
その他に輸出入可能かは別として、アングラータなど、私の知識がついて行けないほど、色々な品種が管理されている。コレクターにとっては喉から手が出るほど欲しいものがいっぱいであろう。
サイカスとは異なるが、パキポディウムや、バオバブの苗木などもあり、何時間滞在しても飽きないぐらいであった。
背の高いパキポディウムが地植えにされている。
このキャサリンの街、中々行くことはないかもしれないが、ナーセリー以外に近くには、豊富な自然があり、植物以外にも色んな楽しみかたもある。
\オーストラリアは豊かな自然がたくさん/
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