初挑戦!ハーブで手作り石鹸を作ってみた
清水ヨシミ
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自分の好きな香りやハーブの石鹸があったらいいなと思ったことはありませんか?手作り石鹸は時間もかかるし、必要なものが多くて面倒…。そんなイメージもありますが、MPソープ(グリセリンソープ)を使えば少ない材料でとっても簡単にできます。
今回は初めて手作り石鹸に挑戦し、その時の様子を失敗点や注意点も含めてご紹介します。自分のお好みの素材や香りでアレンジするのもOK!楽しみながら作ってみてはいかがでしょうか?
目次
手作り石鹸を作るメリットと注意したいこと
手作り石鹸は、自分に合わせた好みの材料で作ることができます。好きな香りの石鹸を使うと、毎日の手を洗う習慣が少し楽しくなる気がします。
今回はMPソープと呼ばれる、グリセリンの石鹸をもとにします。通常の石鹸作りで使用する苛性ソーダを使わないので、材料も用意しやすいですよ。MPソープを溶かし、お好みの材料を入れて固めるだけのお手軽な石鹸なので、お子様と一緒に作っても楽しいですね!
グリセリンは肌に優しい素材ですが、人によっては合わないこともあるので使う前にパッチテストをしましょう。中に入れる素材によって成分も変わるので、その石鹸ごとにパッチテストをして下さいね。防腐剤などが入っていないので、作った後は早めに使い切りましょう。
おすすめのハーブ5選
ラベンダー
ラベンダーのフローラル系の香りはとても癒されますよね。疲れた時やリラックスしたい時にいかがでしょうか。
ローズマリー
ローズマリーは若返りのハーブとも呼ばれています。スッキリとしたグリーンの香りです。
ミント
お菓子やガムでお馴染みの、清涼感のある香りです。近年人気が再燃している薄荷油と組み合わせてもいいですね。
ローズヒップ
赤く色がつきます。香りはあまりないのでお好みのアロマオイルと組み合わせてみましょう。
ブルーマロウ
作る時に鮮やかな青になります。日が経つごとに緑~黄色に色が変化していきます。香りはほとんどないので、お好みのアロマオイルと組み合わせるのがおすすめです。
ハーブの手作り石鹸の作り方
ハーブを使用する場合は予めドライにしておきます。
用意するもの
型や作りたい大きさに合わせて材料の分量が変わるので、MPソープ100gの分量を基準にハーブやオイルの量を調整して下さい。大きさの目安として、市販の一般的な固形石鹸は80~100gです。
・MPソープ…100g
・お好みのドライハーブかハーブティー…(MPソープ100gに対して)1~2g
・型…石鹸やレジン用のシリコンの型か、プラスチックや紙コップなどの容器
・MPソープを溶かすための耐熱ボウル
・スプーンなど材料を混ぜるもの
・包丁、カッティングボード
お好みでアロマオイル、ホホバオイルなどのスキンケアオイルを(MPソープ100gに対して)10滴程度追加してもOK!
アロマオイルはお好みのもので大丈夫ですが、メインのハーブと同じか近い香りの方が馴染みやすいです。また、柑橘系のアロマオイルには、光毒性(ひかりどくせい)という紫外線に当たると皮膚トラブルを起こすものがあると言われているので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
ドライにしたハーブ(ハーブティーのハーブ)は細かく刻んでおきましょう。色や香りが出やすく、使用感も良くなります。写真のブルーマロウは、花弁のみを使用した方が綺麗な色に仕上がりました。
MPソープは、ムラなく溶かすために1センチ角にカットしてから加熱します。
MPソープを耐熱容器に入れ、レンジで10秒ごとに確認をしながら溶かしていきます。今回は600wで溶かしていきました。
こちらの写真はレンジで合計30秒加熱したMPソープの様子です。ムラができないようにかき混ぜてから再加熱し、完全に溶かしましょう。
完全に溶けたら、使用したMPソープの量に合わせてアロマオイルを10~20滴程度入れましょう。スキンケアオイルを使う場合もこのタイミング10~20滴程度入れます。
今回はデザインを考え、MPソープとハーブの層になるように何回かに分けて入れましたが、アロマオイルを入れる時に一緒に混ぜて1度に流し込むと、ムラのない石鹸になります。
型に入れたら数時間~1日置いて、しっかり固まるのを待ちます。
石鹸が固まったら型から取り出し、2~3日乾燥させてから使い始めましょう。
写真左から、作って2日目のブルーマロウ(+ハッカ油)、1週間程経ったブルーマロウ(+ハッカ油)、ローズヒップ(+フラワー系のアロマオイルミックス+ホホバオイル)です。
ローズヒップは、作ってから時間が経つにつれて徐々に赤みが強くなりました。
写真左、真ん中のブルーマロウは作ってから日が経つにつれて青から緑、黄色へと徐々に変化していきました。
バラの花弁(写真右)や、ローズヒップ&ハイビスカスティーでも作ってみましたが黒ずんでしまいました。ハイビスカス、ブルーマロウなどのアオイ科の花や、熱や石鹸のアルカリ性に反応してしまう花は色が変わってしまうことがわかりました。
初めて挑戦する材料は、香りや使用感を確かめるために少量から試してみるのがおすすめです。こちらの写真は7種類のドライハーブを試した時の様子です。アロマオイルを入れませんでしたが、ハーブのみでもほんのりいい香りがしました。
ハーブの手作り石鹸の使用感
作ったハーブの石鹸を実際に使ってみました。
今回作った石鹸は市販の石鹸と同じくらいの泡立ちで、ややトロミがありしっとりとした使用感でした。個人差はありますが、洗い流したあとの突っ張り感もほとんどありませんでした。ハッカ油を10滴程度入れた場合はほんのりと香り、洗い流した後はほとんど香りは残りませんでした。
LOVEGREEN編集部や他の部署のメンバーにも感想を聞いたところ、洗い流すときの泡切れがいい、市販の保湿系の石鹸によくある膜が張っているような感覚がなくて好み、良い香りでよかった、などと好評でした!
溶かして固めるだけで簡単にできるグリセリン石鹸。好きな香りのハーブやアロマオイルを使って、使う度にちょっとハッピーになれるオリジナル石鹸を作ってみてはいかがでしょうか?
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