9月は要注意!秋から気をつけたい害虫5選
LOVEGREEN編集部
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秋冬野菜が一番最初にトラブルにあうこと……おそらくそれは害虫被害です。
植え付けてから11月頃まで、秋冬野菜もすくすくと生長しますが、虫たちにとっても活発な活動期間にあたります。そのため、目を離したすきに虫たちに葉を食べられてしまい、あっという間に丸裸にされてしまいます。
害虫に狙われやすい野菜・食べられやすい部分・いち早く発見するポイントを知って、害虫に負けない秋冬野菜を育てましょう!
目次
害虫に狙われやすい植物
例えば、同じチョウの幼虫でも、モンシロチョウの幼虫のアオムシは、アブラナ科の野菜などを主に食害します。
一方、キアゲハの幼虫は、セリ科の野菜を好んで食害するというように、虫にはそれぞれ好みの植物というものがあります。
どんな植物が、どんな害虫に狙われてしまうのかを知ることが大切です。
自宅で育てている植物の中から、要注意の植物をご紹介します。
アブラナ科
多くの害虫が、アブラナ科の植物を狙っています。アブラナ科を育てている宿命と思って、害虫対策をたてなければなりません。
野菜
カブ・大根・チンゲンサイ・白菜・ブロッコリー・カリフラワー・小松菜など
害虫に食べられやすい部位
葉
害虫が一番好んで食べる部分は、なんといっても「葉」です。若齢幼虫から老齢幼虫が成長の段階に合わせて、食害部分を広げていきます。
(主な害虫~アオムシ、ヨトウムシ、ネキリムシ、ナメクジなど)
花・蕾
せっかく咲いた花が、咲いたそばから食べられてしまい、美しい形がガタガタにされてしまいます。
(主な害虫~アブラムシ、ヨトウムシ、ナメクジなど)
新芽
特にアブラムシが新芽を好んで食害します。新芽にビッシリとついているのを見つけると、恐怖を覚えるほどです。
(主な害虫~アブラムシ、ナメクジなど)
地際の茎・茎
主に野菜の苗ですが、せっかく植えたばかりの苗が、あるときぱったりと倒れていたるときや、茎にビッシリとアブラムシがついていたり要注意ポイントです。
(主な害虫~ネキリムシ、アブラムシ、ナメクジ)
害虫を発見するポイント
やはり、早期に発見することで、被害の拡大を防ぐことが重要ですが、昆虫は擬態という能力を使っていとも簡単に私たちの目をあざむきます。目を凝らして見なければ見つけることは不可能なのですが、やみくもに探すのはくたびれてしまいます。ここで、9月に要注意の害虫ごとに発見のポイントをおさえていきましょう。
害虫 | 食害 | 発見 | 場所 | 植物 |
アオムシ | 葉 | 葉の裏の卵・葉の上のフン・葉脈を残す | 葉の上 | カブ・大根・チンゲンサイ・白菜・ブロッコリーなど |
ヨトウムシ | 葉の裏、葉 | 葉の裏の卵・カスリ状の葉(若齢幼虫) | 葉の裏、土下深さ1cm |
キャベツ・白菜・ブロッコリー・大根・カリフラワー・レタス・ほうれん草・ネギ・にんじん・コスモス・ケイトウなど |
ネキリムシ | 地際の茎 | 植えたばかりの苗が倒れる | 結球部の葉の基部、土下深さ1cm |
カブ・キャベツ・大根・白菜・ネギなど |
アブラムシ | 新芽・花・つぼみ・茎・花弁 | アリ・葉がベタベタする・葉が巻き、縮れる・すす病を発症 | 植物の先端部分 |
カブ・キャベツ・小松菜・白菜・チンゲンサイ・カリフラワー・ラン・観葉植物など |
ナメクジ | 花、蕾、新芽、新葉、果実 | 葉に光沢のあるすじが残る・雨の後・多湿の場所・鉢底 | 葉の裏、地際の密植部分 |
キャベツ・白菜・チンゲンサイ・レタス・ペチュニア・マリーゴールド・ジニア・ベコニア・サルビア・洋ラン・カトレアなど |
9月に気をつけたい害虫5選
アオムシ
ヨトウムシ
ネキリムシ
アブラムシ
ナメクジ
害虫のまとめ
・害虫にねらわれやすい植物を覚えよう。
・食べられやすい部位を把握しよう。
・害虫ごとに発見するポイントをおさえよう。
いかがでしたか?
害虫がねらっている植物・食べられやすい部位を覚えていただけましたか?
じっと植物を見つめていると、目がなれてきて、ぐんぐん害虫が目に飛び込んできます。
最初は怖い害虫も怖くなくなってきますのでみなさん頑張って下さい!
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