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ヤマユリとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ヤマユリ 花言葉
植物名
ヤマユリ
学名

Lilium auratum

英名
Golden-rayed lily, Japanese Mountain Lily
和名
山百合
科名
ユリ科
属名
ユリ属
原産地
日本

ヤマユリの特徴

ヤマユリは、ユリ科ユリ属の球根植物。日本原産で、本州の山林や斜面、草原に自生しており、香りが良く美しい花を咲かせることから、たくさんの園芸種の親となったユリです。

ヤマユリは、草丈は1~2m程度、葉は細長く先がとがった狭被針型で、色は濃いグリーン、縦に線が入っています。花径20~25cmの大きな花を横向きに咲かせ、6枚の花びらを放射状に開き、先は反り返ります。花色は白、中心から外側に向かって黄色の帯状の線があり、赤から紫褐色の斑点が入ります。

ヤマユリは、花の大きさ、美しさ、香りの良さから、日本だけでなく、ヨーロッパでも注目され、人気の花となりました。英名の Golden-rayed lily は、金色に輝くユリという意味で、花の黄色の黄色の帯状の線から命名されました。また、カサブランカをはじめとするオリエンタルハイブリッドという園芸品種グループの親としても有名です。

ガラス細工のような質感の花びらは、傷がつきやすく、傷ついた箇所から茶色く変色してしまうので、扱いには注意が必要です。

ヤマユリの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 1~2m
耐寒性 普通
耐暑性 強い
花色
開花時期 7月~8月

ヤマユリの種類

カサブランカ小

カサブランカ

学名:Lilium ‘Casa Blanca’

カサブランカは、ヤマユリを親として作出されたオリエンタルハイブリッドと呼ばれる園芸種です。

ヤマユリの花言葉

ヤマユリの球根の選び方

ヤマユリの球根は、鱗茎といって、タマネギやチューリップの球根のように厚みのある葉がいくつも重なって、球に近い形を形成しています。球根頂部の尖った方から芽を出すので、こちらが潰れていたり、変形しているものは、良い球根ではありません。頂部がとがっているもの、傷がなく、色つやが良くて、手に持ってしっかりと重みを感じる球根を選ぶようにしましょう。

ヤマユリの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
植え替え

ヤマユリの栽培環境

日当たり・置き場所

明るい半日陰や、株元は日陰になり上部には日が当たるような場所を好みます。庭植えなら落葉樹の近くのような場所に植え付けましょう。

用土

水はけが良く、肥沃な土壌を好みます。

鉢植えは、市販の園芸用培養土で良く育ちます。

ヤマユリの育て方のポイント

水やり

株元の乾燥を嫌います。表土が乾いたら、たっぷりと水やりをします。

肥料

植え付け時に元肥、その後は、芽吹きのタイミングと花後に緩効性肥料を施します。

病害虫

アブラムシの被害にあうことがあります。見つけ次第、駆除しましょう。

ヤマユリの詳しい育て方

種まき

花後に長細い果実ができるので、熟して割れたら、種を取り出してとりまきします。ただし、開花までには数年かかります。

植え付け

深さ、幅共に球根の3倍の大きさの穴を掘って、元肥をすき込んでから植え付けます。植え付け後はたっぷりと水やりします。

仕立て方

1~2m程まで大きくなり、1~10個程度の花を咲かせます。花芽が確認できたら、花の重みで倒れてしまわないように支柱を添えるようにしましょう。

剪定・切り戻し

種を採取する予定がなければ、花後に花の基部から切り取ります。

植え替え・鉢替え

鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。

ユリ(百合)とは?特徴、種類、花言葉、季節、香り、由来や歴史まで

ヤマユリは、7月~8月に香りの良い大輪の花を咲かせます。

収穫

花が咲いたら、花瓶に生けて室内で楽しむことができます。

冬越し

冬は地上部が枯れたようになって休眠します。寒冷地ではマルチングを施すなどして、球根が凍らないようにしましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

分球や種まき、鱗片挿しで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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