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レンゲショウマとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • canva レンゲショウマ
  • canva レンゲショウマ
植物名
レンゲショウマ
学名

Anemonopsis macrophylla

和名
蓮華升麻
科名
キンポウゲ科
属名
レンゲショウマ属
原産地
日本

レンゲショウマの特徴

レンゲショウマは日本固有の植物で、東北南部から近畿地方の標高の高い深山や落葉樹林の林床などに自生するキンポウゲ科の多年草です。7月~8月にかけて、株元から長い茎を伸ばし、小さな粒のような丸いつぼみが少しずつ膨らみ、うつむきがちに可愛らしい花が開花します。開花までの愛らしい姿に魅了される人は多く、愛好家もいるほどです。

レンゲショウマの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 40~100cm
耐寒性 普通
耐暑性 やや弱い
花色 白、薄紫、薄ピンク
開花時期 7月~8月

レンゲショウマの花言葉

レンゲショウマの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

レンゲショウマの栽培環境

日当たり・置き場所

落葉樹林のような薄暗く少し湿り気のある場所に自生する植物なので、直射日光は好まず半日陰程度の風通しの良い場所を好みます。

地植えは、夏に長時間日差しが当たるような場所は避けます。

鉢植えは、遮光ネットなどを利用し、自生地のような明るさを作るとよいでしょう。特に7月後半~9月の高温多湿の時期は、遮光と風通しに気を付けて育てます。

用土

適度な湿り気のある場所に自生している草花です。水はけが良く、かつ保水性も良い土が適しています。

鉢植えは、山野草用の培養土で栽培可能です。

レンゲショウマの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは降雨に任せます。夏に乾燥した日が続く場合は、様子を見て与えましょう。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。受け皿の水はこまめに捨てましょう。少し湿り気のある土を好み、極端に乾燥すると株が弱るので注意します。

肥料

山野草の中では肥料を好む植物です。元肥として緩効性肥料を入れて植え付けます。その後は、春の芽出し後と花後に施肥をしましょう。

病害虫

常日頃から新芽や葉の様子を見て、早期発見を心がけましょう。

害虫
アブラムシ、ナメクジ、ハモグリバエ、ネコブセンチュウ

病気
うどん粉病、炭疽病、白絹病、軟腐病

レンゲショウマの詳しい育て方

選び方

夏につぼみのついた苗が流通します。葉に傷みのない株を選びましょう。

純白や筒の部分(軸と表現されます)に淡い紫がのるもの、淡いピンクなどの花色や八重咲き、斑入り種など魅力的な品種が多くあります。こだわりのある方は、見比べて購入するとよいでしょう。

種まき

温暖地では結実しにくい草花ですが、寒冷地では種から育てることができます。ただし、開花までには数年かかります。

植え付け

春が植え付け適期です。地植えする場合は、夏の直射日光を嫌うため、やや暗めの半日陰程度の場所に植え付けます。草丈が高くなる草花なので、花茎が伸びた時を考慮した植え付け場所を選びましょう。

剪定・切り戻し

花が終わったら、花茎を切り取りましょう。

植え替え・鉢替え

春が植え替え適期です。1~2年に一度、一回り大きな鉢に植え替えるか株分けを行いましょう。

canva レンゲショウマ

7月~8月が開花時期です。花びらに見える外側の部分は萼(がく)で、実際の花びらは雄しべや雌しべを囲む筒状の部分です。1本の茎には複数のつぼみがつき、いっぺんには咲かず、少しずつ時間差で開花します。すべての花が終わったら株元でカットします。

夏越し

強い日差しが当たると葉焼けを起こしたり、株が弱るので注意しましょう。

冬越し

冬は地上部を枯らし越冬し、春になると再び芽吹きます。

地植えは、落葉などでマルチングをするとよいでしょう。

鉢植えは、凍らないような場所に鉢を移動し、冬の間も水やりを忘れないようにします。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けと種まきで増やすことができます。種は収穫したらすぐにとりまきをします。種から育てると、開花までに3~4年かかります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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