プロテアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- プロテア
- 学名
Protea
- 英名
- Protea
- 科名
- ヤマモガシ科
- 属名
- プロテア属
- 原産地
- 南アフリカ
プロテアの特徴
プロテアは、ヤマモガシ科プロテア属の常緑樹。プロテアは、南アフリカを中心に100種近くが分布しています。枝の先に固い花びらの、大きな花を付けるのが特徴です。この花びらのように見えるのは、正確には苞(ほう)ですが、便宜上これを花びらを呼んでいます。
日本で人気のあるキングプロテア( Protea cynaroides )は、プロテアの中でも花が大きな品種で、花径20~30cmもあります。南アフリカの国花になっていることでも有名です。花びらの色はコーラルピンク、横から見ると松ぼっくりのようなフォルムが特徴的です。樹高1~2mの低木なので、育てやすいことから、鉢植えでも人気があります。
プロテアは、園芸種もたくさん作出されていて、日本でも暖地で栽培可能です。
プロテアの詳細情報
園芸分類 | 庭木 |
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草丈・樹高 | 1~10m |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 白、ピンク、コーラルピンク、オレンジ、赤など |
開花時期 | 5月~10月(品種に夜) |
プロテアの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
プロテアの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。
用土
水はけの良い、弱酸性から酸性に傾いた土壌を好みます。
鉢植えは、ネイティブプランツ用や、ツツジやブルーベリー用の培養土で問題なく育てられます。
プロテアの育て方のポイント
水やり
根付いてからは降雨に任せます。
鉢植えは、表土が乾燥して白くなったら水やりしましょう。乾燥気味を好みますが、水切れを起こすと株が弱り、花が咲かなくなってしまいます。水切れと過湿の両方に注意してください。
肥料
リン酸が多いと根を傷めてしまうので、リン酸の入っていない肥料を選びましょう。
病害虫
風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。見つけ次第、歯ブラシなどでこそぎ落としましょう。
プロテアの詳しい育て方
選び方
葉の色つやが良く、主幹がしっかりとしていて、安定感のある株を選びましょう。
植え付け
春から秋の、花芽が活動を始める前か、花が終わってから植え替えるようにします。植え付け後はたっぷりと水やりしましょう。
剪定・切り戻し
花が終わったら、枝の付け根から切り取るようにしましょう。また、徒長した枝や、暴れた枝は、適宜剪定します。
植え替え・鉢替え
植え替えは、花が終わった頃に行います。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
花
プロテアの花は、品種にもよりますが、5月~10月の気温が高い時期に開花します。
冬越し
冬も葉を残して越冬する常緑樹です。耐寒性はあまり強くないので、霜を避け、軒下に移動させるか、日当たりの良い室内に取り込んで、管理するようにしましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。