ローダンセとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ローダンセ(広葉の花簪)
  • ローダンセ・マルゲルシー
植物名
ローダンセ
学名

Rhodanthe

英名
Mangles sunray
和名
広葉の花簪
別名・流通名
ヒロハノハナカンザシ
科名
キク科
属名
ローダンテ属
原産地
オーストラリア

ローダンセの特徴

ローダンセは、オーストラリア原産のキク科の一年草。春から初夏にかけて、茎先に乾燥したつややかな花を咲かせます。発色の良いピンク系の花色が多く、花壇、鉢花、ドライフラワー、切り花として幅広く利用されています。

ローダンセの花びらに見える部分は、総苞片(そうほうへん)と呼ばれる花を守る苞葉で、中心の黄色い部分が花です。花は日差しに反応して開き、夜や雨の日は閉じています。種には綿毛が生えていて、タンポポの種のように風に乗って飛ばされていきます。

ローダンセの名は、ギリシア語の「rhodon(バラ)」と「anthos(花)」にちなみ、「薔薇色の花」という意味があります。

和名の「広葉の花簪(ヒロハノハナカンザシ)」は、同じ属の花簪(ハナカンザシ)に花が似ていているけれど、葉が幅広(卵形)であることにちなみます。

ローダンセの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30~50cm(種類による)
耐寒性 やや弱い
耐暑性 弱い
花色 ピンク、ローズピンク、白
開花時期 4月~7月

ローダンセの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
開花

ローダンセの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しが良い場所を好みます。花に雨が直接当たらないような場所が適しています。

用土

水はけが良く肥沃な土を好みます。

鉢植えは、市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。

ローダンセの育て方のポイント

日常の管理

倒れやすいので支柱などで株を保護するとよいでしょう。

水やり

乾燥気味を好むので水のやりすぎに注意しましょう。

地植えは、根付いてからの水やりの必要はありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。

肥料

過肥の必要はありません。

開花期間中、緩効性肥料を控えめに与える程度で十分です。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

ローダンセの詳しい育て方

選び方

株がしっかりとして株元まできれいな葉がついた、つぼみの多い苗を選びましょう。

種まき

秋に種をまいて春に咲かせるのが一般的ですが、寒冷地では春に種をまき、夏が開花時期となります。

直まきもできますが、ポットに数粒ずつまいて良い芽を残して育苗するのが手軽な方法です。

植え付け

厳寒期を除く秋か春以降が植え付け適期です。

4月~7月に開花します。終わった花がらは、こまめに摘み取りましょう。

収穫

切り花やドライフラワーとして利用できます。

冬越し

霜の降りない温暖地では、露地で越冬可能です。株元をマルチングすると寒さ除けになります。

寒冷地ではポット苗で管理し、植え付けは春に行います。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング