クレオメとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
クレオメ
学名

Cleome hassleriana

英名
Spider flower
和名
西洋風蝶草(セイヨウフウチョウソウ)
科名
フウチョウソウ科
属名
クレオメ属
原産地
熱帯アフリカ

クレオメの特徴

クレオメは、蝶が舞っているような花を咲かせる非耐寒性一年草。太くて長い雌しべと、さらに長い雄しべが特徴的です。クレオメの花ひとつひとつの寿命は短いですが、毎日先端に向かって咲き進み、新しい花が開くので長い間楽しむことができます。暑さに強く、こぼれ種でも増え、丈夫で育てやすい草花です。

クレオメの花が蝶が飛んでいる姿に見えることから、クレオメの和名は「西洋風蝶草(セイヨウフウチョウソウ)」とつけられています。「酔蝶花(スイチョウカ)」とも呼ばれるのは、クレオメの花が蕾のときは濃いピンク色で、咲き進むにつれてだんだん白っぽく変化する様子を酔った蝶に見立てたことにちなみます。

英名「Spider flower」は「蜘蛛の花」を意味し、長い雄しべが細く長い蜘蛛の足に似ていることが由来です。

従来のクレオメは、トゲがあること、茎に触るとべたべたしたり独特な香りが気になること、こぼれ種で繁殖しすぎるなどの気になる点があったのですが、最近はマイナス面を改良した園芸品種も登場しています。

 

クレオメの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 60~120cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 白、ピンク、紫
開花時期 6月~10月頃(品種による)

クレオメの種類

クレオメ’セニョリータブランカ’

花色は白。トゲがなく、ベタベタしない、臭くないクレオメ。種がつかず、庭で勝手に繁殖しません。暑さや乾燥に強く、分枝が良くたくさんの枝から連続開花します。花期は4月~11月頃。

クレオメ’セニョリーカロリーナ’

セニョリータブランカの色違い。花色はピンクです。

クレオメの花言葉

 

クレオメの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

クレオメの栽培環境

日当たり・置き場所

クレオメは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

水はけが良く、適度な保水性のある土を好みます。

鉢植えは、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

クレオメの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは特に水やりの必要はありません。乾燥が続いた場合は、たっぷりと与えるようにしましょう。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷりと水やりを行います。

肥料

地植え
こぼれ種でも発芽するほどなので、自然の循環ができている肥えた土ならば与えなくても開花します。与える場合は、緩効性肥料を元肥として植え付け時に混ぜ込み、花の開花状況を見ながら追肥をするか判断しましょう。

鉢植え
クレオメは花期が長いので、元肥を混ぜて植え付けした後、適宜追肥すると状態良く育ちます。

病害虫

ハダニやオンシツコナジラミが発生することがあります。

ともに風通しが悪いと発生しやすいので、なるべく風通し良く管理し、水やりの際に葉の裏側にもシャワーで水をかけるようにしましょう。

クレオメの詳しい育て方

選び方

葉がイキイキとして蕾が多く、害虫が見当たらない、株にぐらつきがないものを選びましょう。

植え付け

植え付け適期は5月頃です。暑くなる前にしっかり根付いていることが理想的です。

剪定・切り戻し

クレオメは、咲き終わった花は自然に落ち、さらに伸びた茎の先に新しい花が咲く、セルフクリーニング性が高い花です。基本的には、特に剪定しなくても美しい状態が保てます。気になる花がらは取り除きましょう。

クレオメは初夏から秋の長期間開花します。太くて長い雌しべと、さらに長い雄しべが特徴的な、まるで蝶が舞っているような花が咲きます。

夏越し

暑さに強いので、特別な夏越し対策は必要ありません。

冬越し

クレオメは、冬前までの一年草です。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種まきで増やすことができ、環境が合えばこぼれ種でも繁殖します。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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