プリムラ・オブコニカとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- プリムラ・オブコニカ
- 学名
Primula obconica
- 英名
- German primrose, Poison primrose
- 和名
- 四季咲き桜草、常盤桜
- 科名
- サクラソウ科
- 属名
- サクラソウ属
- 原産地
- 中国
プリムラ・オブコニカの特徴
プリムラ・オブコニカは、花が大きく花色が豊富な西洋サクラソウの一種です。原産地では多年草ですが、夏の暑さに弱いため、日本では一年草として扱われています。
プリムラの中でもプリムラ・オブコニカは、触れるとかぶれることがあるため、取り扱いには注意が必要です。植え替えの際は手袋をはめて作業するようにしましょう。
プリムラ・オブコニカの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20~40cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 弱い |
耐陰性 | 普通 |
花色 | 白、ピンク、紫、グリーン、複色等 |
開花時期 | 12月~4月 |
プリムラ・オブコニカの種類
プリムラ プリカント
プリムラ・オブコニカ系統の新品種。色はブルー(紫)、レッド、ライムの3色。オブコニカ系統のプリムラの成分にある「プリミン」は、肌の弱い方はかぶれる場合がありますが、このプリカントは「プリミン」の成分がほぼありません。最近人気のアンティークカラーの色合いで寄せ植えにも使いやすいプリムラです。
プリムラ・オブコニカの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え |
プリムラ・オブコニカの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所で管理しましょう。プリムラ・オブコニカはさほど耐寒性がないため、鉢植えで管理したほうがよいでしょう。耐寒温度は5℃程度なので、冬の間は室内の日当たりの良い窓辺で管理するのが適当です。
用土
プリムラ・オブコニカは、水はけと保水性の良い土壌を好みます。市販の園芸用培養土でも問題なく育ちます。
プリムラ・オブコニカの育て方のポイント
水やり
乾燥も過湿も嫌うため、タイミングよく水やりをしましょう。
鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与えます。冬から春にかけて開花する草花なので、水やりの時間帯は午前中に行います。夕方以降の水やりは、夜間に気温が下がり、根が傷む可能性があるため避けましょう。
肥料
植え付け時に元肥を混ぜ込みます。追肥は、開花期間中、緩効性肥料か液体肥料を既定の頻度を守って与えます。
多年草として管理する場合は、一通り花が終る初夏と秋に追肥しましょう。
病害虫
プリムラ・オブコニカは、比較的、病害虫の少ない草花です。終わった花がらや、枯れた葉、混みあった葉をまめに摘み取ることが病気の予防になります。
水はけが悪いと葉が蒸れて灰色かび病にかかるおそれがあります。加湿にならないように気を付けるようにしましょう。
プリムラ・オブコニカの詳しい育て方
選び方
苗は、12月頃から流通しています。葉の色がきれいで、つぼみのたくさんついた苗を選びましょう。
植え付け
購入した鉢が根でいっぱいなら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
剪定・切り戻し
花が終わったら、花茎の付け根の辺りから切り取るようにします。花がらをまめに摘みことで、長く花を楽しむことができます。
花
プリムラ・オブコニカは、12月~4月頃に開花します。
花がらや黄色くなった葉をこまめに摘み取ることは、灰色かび病の予防になります。
夏越し
プリムラ・オブコニカは本来は多年草ですが、高温多湿に弱いので、初夏までの一年草として扱われることが多い草花です。多年草として管理する場合は、風通しの良い涼しい場所に鉢を移動させましょう。
冬越し
プリムラ・オブコニカの耐寒温度は、5℃程度です。冬は、室内の日当たりの良い窓辺などで管理しましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まきと株分けで増やすことができます。