パニカムとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- パニカム
- 学名
panicum
- 科名
- イネ科
- 属名
- パニカム属
- 原産地
- アジア、アメリカ大陸、ヨーロッパ
パニカムの特徴
ススキのような花火にも見える穂を咲かせる、イネ科の多年草です。パニカムの仲間は園芸品種もたくさんあります。草丈も1m近くまで大きくなるので、庭のなかで存在感を放ちます。色も明るいグリーンから、青味がかったグリーン、赤味の強いものなど多数あります。乾燥に強く耐陰性もあるので使いやすく、様々な庭で活躍してくれます。風で揺れる姿が軽やかで可愛らしいグラス類です。群生させるととても印象的なオーナメンタルグラスとして活躍してくれます。
パニカムの詳細情報
園芸分類 | 芝・グラス |
---|---|
草丈・樹高 | 100~150㎝程度 |
耐暑性 | 有 |
耐陰性 | 有 |
パニカムの種類
パニカム・ヘヴィーメタル
青緑色のパニカムです。痩せ地でよく育ちます。色が特徴的なので、庭の中で存在感を発揮します。
パニカム・ウィルガツム
黒に近いボルドーカラーのパニカムです。グリーンのグラデーションの中にこちらを植えると全体の雰囲気を引き締める役割をしてくれます。
世界中に自生するイネ科の多年草で、非常に強健な植物です。痩せ地や乾燥した場所でも育つものが多く、草丈も高く色のバリエーションも豊富なので庭の中で活躍してくれます。
パニカムの栽培環境
日当たり・置き場所
日向から半日陰まで、よく育ちます。
用土
水はけがよければ、あまり土壌は選びません。
パニカムの育て方のポイント
水やり
表土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料
特に必要はありません。
病害虫
特に病害虫の被害はありません。
パニカムの詳しい育て方
選び方
株の根元からしっかりと立ち上がっているものを選びましょう。
植え付け
真夏と真冬を避けた春か秋の暖かい日に行います。植え付け後はたっぷりと水を与えます。
剪定・切り戻し
秋に枯れて春に新芽が上がってきます。早春、新芽が生長してくる前に刈り込んでください。
植え替え・鉢替え
鉢植えの場合は鉢の裏を見て、根が詰まっているようなら一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの際には根を確認し、根の先が黒くなって傷んでいるようであればカットします。
冬越し
秋に地上部が枯れてドライフラワーのような状態になります。冬の間の庭が寂しいようであれば、そのままにしておいてその姿を楽しむこともできます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株で生長するので、大きくなり過ぎたと思ったら株分けをします。株分けは春の新芽が出てきた頃に行います。掘り上げて、好みのサイズに根をカットします。
非常に強健で手間のかからない植物です。何年か植えっぱなしでも大丈夫です。過度に肥料を与えない方がしっかりとした草姿を保てます。