ゲオゲナンツス・ペーピヒーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ゲオゲナンツス・ペーピヒー
- 学名
Geogenanthus poeppigii
( =Geogenanthus undatus )
- 英名
- Seersucker Plant
- 和名
- カゴメツユクサ
- 別名・流通名
- ゲオゲナンツス・ウンダツス
- 科名
- ツユクサ科
- 属名
- ゲオゲナンツス属
- 原産地
- ブラジル、ペルー
ゲオゲナンツス・ペーピヒーの特徴
ゲオゲナンツス・ペーピヒーは南米に自生するツユクサの1種です。
丸い葉の表面にはストライプの模様と皺(しわ)が入り、葉裏は紫色に染まるという特徴的な姿をしています。
観賞価値が非常に高い植物ですが、残念ながら国内での流通が少なく、手に入る機会はそう多くありません。
ちなみにペーピヒーというこのちょっと読みにくい種小名は、ドイツの学者・探検家であったEduard Friedrich Poeppig(エドゥアルト・フリードリヒ・ペーピッヒ)に由来するものです。
ゲオゲナンツス・ペーピヒーの詳細情報
園芸分類 | 観葉植物 |
---|---|
草丈・樹高 | 10cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 強い |
ゲオゲナンツス・ペーピヒーの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え替え | ||||||||||||
肥料 |
ゲオゲナンツス・ペーピヒーの栽培環境
日当たり・置き場所
ゲオゲナンツス・ペーピヒーは耐陰性が高く、窓際でなくとも栽培が可能です。とはいえ真っ暗な部屋では徒長して貧弱な株になってしまいますので、窓がある室内や屋外の日陰で栽培します。
温度
耐寒性が低いため、冬は10℃以上を保てる場所に置きます。
その際エアコンの風が直接当たらないよう気を付けましょう。
用土
ゲオゲナンツス・ペーピヒーは多湿環境を好むため、赤玉土をベースにした水持ちと水はけの良い用土を使用します。
水苔による栽培も可能です。
ゲオゲナンツス・ペーピヒーの育て方のポイント
水やり
用土が乾ききる前にたっぷりと水やりをします。
また、乾燥した環境が続くと葉の縁が傷んでしまうため、時々霧吹きで葉水をかけてあげましょう。
肥料
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
また、冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。
ゲオゲナンツス・ペーピヒーの詳しい育て方
選び方
葉に艶と張りがあり、しっかりとした株を選びます。害虫が付いていたり葉色が薄くなっているものは避けた方が無難です。
植え替え・鉢替え
水やりをしてもなかなか水が流れなくなっていたり、株が鉢一杯に増えてきたら植え替えします。植え替えの適期は5~7月頃ですが、暖かい室内であれば時期は問いません。
鉢から抜きだし、根が鉢一杯に回っているようであれば根鉢を少し崩してから植え替えます。根があまり張っていないようであれば根鉢を崩さずに植え替えましょう。
冬越し
ゲオゲナンツス・ペーピヒーは耐寒性が弱いため、人が生活する室内など10℃以上を保てる環境で育てます。
また冬場は特に室内も乾燥しがちなので、葉水を意識的に与えるようにします。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木もしくは株分けで増やします。
挿し木の場合、切り取った挿し穂を湿らせた水苔などに挿して、直射日光の当たらない明るい日陰で乾かさないように水やりをします。