今年も咲いた着生ラン|ステリス・クアドリフィダ
松本卓
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ステリス・クアドリフィダ
変なランがある! 第一印象はそれに尽きた。
『しゃもじ』みたいな葉で黄色の小さな花が咲くラン。
このステリス・クアドリフィダは確か、昨年の始めだったか一昨年の末に購入したものだ。
今年も咲くか微妙なところだったが、無事に咲いてくれてほっと一息。
割と根が細かったのでプラ鉢に水苔で植え付け、ほぼ毎日バシャバシャと水をやっていたのだが、それで正解だったようだ。
にしてもきれいな花だなぁ。日に当たって “きらっきら” しているじゃないの。
ランの花はねぇ、この “きらっきら” がたまらんのですよ! ね!
よし、目で花を堪能したら、お次は鼻で花を堪能しなければ。
これには少々覚悟が必要ですよ。種類によっては “ヴッ” ってなるのがありますからね。
小さな覚悟を決めて鼻を近づけてみましょう。
うーん、これはトップノートにラン特有の甘味が広がり、ミドルノートで陽光をたっぷりと浴びた柑橘類の爽やかな酸味、ラストノートでみどりの若い青さが駆け抜ける……うん、とにかく良い香りだ!
ただしうっすい! 少し嗅いだ位では分からず、鼻に花をくっつけて深呼吸してやっと香る程度。
つい何度も嗅いでしまうのだが、絵面だけ見るとかなりヤバい人なので、嗅ぐときは人目を忍ぶこと。
変な見た目で育てやすいステリス・クアドリフィダ。
園芸店に探しに行ってみてはいかがでしょう。
ステリス・クアドリフィダ 水やり:毎日~3日に一度、株全体を濡らす 置き場所:直射日光の当たらない明るい場所 特徴:生長期は施肥を忘れずに |
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