ユニークな花模様の「サフィニアアート」の育て方とラインアップ紹介
LOVEGREEN編集部
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咲き溢れる花の豪華さと育てやすさから、ガーデニングのスタンダード品種として愛され続けているサフィニア。ガーデニング初心者の方からベテランまで幅広い層の方に育てられています。そんなサフィニアの中でも特に個性的な花模様をラインアップしたのが「サフィニアアート」。他にはないユニークな花模様や、咲き進むにつれて変わっていく花色が魅力のシリーズです。
目次
- 春のガーデニングの代名詞「サフィニア」って?
- 一風変わった個性派揃い「サフィニアアート」
- サフィニアアートの最新色「ブルーモーメント」はユーザーが名付け親!
- サフィニアアートのラインアップを紹介!
- サフィニアアートの育て方は?
- お花・お野菜を楽しむ人が集う「SUNSUNガーデン」もチェック
春のガーデニングの代名詞「サフィニア」って?
サフィニアは、サントリーがペチュニアを品種改良し、1989年にデビューしました。波打つように次々と花が咲くことから「サーフィン」と「ペチュニア」を組み合わせて「サフィニア」。それまでのペチュニアにはなかった豪華に咲きしだれる花と育てやすさから、幅広い層に支持され、日本の「ガーデニングブームの火付け役」となった花としても知られています。
一風変わった個性派揃い「サフィニアアート」
サフィニアは長年、ガーデニングのスタンダード品種として愛される一方で、より育てやすく、よりかわいい姿へと進化も続けてきました。なかでも、ユニークな花模様をラインアップした「サフィニアアート」は、個性派揃いのシリーズとして近年とても人気です。花だけではなく、品種の魅力を引き立たせるネーミングも園芸ファンの間で話題になっています!
サフィニアアートの最新色「ブルーモーメント」はユーザーが名付け親!
そんなサフィニアアートに、24年春から新しい花色「ブルーモーメント」が仲間入りします。ブルーモーメントとは「夜明け前と日没後のわずかな隙に訪れる、辺り一面が青い光に照らされてみえる景色」を指す言葉。名前の通り夜明け直前の空のような美しいグラデーションが印象的なサフィニアアートです。
実は「ブルーモーメント」のネーミングは、一般ユーザーから募集した中から選ばれました。自分が名付け親になった植物が全国で販売されるというユーザーにとってもワクワクする取り組みも斬新ですね♪
ブルーモーメントの花色の移り変わりを楽しめるのも魅力です。涼しい時期はクリーム色の面積が多く、気温が上がるにつれて紺色の部分が多く変わっていきます。ネーミングの通り、空模様と同じく時期によってさまざまな表情を見せてくれますよ。
サフィニアアートのラインアップを紹介!
23年に登場!丸みのある愛らしいサフィニアアート「小梅ちゃん」
丸みを帯びた花の形、中心から花の切れ込みに入る白いラインがまるで梅の花のように見える愛らしい「小梅ちゃん」。花の愛らしさに加えて、株全体もこんもり丸くまとまってれるキュートさで、2023年に登場すると瞬く間にユーザーの間で大人気になったサフィニアアートです。
定番人気のサフィニアアート「ももいろハート」
花びらにピンク色のハート模様が入る「ももいろハート」は、すっかり定番となり根強い人気を集めています。
インスタグラムでも「#ももいろハート」で検索するとたくさんの投稿がみられます。温度や肥料管理がうまくできているとハート形がくっきりと出るので、育てがいもありますよ!
涼し気な印象のサフィニアアート「るりいろ風ぐるま」
「るりいろ風ぐるま」は白地の花に風ぐるまのような模様が入る涼しげ花弁が印象的です。
環境や肥料条件によって、花弁の模様がくっきり出たり、薄くなったりと花色の変化も楽しめますよ♪草姿のまとまりがよく、雨や暑さにも比較的強いので長い間お庭を彩ってくれます。
色の混ざり具合を楽しむサフィニアアート「いちごシェイク」
薄いピンク色の、花の中心と縁の両方が白くなるとても変わった模様の「いちごシェイク」。環境条件によってシェイクが溶けて混ざっていくかのような花色の移り変わりを楽しめますよ♪
あずき色に白の縁取りのサフィニアアート「あずきフラッペ」
かき氷がとけるように花色の変化が楽しめる「あずきフラッペ」。あずき色の花弁が咲き進むにつれて白色が増えていく移ろいが楽しめます。
猫の毛のように花色が変わるサフィニアアート「とらネコ」
「とらネコ」はその名の通り、薄い茶色と黄色のマーブル模様が、とらネコを思わせるユニークな花色です。
日本の”粋”を感じるサフィニアアート「江戸しぼり」
「江戸しぼり」は、絞り染めのような風情ある模様。日本の伝統色「藍色」を思い起こさせる青紫に縁取られた涼しげな花色です。春はもちろん、暑さの増す夏にもおすすめです。
サフィニアアートの育て方は?
サフィニアアートは、基本的にはサフィニアと同じような育て方で大丈夫です。
暑さや雨、病気にも強く、サフィニアやサフィニアアートの栽培を通して、草花全般のお手入れの基本を知ることができるので、初めてお花を育てる人のガーデニングの第一歩としてもおすすめのお花ですよ♪
「切り戻し」や「肥料」「花がら摘み」といった、ちょっとしたお手入れをしてあげることで、春から秋まで長く開花を楽しむことがきます。
サフィニアアートの販売時期/開花時期は?
サフィニアアートの販売時期は、3月上旬~5月中旬になります。また、開花時期は4月~10月と春から秋まで長く楽しむことができます。
サフィニアアートのお手入れ|基本のこと
植え付け
購入したら最初にするのが植え付けです。ポイントをしっかり押さえて行いましょう。
①鉢の1/3まで土を入れます。
土は肥料が入っている草花用の培養土を用意。必ず新しい土を使用するようにしましょう。
②ポットから苗を取り出して鉢に入れます。この時苗の下の方に黄色く枯れた葉があればとってあげると、通気性が良くなり蒸れにくくなります。
③しっかり土をかぶせて水をたっぷりと与えます。
水やり
土の表面が乾いてから鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えましょう。
日当たり
半日以上、直射日光の当たる屋外で管理しましょう。
サフィニアアートのお手入れ|花がら摘み
※写真はサフィニのお手入れの様子です
花が咲いてきたら、咲き終わった花は茎ごとこまめに摘み取りましょう。さらに株の内側の傷んだ腐れ葉や黄葉を取ることで風通しがよくなり長く楽しむことができます。
サフィニアアートのお手入れ|摘芯(ピンチ)
※写真はサフィニのお手入れの様子です
植え付けから1か月ほど経った頃に、乱れてきた草姿を整えたり、花のボリュームを増やすための「摘芯(ピンチ)」を行いましょう。植えた鉢の中が全面葉に覆われるまで、ピンチ(摘芯)を繰り返して枝数を増やします。鉢から飛び出た枝を思い切って鉢周りに沿って切り戻してください。枝先に少ししか花が付かず株元の花が少なくなったり、全体的に花が減ってきた時もピンチのタイミングです。また、このタイミングで育ちが悪いようなら追肥を与えて様子を見ましょう。
サフィニアアートの切り戻しと夏越しについて
梅雨前または梅雨時に切り戻しをしておくと、蒸れを防いで状態良く夏越しができます。また、株元に傷んでいる葉がないかもチェックしましょう。
温度や肥料条件で花弁の模様が変化します
サフィニアアートの多くの品種では、温度の変化や肥料の状態によって、花模様や花色が変化します。ひとつの品種でさまざま表情を見せてくれるのも、サフィニアアートの魅力です。
上写真の「とらネコ」の例では、高温下や肥料不足の時は、花の中心部分の色の面積が大きくなる傾向があります。見た目の移り変わりを楽しめるのに加えて、環境の状態把握や肥料の目安としても分かりやすいですね。
お花・お野菜を楽しむ人が集う「SUNSUNガーデン」もチェック
サントリーフラワーズでは、お花やお野菜が好きな皆さまが集うコミュニティサイト「SUNSUNガーデン」も本格始動しました。
ちなみに、サフィニアアート「ブルーモーメント」の名前を募集する企画もSUNSUNガーデンで行われました。サントリーフラワーズのお花やお野菜の育て方を相談したり、開花や収穫の喜びをたくさんの仲間とシェアできるのはもちろん、商品企画に携わるチャンスがあるかもしれませんよ♪ この機会にぜひ参加してみてくださいね!
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