前田有紀の一“花”言vol.63 〜秋の花あしらい
LOVEGREEN編集部
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フラワーアーティストの前田有紀さんが、一家言ならぬ一“花”言と称して、その時期に気になる旬のお花や魅力、そして前田さんならではのアレンジ術などをお届けするこちらの企画。先月はお子さんの出産で休載となっていましたが、今月からは通常通り月に2回更新していきます♪
秋の花あしらい
すっかり秋めいてきましたね。私の住まいのある鎌倉では、夕方になるとコオロギやスズムシなどの音が鳴り響き大合唱。この原稿を書いている今も虫の音に癒されています。
この季節になると、これまで暑かったために日持ちしなかったお花も、ぐんと長く楽しめるようになり、今までよりも飾りやすくなります。
今回は秋の始まりに飾りたくなるお花をご紹介します。
ケイトウ
まず、ご紹介したいのはケイトウ。絨毯のようなやわらかい質感が独特のケイトウは夏から出回っていますが、秋の風情が感じられるお花。
色のバリエーションも豊富なので、好きな色を選んで、数本飾るのにもおすすめです。爽やかなホワイトのベースに合わせて、キッチンのカウンターに置いて、すっきりと飾りました。
ヘレニウム
ヘレニウム。黄色やオレンジなど様々な色がありますが、中でもこの赤とイエローのバイカラーはとっても可愛いですよね。
一輪挿しにスッと長さを生かして活けてあげると、洗面所のような、狭い空間もパッと明るく彩ってくれます。
スターチス
そして、スターチス。カサカサとした手触りが特徴的なお花です。色が綺麗に残ってドライフラワーになるので、水に活けた後にも、ドライフラワーとして長く楽しめます。
数本を束ねてスワッグにしたり、カゴにごそっと入れたりすると、壁やちょっとした棚の上などで気軽に飾れます。
普段はお花を入れている花瓶に、水を入れずにそのまま挿せば、テーブルの上や玄関など、場所を選ばずに置くことができます。そんな抜群の使い勝手のよさが魅力です。茎がぽきっと折れやすいのでそれは注意してくださいね。
みなさんはどんな秋の花が好きですか?おうち時間に、ふと目をやる先にお花があるとそれだけで、
季節を感じてほっとしたり、気持ちが明るくなったりします。1輪でも、飾るところから楽しんでくださいね!
PROFILE
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フラワーアーティスト 前田有紀さん
10年間テレビ局に勤務した後、2013年イギリスに留学。コッツウォルズ・グロセスター州の古城で見習いガーデナーとして働いた後、都内のフラワーショップで3年の修業を積む。「人の暮らしの中で、花と緑をもっと身近にしたい」という思いからイベントやウェディングの装花や作品制作など、様々な空間での花のあり方を提案する。2018年秋に自身のフラワーブランドguiを立ち上げる。
Facebook/前田有紀『一日一花』
instagram/前田有紀 『一日一花』
Instagram/“guiflower”
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