LOVEGREENインスタグラムライブ配信第3弾!「植え替え」おさらい&質問にお答えします!

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須藤早耶加

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前回のインスタグラムライブ配信では、視聴者の方々とコミュニケーションを取りながら、お花の飾り方のコツをたっぷりとお伝えさせていただきました。

第3回目となる今回のテーマは「植え替え」。 ご視聴いただいた方も、見逃してしまった方も必見! ライブ配信の振り返りや、配信中にお答えできなかったたくさんの質問への回答、そして次回のライブ配信の見どころまでをたっぷりとご紹介します!

目次

今回のテーマは「植え替え」

今がシーズン!「植え替え」

5月2日(土)13時、LOVEGREENのインスタグラムにて、第3回目となるライブ配信を行いました。

本日は弊社CEO石塚がゲスト。思わぬゲストに、視聴者の皆さんからは「CEO! CEO!」というまさかのコールが!

そして、第3回目にしてようやく番組名「小野寺葉月の明るい日陰ってなあに?」が発表されました。ライブ配信をご視聴いただいているみなさんはお馴染みのLOVEGREEN STOREバイヤー小野寺葉月が作り出すエンターテインメント!いつもご視聴いただきありがとうございます。

今回のテーマ「植え替え」は今がちょうど時期ということもあり、たくさんの質問をいただきました。(みなさんの熱量を感じ、編集部一同喜んでおります……!)

そのため今回は大きく分けて「サボテン・多肉植物」と「観葉植物」の2部構成でお伝えしていきました。

そもそも、なぜ植物は植え替えをしないといけないのでしょうか? 実は植え替えにはとっても大切な役割があったんです!

植え替えが必要な理由

根詰まりを防ぐため

鉢いっぱいに根が張ると、根が水を吸えない状態「根詰まり」がおこります。そうするとうまく生長できずに枯れる原因になることも。

古い土の交換をするため

土は長年使っていると劣化して形が崩れたりします。特に赤玉土などは崩れると細かな土になり、水はけが悪くなります。

培養土などの肥料分も少なくなっていくため、定期的な植え替えが必要です。

土を清潔に保つため

植物も人間と同じように、根から老廃物を排出します。その中には植物の生長を阻害するようなものも含まれているため、新しい土にする必要があります。また、鉢穴から水が出るくらいたっぷりと水やりをするのも、老廃物やカビなどの雑菌の繁殖を抑制するという役目があるのです。

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質問のおさらい「サボテン・多肉植物」編

今回は「植え替え」に適切な時期や状態、植え替えに向かない状態などについてもご紹介しました。

質問① サボテンの植え替えのタイミングを教えて!

A:基本的に植物の生長する春や秋にかけての時期と、購入してすぐがおすすめ。

真冬などの生長が止まる時期や真夏の気温が高い時期の植え替えは植物にとっても大きな負担になります。特にサボテンは「灼熱の太陽」の元で育っているというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、暖かくなってきた今の時期や、暑さが落ち着く秋がちょうどよい時期となります。

買ってきたら植え替えすると同時に、プラ鉢から出しましょう。これは根の状態を観察するためです。土を取り除いて根の状態を知ることが大切です。以下の3つのポイントに気を付けましょう。

  1. 根は乾いた状態で植え替え
  2. 根をしっかりほぐしてから植え替え
  3. 直射日光は避ける

・CEO石塚のテクニック……サボテンの上にティッシュペーパーを載せてあげると簡単に直射日光を防ぐことが可能に!

質問➁ サボテンの植え替え後の水やりについて教えて!

A:元は気温も高く、乾燥地帯が生息地のサボテン。日本という土地でサボテンを育てる際に注意しなければならないのが「水やり」です。

枯らしてしまったり、根腐れを起こさせてしまう原因の多くは「誤った水やり方法」にあります。

植え替え後の水やり

→植え替えから3日~1週間後。土の状態をよく見て水やりしましょう。

普段の水やり

→基本的にはしっかりと根まで乾いてから水やりしましょう。室内だと前回の水やりから1週間後。屋外だと前回の水やりから3日後ほど。

水の量

→根腐れを恐れて水の量を減らしたくなる気持ちはわかりますが、水の量の目安は水やりの際は鉢穴から水が出るまで。根がしっかり乾いてさえいれば、根腐れの心配はいりません。水の量が多すぎると、虫や病気などトラブルの原因になることも。

 

初心者の方がよくおちいるのは「愛でるあまり水をやりすぎる」こと。可愛くてついつい水やりすれば健康的でいられる! と考え、気付いたら水やりの頻度が増えていたという例がたびたびあります。特に植物自体にたくさん水分を蓄えるサボテンや多肉植物は表面に現れやすいので、目に見えて調子が悪そうな場合は手遅れになる前に「胴切り」などの処置をすることが大切です。

質問③ 植え替えをしてから状態が悪くなるのはなぜ?

A:よく「植え替え後に植物の状態が悪くなってしまった」という悩みを耳にします。根を切りすぎたから? それはおそらく、植え替えが原因ではなく、元の状態があまり良くなかった可能性があります。サボテンの状態をよく観察し、根も乾いた状態で植え替えしましょう。

ここでサボテンの植え替え時におすすめのグローブをご紹介!

CEO石塚がサボテンの植え替えシーズン、夢に出てくるほど警戒するトゲ。視聴者のみなさんも共感されている方が多かったように思います。そこでサボテンのトゲとの戦いに、苦戦している方におすすめしたいのが「KINCOスエードグローブ」。トゲを通さずに安心して植え替えできます。

コメントで、「バラ用と併用できますか?」とのお声をいただきましたが、そんな方におすすめしたいのは「KINCOレザーグローブ」。丈夫かつ柔らかく作業も捗ります。

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質問のおさらい「観葉植物」編

質問① 植え替えサインやタイミングを教えて!

A:植物によって「必ず今この時、このタイミングが正解!」と言い切れない場合もあります。しかし基本的に共通するのは、必ず植物が元気な時に植え替えするということです。根腐れがしていないか、土の匂いを確かめたり、様子をしっかり見ること。植物の適切な状態を見極めて、植え替えにのぞみましょう。以下の3をチェックするようにしましょう。

  1. 土の固さを確かめる
  2. 鉢底を見て根が出てるか確認
  3. 水をあげて水たまりができるかどうか確認

触ってみて固い場合、もしくは水やりをしたときにしみ込まず水たまりができる場合は、土が固まって根詰まりし、植物の生長を妨げている可能性あるため植え替えが必要です。また、鉢底の穴から根が出てしまっていた場合も植え替えが必要です。

質問➁ 植え替え後の水やりについて教えて!

A:植え替えた後はあまり乾燥させすぎないようにしましょう。特に根鉢を崩したり、根をカッティングした場合は水切れを起こしやすくなっています。表面の土が乾いたら水をやるようにして、葉がしおれてくるようであれば受け皿などを使って乾燥しにくくするとよいでしょう。

質問③根腐れしてるかもしれない場合どうしたらよい?

  1. 根を出して様子を見る
  2. 切る
  3. きれいな土に植え替える

A:まずは土を落として根の様子を確かめてみましょう。土から腐葉土のような香りがするとそれは根腐れが起きている可能性があります。腐った部分は、雑菌が入らないように消毒したきれいな鋏で切りましょう。その後きれいな土に植え替えます。

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Lets’植え替え!

今回はヘデラの植え替えにチャレンジ! 天気の良い日に行うことをおすすめします。

鉢底ネットを穴に被るように敷きます

鉢底ネットは土が穴から出てこないようにするため。さらに屋外ではナメクジなどの害虫を防いでくれます。

鉢底石(軽石)をしきます

鉢底石を敷く量の目安は底が隠れるくらい。長い筒状の鉢の場合だと少し多めに敷くと水が流れやすくなります。排水性と通気性を高める役目があります。

プラ鉢から植物を出します

抜く時のコツは鉢全体をもみ、鉢の底のほうをぎゅっと押すこと。それでも出てこない場合は底のほうをたたいてみましょう。植物を入れてみて、鉢から出る高さがちょうど良くなるくらいまで土を入れて調整します。

ちょうど良い高さが見つかったら、端から土を入れていきます

「植物がちょうど真ん中の位置に置けない」という質問もいただきましたが、この時にしっかりと土を詰めていき、鉢全体に振動を与えて土を均しながら詰めていくことで真ん中の位置を調整することができます。

最後に水やりして完成

観葉植物は植え替えのすぐ後に水やりします。

鉢のサイズの選び方

選んだプラ鉢より一回り大きなサイズの鉢を選ぶようにしましょう。例えば今回のヘデラのように、3号のプラ鉢に入っている植物であれば4号のプラ鉢を選ぶようにしましょう。

ライブ配信の植え替えで使用したアイテムのご紹介

ステンレストランスプランター Burgon & Ball GTH/SHTRHS(移植ごて)

細長いスコップ部分は植え替えの時に便利です。寄せ植えする場合にも使用できます。メモリ付きで、土を掘る深さや、球根の時に便利です。

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質問にお答えします!

たくさんの質問をいただいた今回。ライブ配信中にお答えできなかった質問にお答えします!

Q:植え替えるとき 根はほぐしたほうがよいですか?

A:花野菜、ハーブの場合は根の性質によって扱いが違います。いわゆる直根の植物はほぐさない方がよいでしょう。


Q:土が足りず、観葉植物の土を多肉や花の植え替えに使ったのですが、問題ないでしょうか?

A:あまりおすすめしません。
最近の土は、肥料がすでに入っているものが多いのですが、花や実のなる野菜はチッソ、リンサン、カリの三大栄養素の中で、リン酸が多め。一方、葉を育てる観葉などは、チッソが多め。そのため、場合によっては葉ばかり茂り、花が咲かないという事態になります。

Q:根っこはどれぐらいの長さ切っても大丈夫ですか?

A:観葉植物であれは1/3~1/2程度は切っても問題ありません。ただし太い根は切らずに残しておいたほうが、植え替え後に調子を崩すリスクが減ります。

Q:ユーカリを植え替えたいけど元の鉢からなかなか抜けません! 折れそうです。

A:プラ鉢の場合は鉢の側面を2~3周、強く叩くとよいでしょう。テラコッタ鉢などは土と鉢の隙間に棒を差し込んで、上下させながらぐるっと1~2周すると抜けると思います。

Q:モンステラの植え替えを2回ほど行いました。(2年に一回くらいで)株分けのコツありますか?

A:根を残すようにして株分けを行うと、状態が安定しやすいです。根が生えていない場合は、節(葉の付け根)が3つほど残るようにするとうまく挿し木ができます。


Q:形やサイズ感を調整するために、やみくもに植え替えるのはダメでしょうか?以前状態が不安定なブライダルベールを間引いて植え替えしたらダメになりました。

A:やみくもに植え替えするのはおすすめしません。植物の状態をしっかり見て植え替えをするかどうか判断しましょう。

植物の勢いは新芽が勢いよく出ているか、徒長していないか、など複合的に判断するようにしましょう。

Q:実がなる野菜や花苗でホームセンターなどに売ってるプラ鉢のやつは植え替え前提ですか?

A:はい。植え替えた方が土量が増え根が張れるので、たくさんの花が楽しめます。ディスプレイ的に短時間楽しむならそのままでも。

Q:排水性のいい土の順番を教えて!赤玉と腐葉土はどっちがはけやすい?

A:赤玉土の方が水はけが良いです。基本的な排水性の良さは軽石系(鹿沼土、桐生砂など)≧赤玉土>培養土(腐葉土)の順です。

Q:根鉢を崩すか?崩さないか?

A:観葉植物は崩して大丈夫です。ただし、小さなポット苗で売られているものは崩さないほうが無難です。

Q:ムスカリを掘り出して大小に分けました。鉢に植えなおして来年まで待ってOKですか?

A:ムスカリは一般的に、数年は植えっぱなしにしてよい球根のひとつです。

▼詳しい育て方はこちら!

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今後のライブ配信

次回のライブ配信は未定ですが、LOVEGREENのインスタグラムでは「こういうのが見たい!」「あれが知りたい!」など、みなさまからのリクエストをいつでも受け付けております。

質問をしていただいたみなさま、ご視聴いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

またのライブ配信をお楽しみに!

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