【半日陰で美しく育つ常緑のカラーリーフ】ラミウム
とまつあつこ
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ラミウム
寄せ植えを素敵に仕上げる名脇役プランツ、今回ご紹介するのは「ラミウム」。一年中葉が美しいシソ科の耐寒性多年草です。
ラミウムは、丸みのある三角形のシルバー色の葉が美しいカラーリーフ。草丈は15~40㎝ほどで、ふんわりと横に広がって茎が蔓状に伸びるように生長します。日本に自生するホトケノザやオドリコソウの仲間です。ラミウム・マクラツムや、ラミウム・ガレオブドロンの園芸品種が流通しています。
ラミウムは乾燥に強いですが、高温多湿に弱く、真夏の直射日光では葉焼けをおこすことがあります。真夏は半日陰くらいの場所で、秋から春にかけては日当たり~半日陰で管理すると葉色が美しくなります。寒さに強く常緑性なので、周年、寄せ植えやハンギングバスケットによく用いられます。
ラミウムのシルバー色は、春夏は爽やかで涼し気な印象、秋はその葉のふわふわ感から長袖が恋しくなった季節にぴったりな雰囲気、冬は雪やホワイトクリスマスなどのイメージを演出できます。つくづく、どんな季節に使っても違和感を感じない優れものだなと思います。
ラミウムはシルバー色の他、この写真のような明るいグリーンと白の斑入りなどの品種もあります。シルバー色・斑入り品種ともに、半日陰の暗くなりがちなシェードガーデンをぱっと明るい雰囲気に変えることができます。グランドカバーとしても人気があります。
ラミウムは、初夏にサルビアに似た花穂を伸ばして小さな花を咲かせます。花色は白、ピンク、黄色、紫など様々で、花の咲いた様子も清楚でとても可愛いです。
シルバー色のラミウムに、写真のようなカラーリーフを合わせると、手間がかからず長く楽しめる寄せ植えやリースができます。同系色で斑が入っていたり、葉の形が少し違うものを組み合わせるときれいにまとまります。
写真のヤマアジサイの寄せ植えにも、一番手前にラミウムが使われています。ラミウムの横に広がって伸びる性質を使って、手前に垂れ下がるようにさらに美しく育つことを予想してその場所に植えています。ふんわりと生長し、どんな色にも合わせやすいラミウムは、この上なく寄せ植えやハンギングバスケットに使いやすいので初心者の方にもおすすめです。
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