クラウンベッチ(コロニラ・バリア)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- クラウンベッチ(コロニラ・バリア)
- 学名
Coronilla varia
- 和名
- 玉咲草藤(タマザキクサフジ)、ツルレンゲ
- 科名
- マメ科
- 属名
- タマザキクサフジ属
- 原産地
- ヨーロッパ
クラウンベッチ(コロニラ・バリア)の特徴
クラウンベッチは、マメ科の耐寒性宿根草。春から夏にかけて、レンゲに似たピンクの花を咲かせながら生長し、花にはほのかな香りがします。
つる性でとても丈夫で広いスペースのグランドカバーに適しています。暑さ寒さにも強く、やせ地でも育ち、ある程度の乾燥にも耐える優れものである一方、広がりすぎて雑草扱いされることもあります。
クラウンベッチは、太平洋戦争後に牧草としてヨーロッパから持ち込まれ、牧草だけでなく、土壌に窒素を固定する緑肥や雑草除けに用いられた歴史があります。
ふんわりと優しい雰囲気で広がり、明るい緑色をした葉の形も魅力があり、花のない時期でもあたりを明るくする効果があります。多少広がりすぎるという特徴はあるので、毎夏、広いスペースに雑草がはびこって困っているような敷地にとっては素敵なグランドカバーになります。
クラウンベッチ(コロニラ・バリア)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 30cm~1.5m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | ピンク~白 |
開花時期 | 5月~9月 |
クラウンベッチ(コロニラ・バリア)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
クラウンベッチ(コロニラ・バリア)の栽培環境
日当たり・置き場所
クラウンベッチは日当たり、風通し共に良い場所が適しています。鉢植えでも育てることができます。
半日陰程度まで栽培可能ですが、日当たりは花つきに影響します。
用土
水はけの良い土が適しています。鉢植えは、市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。
クラウンベッチ(コロニラ・バリア)の育て方のポイント
水やり
根付いてからの地植えのクラウンベッチは、特に乾燥した時以外は水やりをする必要はありません。
鉢植えのクラウンベッチは、鉢の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。加湿を好まないため、水の与えすぎには注意しましょう。
肥料
肥料はなくても育ちます。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
クラウンベッチ(コロニラ・バリア)の詳しい育て方
選び方
葉の色がきれいな緑色で、株元から葉が芽吹いている苗を選びましょう。
植え付け
生長力が強い草花なので広いスペースに植え付けましょう。つる性ですが、地を這うというよりはふんわりと起き上がりながら生長します。(高さは30~40cm程度)それを考慮した場所に植え付けます。
仕立て方
生長力があるので地植え向きですが、鉢植えで行燈仕立てにしても見栄えがします。
剪定・切り戻し
伸びすぎたつるは適時刈り込みましょう。
花
花は5月~9月くらいまで開花します。日当たりの良さによって花つきに違いが出ます。
冬越し
冬のクラウンベッチは地上部分から姿を消します。耐寒性があるので特別な冬越しの必要はありません。
春になると地面から芽吹きが始まります。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けや種まきで増やすことができます。