水やり不要!置くだけで花が咲くマジックアマリリス
金子三保子
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球根を飾っておくだけで開花するマジックアマリリスをご存じですか?特徴や育て方、開花までの様子をご紹介します。
目次
マジックアマリリスとは?
マジックアマリリスとは、オランダの生産者さんが開発した特別なアマリリス。土への植え付け、水やり、肥料などは一切不要で、球根をただ置いておくだけで1か月半~2か月程度で開花します。まさに名前の通り魔法のようなアマリリスです。
飾り方は、テーブルに置いて管理するという方法のほかに、吊り下げて空間に飾る楽しみ方もできます。
マジックアマリリスの開花期
マジックアマリリスの球根の流通は、晩秋~初冬の頃。1か月半~2か月で開花し、開花時期は冬から早春にかけてです。置き場所の気温によって生長のスピードが違い、開花時期には個体差があります。
マジックアマリリスの育て方|開花までの様子
置き場所
室内の日当たりの良い場所で管理します。日差しが差し込む窓辺のようなところが最適です。
植え付け・水やり・肥料
土に植える必要はなく、球根の持っている栄養分で開花します。水やり、肥料も必要ありません。
開花までの様子
毎年、球根を購入するのは師走のころ。年によって置き場所を変えて試したみたところ、「日当たりの良い暖房のきいている部屋」と「日当たりの良い暖房をつけない部屋」では、発芽や開花までのスピードに違いがあり、室温が高い部屋の方が開花が早くなります。
いずれも購入してしばらくは何の動きもなく……
年が明けたころ、球根の頂点の割れ目から緑の芽が出てきます。何もしていませんが嬉しいものです(笑)
次第に緑の部分が増えてきます。
個体差はあると思いますが、1つの球根から2本程度の茎が出てきます。
ぐんぐんと力強い太い茎が伸び、皮がめくれ、つぼみ登場。1本の茎に複数の花がついているのは一般的なアマリリスと同じです。
一番花。花はいっぺんに開かないので長く楽しめます。見ごろを終えた花は、根元でカットすると美しい状態を維持できます。
複数の花が段違いに咲くので豪華。重量のある茎で傾きやすいため、球根を入れる器は重さに耐えられるデザインのものをセレクトするのがおすすめです。
華やか!それにしても土に植えずにこんなに大輪の花が咲くなんて不思議です。
今回ご紹介した緑の品種はスパイダー咲きと呼ばれる咲き方ですが、一般的なアマリリスの咲き方もあります。品種は少しずつ増えているようです。
花が終わったあとのマジックアマリリス
すべての花が終わった茎は根元でカット。球根に余力があれば次の花茎が出てきます。それを繰り返し、球根がやせてきたら終了です。
マジックアマリリスが置くだけで開花するのは初年度だけです。
花が終わったら球根の頭を出して土に植え(浅植え)、日当たりの良い外で通常のアマリリスと同じように水と肥料を与えて育てると翌春に開花します。
サフランなどの小さな球根で置くだけ栽培ができるものは昔からありましたが、ここまで大輪の花が置くだけで咲くなんてどういう改良をしているんでしょうね。ほんとに不思議なアマリリスです。
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