芝生に生える雑草を少なくするポイントとは?
LOVEGREEN編集部
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春雑草除草 | ||||||||||||
夏雑草除草 |
芝生の上を裸足で歩きまわるのは、とても気持ちが良いですね。
ご自宅のお庭でもお子さんのことを考えて、芝生にしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、芝生をはってからしばらくすると、雑草がチラホラ出てきます。除草しなければと思いつつ、ついつい見なかったことにしたくなります。
そもそも、芝生に生える雑草を少なくできないものか…
今回は雑草の発生を少なくする方法と芝生の雑草の種類についてご紹介します。
目次
芝生を植えて雑草の発生を少なくする方法
芝生を植えて1,2年の間は比較的美しい芝生を保つものですが…4~5年もたつとあちらこちらにトラブル発生なんてことに…。
そんな芝生のトラブルの一つ、もしかして一番厄介かもしれない雑草の存在。その雑草の発生を少なくする方法は何でしょうか?
1.芝の刈高を高くする。
芝刈機の刈り高を25㎜以上に設定すると背の低いスズメノカタビラなどの発生はある程度抑えることが出来るそうです。
2.秋から冬の芝の肥料を控える。
雑草がかなり発生している場合、高麗芝などの休眠期にあたる秋以降に肥料を施すと雑草の発生が増しますので、その期間の肥料は控えます。(生育順調な芝の秋の肥料は、春の芝生の芽吹きがよくなります。)
3.芝生を密に保つ。
雑草が侵入しにくい環境を作るため、日頃から芝生の手入れを行い、密な芝生に育てる。
4.オーバーシーディング。
雑草が入り込む隙をなくすため、夏芝と冬芝を一年中育てます。
しかし…
芝生の管理にとって何よりも大切で、安心安全なことは、除草作業なのです。
美しい芝生を管理するためにも、まずは私たちの強敵である雑草たちの種類や特徴をお勉強しましょう。
芝生の雑草の種類
雑草の種類
雑草は種子で増えるものと地下茎で増えるものに分類できます。
種子で増えるもの
種子は雨・風・動物などによって運ばれ、発芽から数か月程度で種子を作る種類もあり、繁殖力は非常に強く 一株で数十万の種子を生産するものや、種子の寿命が数十年あるものまであります。
通常、雑草の生えていない土地でも 土中に数万個の種子が存在すると言われており、環境さえ整えばすぐに発芽・生長しだします。そのため雑草の種子の飛来侵入を防ぐことは、密封されない限り実質不可能とされています。
夏雑草・一年生雑草
生育期間が4~10月の雑草で、春から夏の高温期を中心に生育する雑草のことをさします。
春に芽を出してその年のうちに種子を作り、枯れていく雑草ですが、たくさんの子孫を種子として残し越冬、翌春またたくさんの種が芽吹き出します。
メヒシバ
1株で1000粒の種子をつけるとも言われているので注意が必要です。
オヒシバ
茎、葉ともに丈夫で根も太いため株が大きくなると引き抜くのがとても大変です。
春雑草・越年生雑草
生育期間が10~6月の雑草で、秋から翌年の初夏にかけて冷涼期に生育する雑草のことをさします。
秋に発芽して冬を越し、春に花を咲かせて種子を作ります。
スズメノカタビラ
太古の昔から変わらずそこに存在してきて、原産地も定かでないほど世界中に広まっているスズメノカタビラです。
ヒメジョオン
明治初期に渡来し、各地に広がった帰化植物です。種子で増える雑草は、一般的に小さければ小さいほど除草が簡単です。雑草が小さいうちに手取り除草、もしくは雑草が発芽する前に土壌処理剤(発芽防止剤)を使って対策するために、春雑草、夏雑草の種類を把握しましょう。
種子で増える雑草の除草における注意点
雑草の種付け後や、穂がついてしまった後の刈り込み除草は、種子を拡散させてしまいます。なるべく手取り除草で静かに抜き、拡散させないようにしましょう。
\次は多年生雑草・地下茎で増える雑草/
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