あの国のお花を知ろう!~アジア12ヶ国編~
LOVEGREEN編集部
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国花って、ご存じですか?文字通り国を象徴する花のことです。ない国もあるのですが、多くの国家では、この国花が指定されています。さまざまな国にはさまざまな国花があり、そこには国民や政府や王室の思いが込められています。
世界の国花を知ることを通じて、海外の国々へ思いを馳せるのも楽しいのではないでしょうか。今回はアジアの国花をご紹介します。
国花とは?3つのポイント
1.花じゃないこともあるの?
国花は国の象徴となる花ですが、必ずしも花とは限りません。農作物や樹木のこともあります(それらが国果、国樹として別に指定されていることもあります)。
2.どうやって決めるの?
国花を指定する方法は各国でことなります。たとえば投票で決めたり、伝説や慣習のなかの植物を指定したり、王室などの象徴として用いられてきたものを指定したりする場合があります。
3.法律で決まってるの?
多くの国では公的な手続きや法律に基づいているわけではありません。私たちの国日本でも法定の国花はなく、古来から親しまれてきた桜や皇室の象徴である菊が国花として扱われています。
世界の国花~アジア12か国編~
1.日本
国花:菊、桜
昔から人々に愛されてきた桜と、皇室の家紋に用いられている菊。もちろんどちらも親しみのある花ですよね。
2.韓国
国花:ムクゲ
国章のモチーフとしても、国歌の一節としても親しまれています。今までは法定で指定されてはいませんでしたが、2016年夏正式に指定する法案が作られました
3.中国
国花:梅、牡丹
現在国花制定中ですが、もっとも有力な候補がこの2種類です。どちらも中国の歴史や文化とは切っても切り離せない花でしょう
4.インド
国花:ハス
インドと言えば仏教とヒンドゥー教。ハスは仏教においては極楽浄土の花であり、ヒンドゥー教の神話や聖典で何度も出てくる花です。
5.トルコ
国花:チューリップ
ちょっと意外に思う方もいるでしょう。しかし、トルコを含めた中央アジアはチューリップの原産地で、古来から刺繍や絨毯の模様として親しまれてきた花なのです
6.シンガポール
国花:ラン(バンダ・ミス・ジョアキム)
バンダ・ミス・ジョアキムとはシンガポールで作られた世界最初のランの交配種です。
7.マレーシア
国花:ハイビスカス
ハイビスカスの5枚の花びら一つ一つに意味があるそうです。
8.タイ
国花:ゴールデンシャワー
別名ナンバンサイカチ。夏のタイはこの花の色で埋め尽くされます。輝かしい黄色はタイで広く信仰されている仏教の色であり、タイ国王生まれた月曜日の色でもあるそうです
9.ベトナム
国花:ハス
インドと同じく、ベトナムの国花もハスです。現地では「セン」と呼ばれています。
10.インドネシア
国花:ジャスミン
インドネシア土産といえばジャスミン茶ですね。
11.フィリピン
国花:ジャスミン
インドネシアと同じジャスミンが国花です。フィリピンではサンパギータ、インドネシアではメラティと呼ばれています。
12.サウジアラビア
国花:バラ
イスラム教の儀式では、バラが使われるそうです。
いかがでしたか?
なるほどと思う国もあればちょっと意外な国もありますが、どの国花にもその国の人々の思いが込められていることがわかりますね。次回はヨーロッパの国花をご紹介します。ぜひご覧ください。
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