水陸両用植物「ウォーターマッシュルーム」をビオトープに植えよう
持永久美子
このライターの記事一覧
ウォーターマッシュルームは、名前の通りウチワ状に丸くコインの形にも見えるのでウォーターコインとも呼ばれています。出回っている名前の通りマッシュルームのようにも見えますね。今回はこのウォーターマッシュルームを使ってビオトープに作ってみましたので、ご紹介します。
目次
ウォーターマッシュルームとは
ウォーターマッシュルームの和名はウチワゼニクサといい、名前の通りウチワ状に丸くコインの形にも見えるのでウォーターコインとも呼ばれてます。出回っている名前の通りマッシュルームのようにも見えますね。ウォーターマッシュルームは丸い葉が次々に茂って生長する水生植物です。
ウォーターマッシュルームは鉢植えや水苔植え、ハイドロカルチャーなど水上葉としても楽しめる他、お水の中にどぼんと入れてしまって水草としてアクアリウムでも育てる事ができます!ウォーターマッシュルームを鉢植えなどで育てると株が大きくなりやすく水上葉も丸い葉が5cm位まで大きくなります。水中で水草として育てる場合は水上葉より葉が小さめに展開するようです。水陸両用の植物なので使い勝手が色々ありそうですね。
ビオトープとは
「ビオトープ(Biotop)」はギリシャ語から派生した造語で、そのまま訳すと生物空間、多種の生物が生息できる場所を意味します。
水辺の生態系をお庭やベランダの一角で人工的に再現したものです。メダカやヌマエビ、タニシなどの生物と睡蓮やハス、水草などの植物を用いて一つの生態系を作り上げます。メダカの餌やりも苔やプランクトンなどを食べるので通常より少なめでOK、ボウフラもわきにくく、エビ達は苔や藻を食べて水槽内を綺麗に保ってくれるので水替え回数も少なく管理が楽ちんです◎そして何より水辺の風景を家で感じる事ができ、メダカやエビたちの可愛らしい姿に癒されます!
早速ウォーターマッシュルームを我が家のビオトープへ!
今回はビオトープに「ウォーターマッシュルーム」を取り入れたいと思い購入しました。毎年「ホテイアオイ」や「フロッグピット」などの浮草を浮かべてましたが今年はこの「ウォーターマッシュルーム」を浮き草がわりに水面に広がらせたいと思います!
我が家のビオトープの容器は置き場所がマンションのベランダなので軽量&シンプルなイケアの植木鉢カバーを選びました。陶器の睡蓮鉢にも憧れていますが、プラスチックで軽量なので移動などが楽にできるので5年程愛用しています。デメリットはプラスチックで黒色なので水道のカルキでしょうか?洗っても取れない汚れがついてしまっています。
ちなみにこのビオトープにはメダカとミナミヌマエビ、ヒメタニシ、マシジミ、水草が生活しています。
今は水草しか入れていないさみしい状態なのでウォーターマッシュルームを鉢ごと沈め入れたいと思います。購入してきたポット苗のものを鉢に植え替えます。
今回は水草用の用土(ピュアソイル)が家にあったのでこの土を使いました。
植え替え完了!
ウォーターマッシュルームを植え付けた鉢ごとビオトープにどぼんと投入します!すっぽり葉も全て水の中へ。
メダカが早速ウォーターマッシュルームに近寄ってきました。
メダカは興味津々!花芽をつついたりしています。とってもかわいいです。
投入翌日、水中に入ってたウォーターマッシュルームの葉が水面に2枚伸びて出てきてました。これから水面一面に広がってくれる事を期待したいです!
株分けをして鉢植えにも。
植え替え時に少しだけ株分けして鉢植え用にしました。室内でこの丸い葉を楽しめるのは嬉しいですね。
ガラスに鉢ごと入れて水をはり、日当たり・風通しの良い窓辺で管理してみます。このように水をためて管理する場合は夏場に水が高温にならないように注意が必要です。
ウォーターマッシュルームは丈夫で育てやすく、匍匐茎でランナーが伸び、どんどん増やすことができるので沢山増やせます。苔玉やハイドロカルチャー、アクアリウム等色々なアレンジでこの可愛い丸い葉を楽しみたいですね。これからの季節は小さな花も咲きます。寒さには弱いので秋ごろに鉢ごと室内に取り込み、越冬させれば春先にまた芽吹いてきて楽しめます。比較的丈夫で育てやすい植物なので気になった方はお店を探してみてくださいね。
▼編集部のおすすめ
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「水陸両用植物「ウォーターマッシュルーム」をビオトープに植えよう」の記事をみんなにも教えてあげよう♪