編集部のこぼれ種#46「NHK連続テレビ小説らんまん最終週ですね」
とまつあつこ
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植物と一緒に暮らしているLOVEGREEN編集部の、何気ない出来事や発見、雑談などなど……日々の一部をふらっとのぞいてみてください。今回は、植物学者の牧野富太郎博士が主人公のモデルとなっているNHK連続テレビ小説「らんまん」がいよいよ最終週を迎え、牧野博士が残した名言を思い起こしているお話です。
編集部のこぼれ種#26「牧野富太郎博士が愛した植物園|牧野記念庭園に行ってきました♪」
NHK連続テレビ小説「らんまん」が始まるのを楽しみにしていたのは今年の3月。早いものでもう9月の末になり、最終週となってしまいました。(涙)ロスの気持ちが強すぎて、また何かの形でカムバックしてもらえることを期待してしまいます。
スエコザサ
ドラマの中で、様々な登場人物の心に残る名セリフがたくさんありましたね。一番感動したセリフはどれかなどはとうてい決めきれないのですが、とても感動したシーンを1つお話ししたいと思います。
牧野植物園オンラインショップで購入したノジギク柄のクリアファイル
自慢の菊を持ち寄って競う「菊くらべ」の日に華やかな菊が並ぶ中、寿恵子は楚々とした菊の原種のノジギクを持参した場面がありました。
菊は唐の国から渡ってきた花で、日本人の手によって華やかな菊に改良されたことを説明し、日本にもノジギクという原種の菊が自生していて、どちらの菊にも優劣はなく、原種のノジギクと華やかな菊たちがともにそろえば、大陸と海や、長い年月にわたる日本人の総意工夫に思いをはせることができましょう。と説明した寿恵子の姿が凛としていてものすごくカッコよかったのを覚えています。
また、万太郎の言葉を借りながら、日本人には花を愛する心があることや、みんなに花を愛でる思いがあれば争いも起こらないはず。と伝えたところにもぐっときました。
牧野富太郎博士が残した名言として「雑草と言う名の草はない」が有名ですが、「わが姿たとえ翁と見ゆるとも心はいつも花の真盛り」「私は植物の愛人としてこの世に生まれ来たように感じます。あるいは草木の精かも知れんと自分で自分を疑います。」「植物を愛すれば、世界中から争いがなくなるでしょう。」など、他にもたくさんの言葉を残されています。
1,500種類以上の植物を発見・命名し、日本の植物分類学の基礎を築いた一人である牧野博士の著書「牧野日本植物図鑑」は、今なお研究者や愛好家の必携の書とされています。植物を知ることの大切さを子どもから大人にまで広く伝えたその思いは、図鑑や標本とともに後世に引き継がれています。
植物好きとしては、らんまんが終わってしまってもその思いはずっと繋がっていくと信じ願います!みんなで植物を愛でましょう。らんまんフォーエバーです。
▼愛のある雑草図鑑はこちら
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