私は限りなく植物側の人間。
LOVEGREEN編集部
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-普段のボタニカルライフを教えてください。
田舎生まれ自然育ちなのに普段は超都心で生活しているので、たまに息苦しさを感じてしまうことがあります。
そのため、普段は意識して自然の中に身を置くようにしています。
犬の散歩の時も、植物ばっかり見ながら歩いてます。
ここの山茶花は毎年かわいい花を咲かせるな、とか。
人のお家のお庭や植栽にもいつも注目してます。
あとは、ちょっと特急列車に乗って長野に行ってみたり、電車で行ける場所で山登りをしてみたり。
自然の中に飛び込んで、たくさんの植物と触れ合うことで、自分の中のバランスが保たれていると感じます。
-よく行くショップやおススメのショップを教えてください
植物は、市場や生産者さんのところで買うことがほとんどなので、ふらりと行くことが多いお花屋さんを紹介しますね。
渋谷にあるLADY BUGSというお花屋さん。東急本店通りにあります。
私好みのお花を置いていることが多いので、1本だけ買いに行ったり、ブーケをお願いしたりすることが多いです。
あとは代々木上原のMugihanaさんも、他のお花屋さんでは見られないお花がセレクトされていて見応えがありますよ。
-もらいたい花束について教えてください
植物も花もそして身につけるモノでも、少し変わったものが大好きなので、花束でも個性的なものや雰囲気のあるものがいいですね。
具体的に花の名前を挙げると、紫色のバンダだけを使った花束とか。
プロテアなどネイティブフラワーだけの花束とか。
私が人にお花を贈る際も、その人を思い浮かべて、少し個性のあるお花を選ぶようにしています。そのほうが印象に残るでしょ。
-どういった経緯で、今の仕事に就いたのか?
学生時代は植物の研究をして一生暮らしたいと思っていたのですが、普通にサラリーマンになるかと思い直して。
大学院時代に普通に就職活動をして、でもやっぱり植物に関わっていたいとの思いが強かったので野菜の種苗メーカーに入社しました。
その数年後に生物系の知識を活かして働ける外資系の自由な社風の医療系のメーカーに転職し、専門職を数年間やっていました。
生物系だけど植物とは関係がなく、都心のオフィスでPC仕事の毎日。
学会参加で海外や地方に出張する機会は多々あったけど、それすらなんだかつまらなくなってしまって。
私が一生かけてやりたいことってこれなのかなあと悩む日々が始まりました。が、悩むくらいならまず行動を!という性格なので、植物の室内装飾の分野を勉強する学校に週末通いはじめました。
独立するための学校ではなかったのですが、これなら少しずつ始められるのではと思って。
そしてサラリーマンの傍、フリーランスで植物の仕事を始めました。
まずは知り合いのオフィスなどから依頼をいただいていましたが、そのうちお庭だったり、ライブでの植物装飾だったり、渋谷のとある植栽スペースの植物とツリーとイルミネーションなんてお仕事も経験させてもらいました。
そんな中で感じたのは、室内で枯れていく植物の多いこと。
基本的に環境にあった植物をオススメしますが、クライアントの意見も大事ですし、枯れることを承知で導入することもありますし、一時的なイベント装飾のために使い捨てることもあります。自分がやらなくとも、そういった現場をたくさん見てきましたし。それが悲しくなってしまって。
もちろん、植物を商売にしている人にとっては、植物は枯れてくれなくては困るという意見も聞くし様々な立ち位置があります。
でも、選択肢は多いほうがいいなと思いました。
室内に置いておくことのできる多肉植物って、なかなかないじゃないですか。
それが多肉植物のクッションである、TANICUSHION®を立ち上げた理由の一つです。
室内を緑化する手段の一つとして、TANICUSHION®があってもいいなって。
-お仕事の様子-
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