固定概念を捨てて、もっと植物を通し、様々な表現をしていきたいと思っています。

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-岡本さんの花の飾り方は暮らしに寄りそうように、空間に溶け込んでいながらも、花の美しさや個性がひきだされているなと感じました。花を飾る時、大事にしていることはどんなことですか。

基本は自分が見ていてホッとするものがまず基準ですね。

ホテルのロビーに飾ってあるような、すごい豪華な花も美しいし好きです。けれど、それはホテルのロビーにあるから素敵なわけで、それを「どうぞお持ち帰りください」となったとして、家に持ち帰って飾っても多分ソワソワするはず。じゃあ、ホッとする花ってなんだろうと思ったら、わざと「花です!」と飾ってあるのもときめくけど、日頃のことを考えると、目に止まるような止まらないような。そしてどこか懐かしいような。

大輪のバラがどっさりと50輪あるより、その辺で摘んできたかのような、だけどやっぱりちょっと懐かしいのに新しいというところがバランス。加減によっていくらでもカッコよくできるし、懐かしく田舎っぽくもできる。この加減が常に大事かな。

-これからの活動や、今後の目標、夢を教えてください。

お花を仕事にしているのはお花やさんだけではなくて、自由にもっと発想を変えたら、いろんなシーンにお花をいけたりする人や育ててる方もいます。もっと花を通して固定概念を捨てて、もっと植物を通していろんな表現をしていきたいなと思っています。できるかわからないし、もっと先のことだと思うけど、舞台とか演出だったりを演技と組み合わせるとか。舞台に花を添えることはあったのですが、何がいいってライブなんですよね。いけたものを次の日見に行ったら形が変わっているし。ライブだから。生きていることってすごいことだから。人も花も。ライブで表現できることをしていきたいです。

 

―最後に一言お願いします。

花を取り入れてみたいと思っている方や、まだやったことがない方。花瓶も持っていないとか、もう花をやってはいるけれど、これで合っているのかなと思いながらやっている方などもいて。全部お料理とかと一緒で、野菜を買う時も最初は一人暮らしを始めて一人で野菜を買う時に、実は後から考えたら「これは高かったな。」とか、「あまり日持ちしないの買っちゃたな。」とかあると思います。

教科書で学ぶだけではなく、植物枯らしちゃったもそうですけど、買ってみてどうやったら楽しめるか自分なりに怖がらず、場数を踏んで行って欲しいと思います。やりたいけどやっていないというのはどの分野でもそうですが、結構もったいないことだと最近思って。興味のないことを無理やりする必要はないですが、ちょっと興味のあることはやってみるというのも一つの手だと思います。

―岡本さん、ありがとうございました。

岡本さんのアトリエはドライフラワーや生花、ビカクシダなど様々な植物で溢れてました。緑溢れる空間は都心の中にいることを忘れてしまうくらい。

5月13日に発売の著書「はじめてのスワッグ」(文化出版局)では作り方や、花の選び方組み合わせなどを解説しています。花のある暮らしがより楽しくなる一冊になるはず。

今後の活動などはHPや、SNSでチェックできます。ぜひチェックしてみてくださいね。
Tyny N:http://www.tinynflower.com
Instagram: hanaikeshi (https://www.instagram.com/hanaikeshi/)

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