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フウセンカズラ|花や実、種の時期や特徴、育て方

フウセンカズラについて、花や実、種の時期や特徴、育て方、さらに鉢植えでの育て方について紹介します。

目次

フウセンカズラとは?基本情報

フウセンカズラとは?フウセンカズラ基本情報

  • 学名:Cardiospermum halicacabum
  • 科名:ムクロジ科
  • 属名:フウセンカズラ属
  • 分類:つる性一年草

フウセンカズラの特徴

フウセンカズラは名前の通り、風船のように膨らんだグリーンの実が可愛らしいつる植物です。フウセンカズラは寒さに弱いので日本では一年草として扱われていますが、熱帯では多年草です。フウセンカズラの若い枝を食用にする国や地域もあります。

フウセンカズラは、名前の通り風船のように膨らんだグリーンの実が可愛らしいつる植物です。寒さに弱いので日本では一年草として扱われていますが、熱帯では多年草です。若い枝葉を食用にする国や地域もあります。

フウセンカズラは生長が早く、放っておくと3mくらいまで伸び、葉の脇から巻きひげを伸ばし、くるくると周囲に絡みついていきます。巻きひげはとても細く柔らかく、フェンスやトレリス、他の樹木はもちろん、他の草花にも巻き付いていくほどです。隣に植えてあった花にまで巻き付いている様子は、とても微笑ましく、かわいらしい光景です。

フウセンカズラの名前の由来

フウセンカズラという名前は、漢字では「風船葛」と書きます。葛(かずら)というのは、つる植物のこと。風船のように膨らんだ実を付けるつる植物だからフウセンカズラというのが名前の由来です。

フウセンカズラの英語の名前

  • フウセンカズラの英名:Balloon vine(バルーンバイン)

balloon(バルーン)は風船、vine(バイン)はつるのことです。フウセンカズラは、英語の名前も日本語と同じように風船のようなつる植物という意味でした。

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フウセンカズラの花の時期や特徴

風船のような実ばかりが注目されがちなフウセンカズラですが、実はとても可愛らしい花を咲かせます。フウセンカズラの花の時期は6月頃~9月です。花びらは4枚、直径3~5mm程度の小さな白い花を枝の先に数個咲かせます。  フウセンカズラの花はとても小さく、葉の影で見逃してしまうくらいです。次回フウセンカズラを見かけたら、小さな花を探して見てください。

フウセンカズラの花が咲く時期は、7月~9月です。花びらは4枚、直径3~5mm程度の小さな白い花を枝の先に数個咲かせます。とても小さな花なので、葉の陰になって見落としてしまうほどです。次回フウセンカズラを見かけたら、目を凝らして花を探して見てください。

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フウセンカズラの実の時期と特徴

フウセンカズラは漢字で書くと風船葛。名前の通り風船のような可愛らしい果実を実らせます。フウセンカズラの実は直径3㎝程度で、淡いグリーンです。膨らんだ実には縦に皺が入っているのが特徴です。

フウセンカズラは、名前の通り風船のような可愛らしい果実を実らせます。フウセンカズラの実がなるのは8月~10月、直径3cm程度で、色は淡いグリーンです。膨らんだ実の表面に、縦に皺が入っているのが特徴です。

 

フウセンカズラの実は熟すに従い、淡いグリーンから茶色く変化していきます。フウセンカズラの種の収穫は、実が茶色く熟すのを待って採取してください。グリーンの実を裂いてもグリーンの実しか出てきません。急いては事をし損じてしまいます。

フウセンカズラの実は、熟すに従って、淡いグリーンから茶色へと変化していきます。種の収穫は、実が茶色く熟してから。グリーンの実を裂いても、まだ未熟な白っぽい種しか取れません。未熟な種はまいても発芽しないので、熟してから収穫してください。

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フウセンカズラの種の特徴

フウセンカズラは風船のように膨らんだ実が可愛らしいのですが、この中にさらに可愛らしい種が入っています。ひとつの実の中が3つに分かれていて、その中に1つずつ種が入っているのが特徴です。つまり1つの風船のような実から3つの種を採れます。

フウセンカズラは風船のように膨らんだ実がかわいらしいのですが、この中にさらにかわいらしい種が入っています。1つの実の中が3つの部屋に分かれていて、その中に1つずつ種が入っているのが特徴です。つまり1つの風船のような実から3つの種が採れます。

 

フウセンカズラの種はよく見ると、黒地にベージュのハート柄になっています。さらにハートの部分にペンで小さな点を2つ描き入れるとサルの顔のようになります。  フウセンカズラの種の収穫は、実が茶色く熟すのを待って採取してください。グリーンの実を裂いてもグリーンの実しか出てきません。急いては事をし損じてしまいます。

フウセンカズラの種はよく見ると、黒地にベージュのハート柄になっています。さらにハートの部分にペンで小さな点を2つ描き入れるとサルの顔のように見えます。ただそれだけのことですが、どうしても書き入れたくなるので、毎年1度はサルの顔にして遊ぶことにしています。

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フウセンカズラの育て方

フウセンカズラの育て方を紹介します。

フウセンカズラの育て方を紹介します。

種まき

フウセンカズラの種まきは春、霜の心配がなくなった頃に行います。種の殻が硬く発芽しにくいので、一晩水に浸けておくか、少しだけ表面にナイフ等で傷を付けると発芽しやすくなります。

植え付け、用土

フウセンカズラの苗の植え付けは5月~6月に行います。夏の猛暑が続くようになる前に済ませるのがコツです。

日当たり、水はけの良い場所を好みます。植え付け後は肥料を与えなくても育つように、植え付け時に元肥を施すようにしてください。もしくは、植え付け前に腐葉土を漉き込むなどして土壌を肥沃にしておきましょう。

水やり

表土が乾いたらたっぷりと与えます。夏は気温が上がる前の早朝か、夕方涼しくなってから行ってください。日中に水やりをすると、土中の水分が温まってお湯のようになってしまい、根に負担がかかるので注意しましょう。

病害虫と対処法

フウセンカズラは比較的病害虫の被害にあいにくい植物ですが、乾燥が続くとハダニが発生します。葉の色が悪くなってきたら葉裏を確認し、傷んだ葉は除去します。また、葉裏まで水をかけて、ハダニを洗い流す方法も有効です。対処法は、日頃から乾燥させないように、水やりを行うことが一番です。

仕立て方

フウセンカズラは巻きひげを伸ばし、他のものに絡んで生長していくつる植物です。近くにトレリスやフェンスなど誘引できるものを用意しましょう。こまめに様子を見て、大切な庭木や草花に絡みついているようであれば外します。

巻きひげを伸ばし、他のものに絡んで生長していくつる植物です。近くにトレリスやフェンスなど誘引できるものを用意しましょう。こまめに様子を見て、大切な庭木や草花に絡みついているようであれば外します。

 

フウセンカズラは生長が早いので、つる植物の特徴を生かしたグリーンカーテンにもおすすめです。

フウセンカズラは生長が早いので、つる植物の特徴を生かしたグリーンカーテンにもおすすめです。

肥料

フウセンカズラは植え付け時にしっかりと元肥や腐葉土を混ぜ込んでおけば、その後は特に施肥の必要はありません。生長が悪い時などは様子を見て与えるようにしましょう。

摘心

フウセンカズラは植え付け後15~20㎝ほどまで生長したところで一度枝の先端をカットしましょう。そこから枝分かれして花数が増えていくので、実もたくさん収穫できるようになります。この作業を摘心と言います。

▼摘心について詳しくはこちら

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フウセンカズラは鉢植えで育てられます。

フウセンカズラ

フウセンカズラは鉢植えでも育てられます。

用土、置き場所

フウセンカズラの鉢植えは、日当たりの良い場所で管理します。生長が早く、大きくなるので、購入時よりも大きな鉢に植え付けます。用土は、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

鉢植えの誘引

鉢植えで育てる際も誘引できるものの近くで管理しましょう。

鉢に直接支柱を立てて、誘引していく方法もおすすめです。ホームセンターや園芸店で扱っている支柱を利用してあんどん仕立てにもできます。

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フウセンカズラは、庭植えでも鉢植でも育てられ、花も実も、種まで可愛いつる植物です。生長が早くよく繁るので、グリーンカーテンにもおすすめの植物。お家でフウセンカズラを育てて、涼しげな葉と風船のような実を楽しみましょう。

 

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