バタフライピーとは?育て方、花の特徴や色の仕組み、グリーンカーテンの作り方

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金子三保子

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バタフライピーはマメ科のつる性の多年草のハーブ。暑さにとても強く、つるをぐんぐんと生長させるのでグリーンカーテンにすることもできます。暑い夏にたくさんの花を咲かせるバタフライピーの魅力と育て方についてご紹介します。

目次

バタフライピーとは?

植物名:バタフライピー 学名:Clitoria ternatea 科名:マメ科 属名:チョウマメ属 和名:チョウマメ 別名:クリトリア 分類:多年草(日本では一年草扱い)

  • 植物名:バタフライピー
  • 学名:Clitoria ternatea
  • 科名:マメ科
  • 属名:チョウマメ属
  • 和名:チョウマメ
  • 別名:クリトリア
  • 分類:多年草(日本では一年草扱い)

バタフライピーの特徴

バタフライピーは、マメ科のつる性の草花です。原産地では多年草扱いですが、冬の寒さに弱いため、日本では一年草として扱われています。バタフライピーは暑さにはとても強く、真夏でもつるをぐんぐんと生長させ、たくさんの花を咲かせます。澄んだ青い花はとてもきれいです。

バタフライピーの花の青には、アントシアニンという天然の青い色素が含まれ、お茶として煎じるときれいな青いお茶になります。ハーブのマロウティーと同じく、レモンなどの酸性の液体を垂らすと青からピンクに変化します。

バタフライピーの若いさやは、食べることができます。花はフレッシュでもドライでも利用することができます。

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グリーンカーテンにもなるバタフライピー

バタフライピーはツル性植物で、1~3mくらいほどに生長します。このツル性であることと、夏の暑さに強いことを生かして、夏のグリーンカーテンとして楽しむこともできます。

バタフライピーはつる性植物で、1~3mくらいほどに生長します。このつる性であることと、夏の暑さに強いことを生かして、夏のグリーンカーテンとして楽しむこともできます!

バタフライピーは葉の色が若緑色で明るい色をしています。そこに毎日青い花が次から次へと開花するので、とても涼やかな雰囲気。ひとつひとつの花は一日花です。

 

東南アジアが原産のバタフライピー。東京の暑さにも勢いが衰えることなくぐんぐんと生長し、花は秋まで楽しむことができます。

東南アジアが原産のバタフライピー。東京の暑さにも勢いが衰えることなくぐんぐんと生長し、花は秋まで楽しむことができます。

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バタフライピーの育て方

バタフライピーを育てる場所は、日当たりと風通しの良い場所が向いています。鉢植えでも地植えでも育てることができますが、地植えの方が丈が高くなります。鉢植えでグリーンカーテンにしたい場合は、大きなサイズのプランターを使用しましょう。

バタフライピーを育てる場所

バタフライピーを育てる場所は、日当たりと風通しの良い場所が向いています。鉢植えでも地植えでも育てることができますが、地植えの方が丈が高くなります。鉢植えでグリーンカーテンにしたい場合は、大きなサイズのプランターを使用しましょう。

苗の流通

バタフライピーの苗の流通は、ゴールデンウィーク頃からです。ハーブのコーナー、もしくはグリーンカーテン用の素材コーナーに置かれていることが多いようです。

種まき

バタフライピーは種から育てることもできます。種まきは5月以降が適時です。移植を嫌うので、直まきか、ポット苗に直まきして植え付けまで育てるのが簡単な方法です。

バタフライピーは種から育てることもできます。種まきは5月以降が適時です。移植を嫌うので、直まきか、ポット苗に直まきして植え付けまで育てるのが簡単な方法です。

植え付け

バタフライピーは移植を嫌う性質なので、根を傷つけないようポット苗から優しく抜き取って植え付けます。生長しすぎてしまうとつるが絡まって植え付けしづらいので、早めに植え付けた方がよいでしょう。

植え付け時に用意するもの

バタフライピーは、とても生長力のあるつる性植物です。直立できないので、行燈仕立てにするか、フェンスやトレリスなどに這わせる何かが必要です。伸びたつるは、定期的に誘引して管理していきましょう。

摘芯

バタフライピーの丈が10cm以上になったら、茎の先を摘芯すると、摘んだ下からわき芽が伸びてくるので、これを何度か繰り返し、茎の数を増やし、ボリュームを出していくことによって、たくさん収穫できる株になります。

バタフライピーの花

6月から9月までの長い期間開花します。日によって花が多い日と少ない日があります。バタフライピーの花は一日花なので、花をお茶などに使用したい場合はその日、その日で摘み取っていきます。フレッシュで使いきれない場合は、天日干しで乾燥させると保存可能です。

6月から9月までの長い期間開花します。日によって花が多い日と少ない日があります。バタフライピーの花は一日花なので、花をお茶などに使用したい場合はその日、その日で摘み取っていきます。フレッシュで使いきれない場合は、天日干しで乾燥させると保存可能です。

増やし方

バタフライピーは種で増やすことができます。花のあとに緑のさやができ、その中に種が入っています。

バタフライピーは種で増やすことができます。花のあとに緑のさやができ、その中に種が入っています。

 

種をとりたい場合は、さやが茶色くなってきてから収穫しましょう。

種をとりたい場合は、さやが茶色くなってきてから収穫しましょう。

 

バタフライピーの種

バタフライピーの種

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バタフライピーの楽しみ方 | 利用法

バタフライピーは花の他、若いさやも食べることができます。花はハーブティーとして楽しめ、フレッシュでもドライでも利用することができます。

バタフライピーは花の他、若いさやも食べることができます。ハーブティーはフレッシュでもドライでも利用することができます。

バタフライピーの花は、日によって花が多い日と少ない日があります。一日花なので花をお茶などに使用したい場合は、その日、その日で摘み取っていきます。

バタフライピーティー

単体でも癖のないハーブですが、レモングラスなど好みのハーブとのブレンドティーとしても楽しむことができます。

バタフライピーとレモングラスのブレンドティー

とてもきれいな色で癒されます。

 

バタフライピーのハーブティーは、レモンやライムなどのしぼり汁を数滴たらすと、青からピンクに変化します。

バタフライピーのハーブティーは、レモンやライムなどのしぼり汁を数滴たらすと、青からピンクに変化します。

▼バタフライピーティーの作り方や楽しみ方をご紹介しています。

 

バタフライピーティーのアイスキューブ

バタフライピーを使って青いアイスキューブを作ることができます。透明感のある青いアイスキューブは、涼し気でおしゃれなドリンクになるのでおもてなしにおすすめ!

▼バタフライピーのフラワーアイスキューブの作り方と楽しみ方

 

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夏の間中、美しい青い花を咲かせてくれるバタフライピーを育ててみませんか?

 

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フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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